ゴーバス感想。
最終回直前の今、あえて出しますが。
まとめると、「ゴーバスターズって特撮としてドラマとしてすっごくおもしろかったけど、同人的にはハマれなかったんだよねー」ていう内容です。
ニッカリズムがなんで去年動かなかったかを知りたい方はどうぞ(いるのか)。
作品は絶賛してますが、ある意味全てのカップリングを否定してますのでご注意ください……(笑)
ゴーバス、まだ終わってないけどすごくおもしろかったです。
そもそもの設定がものすごくハードで、そこに乗っけてるドラマもハードで、劇場版になるとそのハードさがさらにアップ! とにかくこの世界観を貫くぞ!っていう姿勢がよかった。
ドラマも前提も複雑で難しかったけど、子供にはかっこよければそれでいいんだよ!!っていう派手さも満載でしたし。動物モチーフのわかりやすさも好感度大ですね。
ちょっとしたことなんだけど、劇場版の森下の「まさか……イプシロン!?」っていうセリフがすごい好き。イプシロンがなんだかわかんないし、そもそもアルファベータガンマetcがどこまで出てたかとかどれがどれとか全くわかってないにも関わらず、彼の緊迫感だけで「まさか!?」って思っちゃったもの。
ゴーバスってそういうテンションだけで盛り上がれる部分が多くて、マジメに見てなくても毎回楽しかったです。これって子供番組として大事なことだと思うのね。
これだけかっこいいんだからアクション一辺倒でストーリーを軽く済ませることもできたのに、きちんと物語が展開していくのはさすがって感じで。盛り上がりすぎて、最終回を何回やる気かとハラハラしました(笑)。
カップリング的にも好みの関係ばっかでした。
まずキーは最年長のリュウさんね。世話焼きお兄さんキャラと、裏がありそうなメンタリティが超ツボ! 実力はあるけど若造でとがってるヒロムとどう折り合いをつけていくのか。そのへんの過程も含めて、理想的な年下攻め×包容受けですよね。
と思ったらジン先輩ですよ。尊敬する年上の人なのに、自分よりも若い姿で現れて、でもやっぱり先輩。振り回されるだけかと思ったら、リュウジも意外にしたたかになってきたり。これはズルイ。二重三重の逆転構造がおいしすぎる!
司令官も外せません。最初はヒロムパパとなんかありそうな感じで、ヒロムに対してはいろいろ思ってそうだったし。リュウジとは13年を生き抜いてきた同志的な面もあったし。ジンが出てきたら振り回されっぱなしだし。森下というかくし球もいて、ホントおいしいポジションでした。
ジン先輩を軸にして、昔の男くろりんと今の男リュウジのあいだで「でもオレ生身じゃねえし」みたいな葛藤とかすごく萌えます。Jに愚痴ってみんなにダダもれとかね。もちろんジンにフラれたくろりんには、森下とのオフィスラブが待っています(笑)。
そしてバディロイド。家族であり相棒であり、とにかく自分の半身みたいな存在がいるって燃えます。ときに対立もして、死にかけたりもして、子供向けでもなんでもないガチな「バディ」を描いてくれました。
エンターなんか、最初は人間に興味なさそうだなと思ってたら、だんだん人間味を増してきて、エスケイプとのいろいろもありつつ、それでラストのどんでん返しですからね。もうヒロム×エンターの人は祭ですよね。
今言ったの全部同軸にぶち込んで全員が引き裂かれる想いで愛しさと切なさと心苦しさに悶えるみたいなのも、個人的にはぜんぜんアリです。その場合、仲村は腐女子ポジで。
もしガチハマりしてたら、今ごろ大騒ぎで毎週ガタガタしてたんだろうなあ……とか言い合いながら、見ている最中にものすごく悔しがっています。
イマイチ伝わらないかもしれませんが、本気で地団駄なんです、今(笑)。
こんなに好みなのにハマれないってなぜなんだろうと考えてみたんですが。
まあ要するに……ビジュアルが好みじゃなかったんですよね!!(えー)
今回、イケる!って思ったのがヒロムパパと森下だけでしたから。どうしようもない(笑)。
唯一リュウさんは「イケなくもない」とこでしたが、相手がいなかったので……
司令官を何度か推されたけど、あの人は自分の中でそういう感じの顔じゃないんですよね。そのへんのニュアンスがうまく伝わらなくていろいろ申し訳ないです。
ジン先輩なんか、初出のオープニングで役者名出たときの自分のテンションの下がり方が異常でした(笑)。その日「ゴバス終了」とか言ってふて寝したもの。マジイエローはないわ~って。
そしてヒロムとエンターが好みストライクだったら、ムリヤリにでもやっちゃって途中の展開に苦しみながらも今ごろドヤ顔だったと思います(笑)。シンケンのときもオーズのときもそうだったから、こうなってみると今回乗れなかったのはホント悔しい。ヤスコ祭の準備はできていたのに……!
あとバディロイドのキャラ造形がトータルでアウトでした。見た目も中身も。ウサダはまあ置いといて(笑)、ゴリサキとニックが本気でイラつくレベルでダメでした。
だからバディ話がよくできてればできてるほど、ものすっごいイライラするというパターンに陥ってまして……非常にツライ一年でしたよ。フジワラ声を少しも楽しめなかったのも含め(笑)。
Jはよかったよね、Jはね。
役者さんや声優さんを否定するわけではないです。
あの彼だから、若いのにクールで生真面目なヒロムが完成したと思うし。司令官の渋くてかつお茶目なキャラはもちろん大好きです。たしか放映中にご本人も盗撮犯だか捕まえてお手柄だったんですっけ。ジン先輩はこっちの勝手な不安を吹っ飛ばす演技派に成長してて、常に彼を見直しつづけてました。もう毎回テレビに謝ってた(笑)。エンターもあの若さでラスボスを任せられたのは素直にすごいなと回を重ねるたびに思ってました。
バディロイドたちも、あの造形であの声だからキャラクターとして成立したんだと思います。例えばウサダが女声で、ゴリサキが青年だったらつまんなかったかもね(笑)。
結局、単に「エロ妄想ができない」というこちらの事情なんで! むしろニッカリ以外はだれも悪くないです(笑)。
ビジュアルくらい脳内で適当に補完できないの?と思われるかもしれませんが、意外にそこのウエイトが高かったというかほぼ見た目で今まで決めてたんだなと気づいた次第です。
気づくのが遅かったわりにものすごく浅い真実が出てしまった……orz
ま、話だけはマジでハズレなしってことがわかったので、小林先生の次回作に期待ということで。
次こそは全力で乗っかっていきますよ!! たぶん!!
んで、そこから導き出されたのは、わたしゴーカイでバスコは演技含めてすごい好きだったけど、紙一重でエロできる顔じゃなかったんだなあということです。毎年それで何かしら逃してんでしょうね。ホント残念ですね。