J庭!
今さらですが、オリジュネイベントJガーデンに行ってきました。
3/3のひなまつりですね。
ニッカリ2人で行ったのは初めてです。今までは予定が合わなくて……
何の用かっていうと、「隠秘哲学社」の龍童さんのお手伝いをしに。
再録本をプロデュースしたついでにというかアフターサービス的な感じで、ここ一年ほどディスプレイ用のスタンドなどを作らせていただいてます。今回はペーパーもお任せしていただきました。数年ぶりに「イベント前日の夜更かし」を経験したよ……(笑)
せっかくなので会場も全部回ってあちこち見物してきました。同人誌即売会自体がけっこう久しぶりなので、二人ともテンション上がりすぎてかなり散財しました(笑)。
楽しかったし勉強にもなったので、自分の覚え書きとしていろいろメモっときます。
<正式名称は「ジュネガーデン」でいいのかな>
まず、ディスプレイについて実地で勉強できたのは大きな収穫でした。
まとめサイトなどでそれなりに予習はしていったのですが、実際見てみると新たに気づくことが多くてやはり百聞は一見にしかずよね、と反省。以下、覚えてることを箇条書きで。
☆ポスター最強
☆ぶっちゃけ大きければ大きいほどいい
☆机上サイズでもないよりあったほうがいい
(とにかく目を引くことが重要。立ち寄ってもらえる機会は増えるはず。机上に置いて吊り下げるタイプのスタンドってどこで売ってんのかな)
☆机の前に垂らしてあるのはあんまり見えない
(通路は広かったけど、やっぱり机上を見るのに精いっぱいで下まで目がいかないことが多い。しいて言うなら向かいのサークルさん向け(笑)。売り子のときお向かいの列眺めてた)
☆たくさんの既刊が高く積んであると気圧されする
☆たくさんの既刊全部にPOPが立ててあると見づらい
☆ポスターに既刊やあらすじの一覧がみっしり書いてあると近づきにくい
☆ていうか既刊が多いとこは近づきにくい
(B5マンガでわかりやすくエロい表紙とかならまだしも、小説本とかたくさんあるとそれだけで物色する気力がなくなる)
☆本以外の飾り物があると手が出しにくい
(人形とか造花とか小物とか、本が1、2冊程度でその世界観の説明としてならありだけど、既刊も多いと倒したり落としたりしそうで怖い)
☆iPadなんかのタブレット型端末は現状では効果なさそう
(使い方次第ではあるけど、少なくともここでは馴染まないか、まだ早い気がする)
☆続き物はディスプレイの工夫などでわかりやすくまとめてほしい
☆続き物か読み切りかを書いてくれるとうれしい
(ステキな装丁の小説本がどうしてもほしくて「これ一冊でも読めますか?」って訊いた。自分が売り子をしてるときにも訊かれた。読み切りだとわかると一見さんも買いやすくなることは確か)
☆人物イラストがなくてもセンスのいい表紙は目を引く
☆ぱっとしないイラストよりはデザイン系表紙のほうが手を出しやすい
(表紙のデザインセンスが優れてるところはスペースの作り方もセンスがいいので、キラキラギラギラのフルカラー表紙の中で逆に目立ったりする)
以上、とくにお目当てのない一般参加者の目線でした。
こういう本を探してる!カタログでしっかりチェックしていく!っていう確固たる目的がある人には当てはまらないかと思います。
意外だったのは、あれだけサークルがあって、飾りっ気もなにもなく表紙にタイトルだけのコピー本とかをぺらっと置いてあるスペースがなかったこと。二次ジャンルではよく見かけるのに。まあジャンルによっては目立ちたくないという心理もあるので、一概にアウトではないんですが。
オリジナルだと買う基準がなにもないから、一期一会の空間でなんとか自作の良さを伝えようと必死なんですよね。成功してるかはともかく、その努力のバリエーションに感心しきりでした。
……コレ、嫌味じゃなくお説教ね(笑)。
多くの人に作品を見てもらおうというアピールの工夫と、売れるかどうかはさておき自分が作りたいから作る、という両方のパターンがあって、どっちもアマチュアだからできることなわけで。今はオフを完全にやめてますが、ものすごくいろんな刺激を受けました。
ベッタベタにBLっぽい本や、一般ウケを度外視して自分の作りたい本を作ってみたいなあ、とウズウズしたり(笑)。
あと、「BL?」って首をかしげてしまうような本もあって、意外と間口が広いことを知りました。
マンガとして小説としておもしろい本をけっこう買えてラッキーだったんですが。ホモじゃなくてもいいのかも?というのはなんか意外……
お友だちが、「イメージ的には九龍城なんだよ、返還前の」って言ってて(笑)、なるほどと思いました。建て増しなんですね。確かにカテゴリのわかりにくさやバラバラ感は、建て増しと聞くと納得できる……(笑)
最初は「雑誌JUNEの二次創作」から始まって、「一次創作JUNE」も含むようになり、そこにBLの隆盛があって、趣味嗜好でそこそこカテゴリ分けができるようになり、間口が広がった今はゲイカルチャーやデザイン・アート系も取り込んで1000サークルも集まるようになってるんですね。けっこう不思議空間。
全体的に未知の領域って感じで、すごく楽しかったです。
次回は別ジャンルの友人も出るそうなので、また遊びにいきたいと思います。