シャバドゥビタッチヘンシーン
ここ数年、良くも悪くも食いついて見てたので、なんか調子狂うっていうか……
終わる時期がずれたというかどこが最終回だかわからない作りというのもあって、どうもすっきりしないまま次のライダーを迎えようとしているわけですが……
自分の中でエンドマークつけるためにも、総括の感想を書いておこうと思います。
大したことは言ってないというか、半分くらいラスト2話のことしか言ってないけど(笑)。
ちなみに晴フェニやってたときもとくにアクセス数の変化がなかった当サイトですが、終盤にシンゴが出たあと響鬼ページのアクセスが瞬間的に上がったことをご報告いたします(笑)。
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晴人くんが夏服になってからずーっと気になってたんですけど。
首の後ろになんかカワイイのがいて、晴人くんがこっちに背を向けるたびに私たちのほうを見てるんですよ……どんな緊迫した画面でも、とぼけた顔でそこにいるんですよ。おかげで、晴人くんがどんなに大変なことになってても、ついうっかり和んでしまいます。
「晴人さんの背後はわたくしが見張っておりますから!」って顔で晴人くんといっしょに最終回までがんばってたんですけど。
なんだろうなあ、あいつ。魔法の国の生き物かな。
録画してる人は確認してください。晴人くんの首の真後ろです。つぶらな瞳と大きなお口がチャームポイントです。
……うん、意味わかんないよね、私も伝わってる自信がぜんぜんない。
そのうちアルカリさんが図解してくれると思うわ(笑)。
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そんな調子で(?)なんとなーく横目で見てましたが、やっぱりトータルで好みじゃなかったなあという感じ。だからストーリーについての感想はもう書かない。ラストも是非があるだろうし。
ただ、サバト用魔法使いの残り2人は、もうちょっと早く出して準レギュラーくらいのあつかいにしておいてほしかったと思いました。終盤にいきなり出てきて味方側につかれても、感情移入のしようがないというか、話を盛り上げる要員になりえないというか。
笛木も含めて終盤のキャラの見た目が地味だったのは好みもあると思うので、それはそれとして、こっちがかなりがんばらないと盛り上がっていけないというのがいちばんしんどかった。
ハマれない年でも、収穫はそれなりにあるもので。
シライシくんはあんな曖昧なキャラづけの主人公なんかじゃなく、彼に合った役をやらせてあげればメジャーなドラマも映画も生芝居でもいける、天性の才能を持った子だと信じています。この先、自分のやりたいことと周囲の誘導がうまく合えばいいと思う。
ナガセくんもよかった。彼が主役のほうが断然よかったと終わった今では確信しています。次は別の役と髪型で(笑)お会いしたい。
メデューサ/真由ちゃんはとにかくステキだった。かっこよくてかわいくて、見た目もキャラもああいう女の子は大好き。こんにゃくゼリー食べてこれからもがんばれ!(笑)
あとフェニのあつみくんね。彼に出会えたことがウィザードいちばんの収穫です、と戦国鍋のことは脇に置いて言いきってしまいますよ(笑)。夏の映画に出てくれただけでもわりとうれしかったんで、冬の映画にも呼んであげて!
そうそう、KABA.ちゃんかわいかった。ドーナツ屋さんの場面はけっこう楽しみだった。晴人くんが最後に優しくしてくれてよかった(笑)。
萌え的には、輪島さんが大御所だったことだけが返す返すも悔やまれてなりません。ポジション的には最高だったんだよう! 晴人くんの永遠のホーム! あそこでもうちょっと敷居の低い(笑)40代くらいの堅実な人が来てくれてたらどんなに話がアレでも気にせず晴輪(はるわじ)一直線でしたよ。うーん残念。
その他は……うーん、レギュラーの半数が苦手っていうのは作品自体の好感度を大きく左右するものですね……岩手出身くらいは応援したいけど、今後いい役で見られないと厳しいかなあ。
あと、やっぱり最後まで主題歌が好きになれなかったのは大きいなと思いました。
ヒーローの主題歌は耳にした瞬間テンションが上がるものじゃないと。
私は555も脱落してるけど、主題歌聴くと「555だ~!」ってあのOP映像がフラッシュバックするもの(笑)。ウィザードはいちばん食いついてた(フェニ話のあたり)でさえ、主題歌の好感度は上がらなかったし、現時点でOP映像もちゃんと思い出せません……なんでだ……
えーと、指輪モチーフってのはよかったし、プラモンスターかわいかったし、ドラゴンやキマイラは素直に燃えだったし、ライダーのデザインも案の定見慣れたし……
まあ、最終的にはストーリーの質ですよね。今さら言わないけど(笑)。夏の映画はおもしろかったし、冬の映画も別の人らしいのでわりと期待しておりますが。
フォローにもならないけど、きださんは役者としては好きです。
他にも「脚本家や監督としてはアレだけど役者としては好き」な人がいくらかいるので、そういうことなんだと思ってます。ま、そうそうマルチな才能の人はいないってことですね。
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で、なんとか一年乗りきったあとでのディケイド編。
いつも金を払わされているライダー大戦がさらっとテレビサイズで放映されていますよ。なんだ、できるんじゃんね。最初からやれっていうね。
士くん(まーくん)がもうなにか全て乗りきった顔をしていて、ああよかったねと思ったんですが。久々にあのカメラ見て、正直ぐっときたんですが。
ウザいのは自分がよくわかってるんで、ふたつだけ言わせてください……!
そのいち。
どうしてこれをディケイドの最終回にできなかったの??
あの夏からディケイドこじらせたまんまのあたくしが鼻息も荒く通りますよ(笑)。
南光太郎以降のぐだぐだがなくてここに直結してたら、ここ数年の老害による現行作品踏みにじりもなく、我々はあの半年で10年の呪いを解いて新旧ライダーを祝福できて、年単位で引きずることもなかったんじゃないのかと。
仮面ライダーのテーマがあそこで語られたとおりなのは最初からわかっていたことで、我々がディケイドの最終回で、もしくは映画館で見たかったのはまさにあのラストだったのに、なんでこんな改変期の場つなぎで「はい、これでいいでしょ」みたいにされちゃったのか……
なんかすっごい悔しい。あのころならゲストもバンバン呼べて盛り上げられただろうに、今は声の出演ですら呼べなくなってる過去ライダーや怪人の皆さま……ほら、何年もムダなことやってたせいでムライが大人になっちゃって、呼べないクウガがまた一人ですよ。
つーかなんでトモロヲ無双なんだよ。あそこで鳴滝を血祭りに上げてこそディケイドが完結するんじゃないのか。まあそれやられても上述のループですけど(笑)。
なにもかも手遅れ感いっぱいの「ディケイド・トゥルーエンド」でした。
一度かけられた呪いは解けないんだね……
そのに。
どうしてこれがウィザードの最終回になっちゃったの??
晴人くんが旅に出たところで最終回です、って言ってからの「ライダー大戦スペシャル」っていうあつかいなら、少なくともウィザード的にはまだ救いもあったのに。
「あくまでウィザードの最終回として、でもディケイドの話で、過去のライダーたちも活躍させて、次へのバトンも……」っていう盛り込みすぎの要素に、かつてのディケイド終盤の姿を見ました。
これはさすがにひどい。
脱落してた私が言うのもアレだけど、もうちょっとウィザードという作品を愛してあげてほしかった。クロスオーバーやこの手のお祭りが悪いとは言わないけど、でもそれは今やってる作品の中でやることじゃないの? 現行が中途半端に絡むくらいなら、もう完全に「最後のディケイドです」ってことで士くんを主役にして、そこに晴人くん(と次のライダー)がスペシャルゲストとして入ってくるっていうかたちにすべきだった。
おかげで本来なら士くんが言うべきセリフの数々を晴人くんが言わされて、逆に晴人くんがすべきことをガイムやディケイドがやってて、話はまとまってるけどなんか腑に落ちない感じがあった。
ピンクのシャツ着た士くんと、ピンクのパンツの晴人くんが同じ画面で語らってるとこで、現代的な絵面だよねって言いながら眺めてたんですが、どっちも有終の美を踏みにじられた子たちなんだなと思ったら、やたら愛おしく見えてきました(笑)。
まーくんが先輩としてシライシくんになんかアドバイスとかしてくれてたらいいな(夢)。
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士ショも晴フェニも、ゲストでテンション上がっただけの説得力もなんもないカップリングですが、こういうかたちで終わるとまたやりたくなるんですよねえ。
(自分の中の)救われなかった彼らを(自分の中で)幸せにしてあげたいという欲求が、そういう方向にしかはたらかないみたいです。救済ってもホモエロだけどね! ひどいね!!
そういえばこの一年、人と話してるときにかなりの頻度で、晴人くんを「士くん」、ウィザードを「ディケイド」と言いまちがえていたことを最後に懺悔して終わります。
似てないぞ、自分。