属性萌え。

銀魂の新OPを見てて思いました。
小さい銀時が白夜叉を経て大人の銀さんに変わるとこね。
どんなおっさんも小さくてかわいいころがあったんだよ、っていう話じゃないんだよ。
どんなにかわいい男の子でもいつかは汚いおっさんになるんだよ。
以下、銀魂とかダブルとかSWとか引き合いに出して好き勝手な話します(笑)。
ノリは飲み屋でくだまいてるおっさんな感じで。


「こういうことがあったからこうなりました」っていう歴史がほしくて若いころの話を書くときはあるけど、べつにそこには萌えないなあ、ということに気づきました。
おいしそうなおっさんがすでにチンされてできあがってるのに、なんでわざわざ生の食材から作らなきゃいけないんだ、みたいな?(全体的に最低な喩えだね)
と愚痴ったら、お仲間から
「私はキャラそのものに萌えているので、そのキャラのことだったらなんでも知りたいし萌えたい、ゆえに子どものころのエピソードまで細かく考える」
と言われて、目からウロコが落ちた感じでした。へええ、なるほど!
えっとね、難しくてよくわかんない、理解できてない部分もあると思うんだけど。
属性萌えからキャラにハマると、どんなに背景や状態が変わっても、コアになる属性だけは動かないから、どんな妄想でもできるんだって。だからパラレルもできるんだって。女体化とかもそういう感じかな。あ、擬人化はそういう部分あるかも。
それを踏まえて考えてみると、私は
「キャラの外面(ビジュアルとか声とか物語の中でのポジションとか)に萌えているので、その状態じゃないときのことはわりとどうでもいい」
みたいです。どんなにツボな設定でも、役者が気に食わないとか声が好みじゃないとかだとスルーしちゃうもんねえ。
スタイルだけの士くんにハマって顔も演技も完璧な翔太郎にハマらない、この絶妙な心理はなんじゃろな、と思ってたんですが、単にビジュアル的にがつんと殴られないとダメなだけらしい。
あれ、人を外見で判断するダメなやつみたくなってる。いやまあ要するにそういうことなんですけど……
ちなみに、「属性萌えの人にとってはキャラの外見とかはそんなに重要じゃない」とも教えてもらいました。えええ、びっくり。
あーでもアニメジャンルでも声考えると生々しくてダメって人いたし、ナマモノで18禁書いててもリアルに想像したことはないって人の話も聞いたことあるし、そういうもんなのかもしれない。芸能系・実写系は意外と多いかもね。
もちろん両方合わせ技でなんでもイケる人もいるだろうし。ああ、それいいな。世界が広がりそう。
そういえば、私のSSは「普段そういう読み方しないのにむりやりビジュアルが浮かんでくる」という感想をいただいたことがありますよ。だから読みづらいとか不愉快だとかそういう文脈だったのかなもしかして……あ、なんかそういう気がしてきた(笑)。うわわ~喜んじゃって恥ずかしい。
先日、SWで若いころの話を書いてたのですが、正直あんまり楽しくなかったです(笑)。
おっさんの二人に萌えたんだから、おっさんの二人を書かなきゃ意味ないじゃん!と思ってしまうのね。途中で「あれ、なんでこんな青くさい若者の話書いてんだっけ、ていうかおまえら誰だっけ」って我に返っちゃう。もう全部回想と語りにしたくなる(笑)。「こういうことがあったからこうなりました」の「こうなった」ほうを書きたいだけなのに。
そんなわけで、アニメの松陽先生にはすっごい萌えたんだけど、私が思ったのは「ちっさい銀さんの話を書きたい!」じゃなくて、「ジジイな松陽先生が見たかったな~」でした。だっておっさんな銀さん萌えなんだもん。
でも件のお仲間に言わせれば、私も「ショタはアウト」っていう属性で判断してる部分もあるみたいです。
たしかに、翔太郎とフィリップの関係いいなあと思いながらも萌えにつながらないのは、二人とも大人に見えない(未成年&童顔)からっていう、ただそれだけですからね。
そうかあ、属性って根が深いなあ。
「属性」の前では、
どんなにかわいい男の子でもいつかは汚いおっさんになるんだよ。
っていう時間軸の議論も意味を成さないということみたい。
なんかいいこと言った!みたいな気分になったんだけどなあ。
ま、だいたいそういうのって大概まちがいなく気のせいなんですけどね!

日記

Posted by nickel