伯爵と呼べ。
字幕が秀逸すぎた。
そんなわけでドイツ戦隊5~8話ッス。
まだコニー。まだまだコニー。
そういえば、私の微妙なドイツへの偏見はどこで形成されたのかと考えてみたところ、子どものころに読んだマンガが発端になってるのかもしれないなーと気づきました。
河惣益巳「ツーリング・エクスプレス」……!!
ヨーロッパ全般というか、当時の社会情勢から世界史まで教えていただきました。
河惣センセイ、ありがとうございます。
さて、感想。
一回見てすぐポストに放り込みに行くという感じなので、記憶はかなり曖昧です。
記憶ちがいや見当はずれなとこは、本人のためにも即つっこんであげてください。
まずは6話……なにはなくともコレでしょう。前後の細かいとこは覚えてませんが、
「コニー・ブレンドーヴィッヒ」
「フォン・ブレンドーヴィッヒ」
ですよ! わざわざ強調するのですよ!!
しかも字幕だと、
「コニーくん」
「伯爵と呼べ」
なのですねこれが。
ここだけ吹き替えも見てみたけど、話がややこしくなるからか「伯爵」ネタはスルーされてました。字幕はそのあとも「伯爵様」って出してきたのを見ると、訳した人が相当好きなんでしょう、伯爵設定。
で、コニーの名字は「ブレンドープ」なのに、なぜ「ィッヒ」って語尾が変わってる、ような気がする。なんなんだろコレ。つけるとちょっとえらそうに聞こえるとか、そんな感じなのかしら。おもしろいなあ。
またコニーの立ち方が、学校の先生みたいに胸を張って手を後ろに組んでるから、着てる服が服だったらホントに伯爵っぽく見えちゃうという、なんとも憎たらしい感じで(笑)。初めてコニーが高貴に見えました。
あと、5話では、コニーって結婚してたんだ!というのがちょっと驚きでした。指輪してなかったような気がするんだが……高級時計に目をくらまされたか、ニッカリ。
デミアに「あの狭い家」って言われてたけど、それってつまり、ホントに狭いマンションか、それともめっちゃ広い豪邸のどっちかだよね(笑)。でも高級時計を安物とからかっちゃうデミアだから、やっぱり……(笑)
でも言われてみれば、あのエリート美形が独身ってのは不自然かも。そしてすごい愛妻家っぽい。遊んだりしないよ、コニーは。普段はめったに会えないんでしょうね。ここぞとばかりにいちゃついてラブラブな時間を過ごすコニー、というのが目に浮かぶ……ああ、スラッシュしたかったなあ……(そこなのか)
デミアもやっぱりムスリムだったし。
またコニデミへの道が遠のいたよ……(だからそこなのか!)
そのデミアですが。
もうかわゆくてたまらない
どんどんかわいそうになっていく……ゲープは奥さんとよりをもどしたかもしれないけど、入れ替わりにデミアがひとりぼっちになっちゃったよ……だれかデミアを幸せにしてあげて! ゲープでもコニーでもいいからさあ!!(なんでその二人か)
余談ですが、人がいないのを確認するために、空に発砲しちゃうやんちゃさがステキでした。アレはゲープがいたらやらなかったよね。リーダーがコニーだったからだよね。さすがのコニーもキレ気味だったけど。
あんな落ちつきのないやんちゃッ子を、なんでコニーは1話でサブリーダーになれると思ったんだろう……どう考えても、クールで頭脳明晰なコニーだろうよ。そんなコニーは、やっぱりデミアが大好きなんだと思います(えっ)。
あと、意外な伏兵ボス・アンホフ。
実は中間管理職より現場指揮のほうが向いてるのかも……ていうか、現場叩き上げなんでしょうね。射撃の腕もまだまだなまっとらんよ。実は未だに訓練を怠ってないとかだったらうっかり惚れそうだ。
同僚殺しのテロリストを尋問するときのカリカリした感じもステキでした。ほとんど八つ当たりでゲープに「そのヒゲを剃れ」と言い渡しちゃうところとか。
そんなボスを顔色ひとつ変えずに見守ってるペトラ姐さんは、やっぱり最強。
フランクの誕生日ケーキ持ってロッカールームにずかずか入ってくる姐さんも、かっこよすぎました。
だって、まだタオル一枚のやつもいるのに! いや、そもそも服を引っかけてるのってコニーだけなんですけど!! そんなんいっさい気にしない、我らがペトラ姐さん。きっとタオル巻いてなくても気にしなかったと思う。
ドイツでは、サプライズパーティも控えめなんですね。
CIAも出てきて、アメリカとドイツの温度差というかテンションの差もあきらかに。
アメリカvsドイツの口喧嘩が、非常に不毛でおもしろかった。「ドイツに人権意識を広めたのはアメリカよ」「アメリカを発展させたのはドイツ移民だ」って(笑)。
そんなこんなで思いっきり萌えたんですが、ドラマ自体は非常にヘヴィなわけで。
これからはニュースもちゃんと見なきゃな……って思いました。
だってコソボとかニュースではよく聞くけど、具体的にどことどこがどうなってどういう関係に、とかいうのは全く知らないし。フランスの移民問題なら少しはわかっても、ドイツがトルコのほうとどんな関係で、宗教的にはどうなのかとか、説明されても「はあ……」っていう感じですからねえ。
でも、今の若い世代はチェ・ゲバラを知らない、というのも、またリアルなドイツの政治感覚なのかもなあ。私たちだって、北方領土問題とか朝鮮半島との関係とか、それほどしっかり認識してるわけじゃないものね。うーん、難しい。
で、デミアつながりでネオナチは出てきたんですけど、まだカスパーの過去と関係がありそうな統一前の話が出てきてないので、9話以降はそのへんに期待しつつ。
目下最大の懸念は、プレゼントキャンペーンの期間中に7巻まで届くかってことで……
けっこうギリなんだよなあ……
あ、ケータイクリーナーは届きました。2個(笑)。