菊池と黒木。
なんとなく、広い意味での女性向けジャンルに位置する作品(いわゆる少女マンガね)で妄想するのって気が引ける体質です。
先日その理由を訊かれて、たぶん明確な理由なんかないもんだからすごいしどろもどろに説明しちゃって、しかもよりによってサブカル系論文のインタビュー(聞き取り調査)だったもんだから、インタビュアーの人をとても困らせてしまって申しわけないことしたなあとか思っているところで……
でもいちばんの理由は、「マンガだから」なんだと思うのよ。
声がなくて絵も動かないから、今ひとつダイレクトに訴えかけてこないというか。
まあ例外もあるから後付けの言い訳ですけどね。
とにかくそんなわけで、アニメ化とかされるとヤバい。
ドラマ化はもっとヤバい。二次元より三次元で妄想動画再生するタイプなので。
ハチクロも原作は笑って読んでいたのに、アニメは真山×花本先生、映画は森田×花本先生にムラッときてしまったわけですが。
ええ、のだめもかなりムラムラしてます。
あ、録画して欠かさず見てます(笑)。
男前で美声の千秋先輩が、あの半眼でうっとり峰なんかを眺めてたりすると、「そんな目で見ないで!」という気持ちでいっぱいになります。
とくに黒木くんを見る千秋先輩は本気でやらしいので(フィルター全開)、いつも「そんないやらしい目でくろきんを見ないで!!」と叫んでしまいます(末期)。
というか、くろきんがかわいすぎて悶えます。なにあの生き物。
直前に他局で某ご長寿時代劇(月曜8時のアレ)に出てたけど、月代も似合ってた。ああかわいい。かわいすぎてどうしよう。あのツリ目が、私の純情にきらりと(もう黙れ)
原作のくろきんは、フツーに好きなんですよ、ええ。のだめのヘンタイっぷりにぐるんぐるん振りまわされる姿が。
それなのに、実写映像になるとどうして、のだめに恋する姿が悶えるほどに恥ずかしいのか……他の男性陣(とくに千秋と菊池)と同じ画面にいるだけで、悶えるほどに受けくさくかわいくなるのか……
それでまあ、なにが言いたかったかというと。
黒木→ニッケルのツボ
菊池→アルカリのドツボ
菊池×黒木→ニッカリの総意
くろきんが映ると壊れるニッケル。菊池が映ると壊れるアルカリ。
二人が同時に映ると、オタクの食卓大パニック(押韻)。
タキシードの二人が並んで立ってるシーンだけで、白飯がおかわりできそうな勢いでした。むしろ、ごはんをのどに詰まらす勢いで燃えました。
だっ、だって、長身の菊池が余裕の笑顔で立ってる横にちょっと気恥ずかしそうなくろきんがぴしっと立ってるのなんかそれだけで殺人的……
もうなんていうか……言葉にならないくらいギュンギュンした……ビジュアルの力っておそろしい……
しかし、ドラマになろうがアニメになろうが、のだめは泣く子も黙るラブコメ(!?)マンガなのです。主役はのだめと千秋先輩なのです。やおい妄想なんか差し挟めるような世界じゃないのです。真澄ちゃんや高橋くんみたいなホンモノっぽい人々もいるし(笑)。
なにがダメなのかと言われてもやっぱり答えられないんだけど……なんか、同じ女性として原作者に申しわけない気持ち?(苦しい弁明)
でもあの菊池&黒木はビジュアル的にヤバい。軟派×武士って構図もヤバい。
RSオケ後にボストン-パリ間の遠距離恋愛なんかどうよとか一瞬にして妄想しちゃうくらいにはヤバい。本気と書いてマジでヤバい。
くうう、これだから少女マンガのドラマ化には反対なのよー!!
(一度も反対してません)