令和ライダー二年目。

いろいろ忙しくしてたら、ゼロワンの感想書く暇なかったな……
題材がセンシティブなだけに賛否両論のようでしたが、私はAIが出てくる小説を自分で書くくらいには興味あるジャンルだったのもあって、かなり楽しんで観てました。コロナがなければもっと長く楽しめたのになーと思うくらいには。
映画はギリギリ12月にやるみたいなので、最後まで見届けようと思います。

ということで、早くも仮面ライダーセイバー開始。
文豪×剣豪。
ペンは剣よりも……ん??


何度か言ってるけど、どんな作品も初回は自分のハードルを意識的に下げて見るようにしてます。できるだけポジティブに観たい、それでもつまんなかったらきっぱり観ない。不満や意地悪なこと言いながら観つづけるって精神衛生上よろしくないし近所迷惑!という過去の自分に対する猛省からです。
でもそれとは別に、新しいヒーローって設定とかギミックとか楽しみな要素がいっぱいなので、無条件にわくわくしちゃうんですよ。なんのかんの言いながらずっと特ヲタやってる理由だと思う。

で、ちゃんとおもしろかったです。
まあ、まず予備知識なしでレ・ロマネスクにぶん殴られて冒頭の説明ほぼ聞き逃しましたけど。全体的に映像の情報量が多すぎる……笑

一話の雰囲気は、主役周りがビルドっぽくて、世界観はゴーストとウィザードって印象。
ただの本だとビジュアル的に地味かなと思っていたら、仕掛け絵本! 対象層のおともだちは「本」よりも「絵本」だもんね、と思うと納得できました。あとファンタジー感もあるし。
CGが、コロナでロケできないぶんまでがんばっちゃったのかな……という凝りようで。あの、なんだったらレ・ロマネスクもう一人だしとけば十分非現実感出るんで! 無理せず!!

聖剣がちゃんと出てきて、それを抜くという流れは王道で盛り上がった!
剣がベルトになったのは「武器消えたけどいいの!?」って思ったけど、それを説明なしでベルトとして変身した彼に、そうか、彼はこの世界を自由にできる想像力と創造力を持った存在なんだなって思いました。
なんか難しい設定いっぱいありそうだし横からガイドしてもらって説明するのが自然な流れだけど、それをあえてせずに自力で変身したのが勢いあって好感度高かった。剣を差し込むと本が開く、というギミックも仕掛け絵本っぽい。
なにより初回から「変身!」の声と指がよかったので合格!! ライダー主役は手の美しさが命!!

スーアクは浅井さん。主人公の軽やかな感じと合ってる!
ゼロワンの縄田さん継続ではなくオーディションで決められたそうで、やっぱり高岩さんの「ミスター仮面ライダー」はいろいろ大変だったんだなと思いました。ジオウで下りてくれてほっとしたもの。令和はそうやって今年はこの人のアクション!って楽しめるのもいいし、後続がどんどん育っていくといいよね。
悪役はクウガの富永さん。往年のファンもまだまだ楽しませてくれます。

OPは初回なんでなかったけど、EDは響鬼以来! しかもライダー初のダンス!! しかもしかも子供には踊れないガチめのやつ!! いろいろ新しくていい!! あと主役の子かわいくて満点!!(甘い)
ロケ地は文京区の東洋文庫でした。あのそびえ立つ書庫は写真も撮れるので個人的にお気に入りのミュージアムです。せっかくだからいろんな図書館やミュージアムが出てくるのもいいな……まだ時期的に難しいかな?

脚本はゴーストの人?
ゴーストは途中から話がわやわやになって最後だけなんとかうまいこと着地した!みたいな印象がありますが……
なんかね、自分が創作に苦しんでたときに観てたから迷走感が他人事に思えなくて、しかも今回小説家の話っていう物書きからするとかなりハードル高い題材なので、最初からあんまり悪く言いたくない……全部ブーメランになりそうでw
ざっと公式見たとこレギュラーがやたら多いので捌き切れるのかという心配はありますが、がんばっていただきたいです。あと積極的に新しいライター使っていこう。ライダーの数だけライター用意していこう。

ツッコミどころがあるとすれば、プレゼントに贈った本の内容を読む前にネタバレした!?という点かなあ……まあ、家なき子にネタバレも何もないのかもしれないけどさ……今後あの流れで本を使うとなると、「作家のくせにネタバレしてくる」キャラになってしまう。
あと原稿が手書きだったのも先生気になりました。編集的にはそれでいいの!? 許されるほど売れっ子なの!?

まあ、「約束は守る」のが主人公の信条らしいので、彼はどんなにボロボロになっても締切だけは守る作家として日曜朝から私たちの前に現れるのでしょう……見習わなきゃ。