J庭告知+α
赤ブーのイベントから約一か月、ぼーっとしてたらもうJ庭ですよ。
ギリギリまで新規の何かを作るの作らないのですったもんだしてました。結論からいうと、無配が出ます。新シリーズです。
ひとまず告知。
感染症対策。「40代の近衛」という本編にほぼ出てないキャラビジュアルをねじ込んできたアルカリの心意気を見てほしい。
机上のQRコードにリンクする用の本文サンプルページ。ここ読むだけでイベント終わっちゃうと思うから、最初の数行でイケると思ったら買いにきてほしい(本音)
そして無配のお知らせ。まだBLパート用意してないけど。
参加される方はお寄りいただければうれしいです。
以下、最近ぐだぐだ考えてること。ぼやきに近いので流してください。一か月なにもしてなかった言い訳というか。
なにかこう、複雑な設定や緻密な展開を至上とする風潮とそれに迎合してしまっていることへのモヤモヤがあって、綿密な設計が得意でないというのも事実ではあるんだけど、ただただ楽しい「小学四年生が考えた最強の俺ワールド」みたいなのをあえて今できないかな~と考えながら今回のSSを書きました。
と同時に、自分の最後の切り札を切ってしまった部分もあって、内心びくびくしています。
基本的にオリジナルって二次創作と違って、自分の範疇内でやってるというか自分の人生の一部をちょっとずつ切り売りしながら書いてるので、最後の切り札ということは次に待っているのは「ネタ切れ」なんですよね。作家は経験したことしか書けないとは断じて言いたくないけど、全く未知の世界をドヤって書けるほど肝が据わってないので、ホントに怖いです。
「そんなのありえない!」って言われたら「ごめんなさい」というしかない。でもそういう「リアリティ至上主義」に辟易してこの話を書いたんじゃないっけ。囚われすぎてる。
その他にも、自分の作品と自分自身に対してタグ付けやカテゴライズをされる、または自ら「しなければならない」という現状にずーっと違和感を抱えたままやってきてるわけですが。
リアルイベントがなくなって手に取ってもらえる機会が極端に減った今、それはもうすでに義務で、タグ付けした告知宣伝を怠るのなら読まれること自体をあきらめろ、というところまで来てるなと思います。
関連して、「わかりやすさ」「単純なすごさ」が求められてるのはすごくよくわかる。情報が多すぎるから、瞬時に認識して理解できるものでないと目にも留まらない。そういう点で文章は不利なので、代わりにすごく明確なタグやカテゴリが必要になるんでしょうね。筆者のプロフィールなんかが重要になったりするの、しんどいなと思います。
そっと作品を置いておくだけで作者の素性なんか気にせず読んでもらえたらいいのにって言ったのは、ティプトリー・ジュニアだったっけ。
なにも小難しい話を書きたいわけじゃなくて、そういうのは私も好きじゃないんだけど、実際のところ自分のテキストは派手でもないしストレートにわかりやすくもないという現実がね……
でもわかりやすいカテゴリに収め「なければならない」プレッシャーは変わらなくて、なまじ経験があるからキャリア相応のクオリティも課してしまって、身動きが取れなくなってるようです。
アールワークスの活動を通して、「文章で人を驚かせる」楽しさに目覚めたことはプラスではあると思うんだけども、一方で、ぼんやり平坦につづく響鬼みたいな笑テキストを書くのも未だに好きなんですよ。
そのへんがうまいことバランスとれたと思ってるのが「吉野と近衛」なんだけど、タグ付けがうまくできずに案の定読まれてないです。「書きたいもの=読まれるもの」ではない証左にもなってしまって厳しい。
創作意欲はありますが、付随する諸々が煩わしくなって気力がそちらへ向かない、というのが現状です。創作はしたいけど「私が」なにを書けば読まれるのかっていう引っかかりが、魚の小骨になってる。
なにも気にしないで好きな文章を書けばいい、という境地にはどうやって辿りつくんでしょうね。ガンダーラ。