忍者のたまご。
ニチアサではなくて国民的アニメのほう。
Eテレ勢には日常ですね(笑)。
先日ついに、山田先生の声が替わってるのに遭遇しまして。
あの、天下の明夫さんに不遜な感想なんですけど、すっごい気を遣って先代に寄せてる感じ……似てるって思ったこと一度もないのに、あー確かに寄せると似るんだわーってしみじみしてしまいました。
ちなみにそのときのエピソードが、どっかの若手忍者が利吉さんに憧れて利吉さんみたいになるには山田先生の息子になればいい!息子にしてください父上!っていうなんかアレな話で、ただでさえ大塚家でこんがらがってるのになんかやめろよ、と思いました。
っていうか忍たまってすごく健康的なイメージあるからこういう話されると妙な据わりの悪さというかデフォルメしてるはずなのに生々しさが強調されて、個人的にはなんか苦手です。原作絵だと誰が女装しようがウザく絡んでこようが気にならないのに。声がつくからかな。子供たちが先生や師匠に心酔してる描写も、なんか変にキラキラしててこういうアニメだっけ?って思うことが増えた。いつのまにカップリング固定したんだろうココ……ってなってる。
あとアニメオリジナルなのか、なんかふんわりいい話っぽく終わるやつ。途方に暮れます(笑)。
先日きり丸と土井先生が癒着して不正を働いてるとかなんとか不穏な話かと思ったら、二人は学校でも仲良し~みたいな感じで終わっちゃったんだけど。10分丸ごと使ってきり土井かよ。
きり丸と土井先生は、保護や扶養じゃなく対等な同居人なのが個人的に一番のポイントです。ドケチなのに家計はきっちり分けてるんだぜきり丸。一緒に暮らしてるときはすっごく所帯じみてるのに、不思議と家族感は出してこない。バイトの手伝いはさせるけど、メンタルではどこまでも担任と一生徒の関係を貫くんだよ。あのドライさがきり丸なのであって、他の生徒より土井先生と距離が近いみたいなエピソードなんてそれもうただの同人誌ですから! もっと原作準拠な同人誌ください!(あれ?)
室町時代の醍醐味って、渾然一体としたボーダレスな感じだと思うんですよ。大人と子供、男と女、平和と戦争、武士・農民・商人・貴族の区別が曖昧な状態にも関わらず世の中がそれなりにうまく回ってる。ぼくらはそれを落乱から学んだのだよ、と思うと感動すら覚えます。大人になってから気づくことってあるよね。
でも私も10年以上読んでないので、もしかしたらホントに土井先生ときり丸が癒着してるのかもしれない。そろそろKindleで大人買いとかしたほうがいいかもしれない。
57巻かぁ……(遠い目)