ジャンプ世代。

……なんだよなあ、って同年代と話してたりするとしみじみ思う。
ていうか、未だにWJコミックス4種買ってますからね。
真っ先に電子書籍に切り替えるべきなのにね。
(ジャンプストアの電子書籍って発売日バラバラでよくわかんない)
というわけで、たまには最近の展開について感想めいたことを。
ってもコミックス派なんで、今発売されてるとこまでなんですけど。
◎ONE-PIECE
◎銀魂
◎BLEACH
ハイキューは、異能バトルマンガと並べるにはアレかなあと思ったのでちょっと置いときますがもちろん楽しく読んでます。
黒バスは友人が途中で貸してくれなくなって、その理由が「私の好きなキャラの出番は終わったのでもういいかなって」というひどい話だったので、家に乗り込んででも最終巻まで読んでやるつもりです(マン喫行け)。
そういえば今になって、ナルト読んどきゃよかったなあってちょいちょい思います。
たぶん普通に楽しめたと思うんだ。でも今からあの巻数はムリ……(笑)


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ONE-PIECE。
もう77巻かあ……
最初からルートもゴールも決まってるんだろうけど、いつ終わるのかを考えると読むほうも軽くライフワークのような気がしてきました。まだ読んでない人や脱落しちゃった人には安易に勧められないわ。
ワンピは先読みも深読みもせず物語をただただ浴びてるだけで満足なのですが、なにか久しぶりに語りスイッチ押されました(笑)。
ローさん好きなんで当然コラさんも大好きです。
読んでて真っ先に連想したのがナミのベルメールさんだったからさあ。
ロビンのサウロなんかも同じで、「かわいそうな子供を、親でもなんでもない偶然関わっただけの大人が命張って助ける」っていうのはなんかこう、いちばんの無償の愛って気がする。
常識ある大人だったらそんなことしないから、そういうことするのって基本的に「未成熟な」大人で、子供並みにバカだったり幼稚だったりするし、選択が常に正しいわけじゃないんだけど、それだけ「自分がなんとかしなきゃ」って必死になってくれるのが、子供にも伝わるんだと思う。
で、その愛を一瞬でも受けた子供は、救われた命を無駄にしないんだよ。どんな屈辱に遭っても悪事に手を染めても最後には仲間たちと笑えるようになってるんだよ。
この「ならず者に救われて社会的には道を踏み外すけど人としてまっすぐに生きていく」図って、おだっちが任侠映画好きだからなのかなとか思います。
個人的な好みなんだけど「この子は昔こんなにかわいそうだったんです(だから許してあげて/甘やかしてあげて)」っていうキャラ付けの萌えがどうにもわからないほうでして。だからドフラミンゴは徹底的に悪役でいいっていうおだっちの方針は支持します(笑)。
それより「こんなにかわいそうだったけどこんなに愛されたからこんなに立派に育ちました」のほうがわかりやすくていい。麦わらの一味はそれで成立してるものね。
あと、元は高い地位にあった人がアウトローやってるってシチュが好みなんで。しかもそれを本人が忘れてるのがいい。ワンピはその点で萌えの宝庫です(笑)。ローさんは医者の息子だし、コラさんなんか別次元だし。
前に友達が「理不尽に地位を奪われた王子が才知でのし上がって返り咲く展開が好き」って言ってて細かい萌えだなって思ったんだけど(笑)、今になって考えると私はその王子が返り咲かないほうが好きみたい(さらに細かい)。
もちろん国を救うために必死に戻るのも感動するんだけど(ワンピにはそういう王さまや王女さまも多いよね)、王子個人の話なら「落ちるところまで落ちたあと王子のままでは得られない幸せを得る」っていうのがね、たぶん好きなんだね。コラさんはそこにストライクなんですよね。
ローさんは、まだ麦わらの一味みたいに完全に前を向いてるわけじゃなくて、行動原理の半分くらいはドフラミンゴへの復讐だと思うから、その方向を変えてくれるのがルフィだったらいいなあ、などと思いながら次の巻を待っています。
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銀魂。
いつのまにか59巻ですよ。
ジャンプ読んでる友達に「そろそろ終わるの?」と訊かれて「いや、そんなはずは……」と答えたんですが、うん、確かに終わりそうな展開……
銀魂は明確なゴールが存在しないから、ずーっとつづくような気がしてて、だから終わりがちらつくとすっごい不安になるのね。なまじ作者が「いやいやまだ終わるつもりはないですよ」って言ってるから、あああどうしようコレ新手のフラグかなあとか思ったりして。でもまだ終わらんよ!と思い込むことにして。いやでもどう考えても……(エンドレス)
ここ数巻の全蔵が、なんかもう痔じゃなくてもいいやーってくらい(笑)どストレートにかっこよくて、これアニメになるかと思ったらマジ震える。ていうか御庭番かっこいい。将ちゃんかっこいい。完結とかいうからいつものペースに戻るかと思ったら、一段落もしてないよ。常にトップギアだよ。
小銭形にほっとする日が来るとか思ってないからねこっちも(笑)。
将軍暗殺編では、全蔵と将ちゃん、銀さんと高杉、って組み合わせだったんですが。
最後に銀さんがジャンプ出すとこでうわーんってなりました。
たぶん世の中的にはここしばらく全蔵攻めが熱かったと思うんですよ。しぶとか毎週祭りだったと思うんですよ。あえて探してないけど!(笑) ほ、ほら、コミックス組はネタバレ回避しないと!!
自分でも吉原炎上のときにぐわっときたテンションを、この勢いでもう一段持ち上げていきたいんだけど、逆に要素が多すぎて考え込んじゃう部分もあってね……うーん、人のを見たらぴんとくるかもしれないんで、だれかやりませんか全銀。
そんで白夜叉ですよ。
高杉が今まであんまりフックなかったんだけど、ここにきて「おおっ」てなった。銀さんと高杉とヅラがどうしてつるんでたのか、連中がどうして松陽先生に拘りつづけるのか。ホントにもう「拘泥」としか言えない、あの情念がやっと理解できた。全部わかってるんだけど銀さんとは対立するしかないんだよね、あの瞬間にそうなったんだもんね。
高杉、ヅラ、銀さんが今のポジションにいる理由とかそういう全部に「ああーっ」ってなった。
……感想かねコレ(笑)。
わたくし浅はかにも58巻まで、銀魂を「維新後」の話だと思ってたんですけど。
違うわ、開国しただけだった。まだ幕末だった。長い長い「つかの間の休息」を見てただけだったんですね。このまま江戸が「東京」になるんでしょうか。でもそしたら連載終わっ……
みんなめちゃくちゃかっこよくて毎巻ディープで楽しいですが、そろそろ気の抜けたっていうか変なテンションで飛ばしてるいつもの銀魂も見たいです。
いや、だってソラチ死んじゃわない? 大丈夫? この先の展開でなにが気になるってゴリラの生死だからね!? なにはともあれ「ゴリラを大事に」作戦でお願いします。
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BLEACH。
早67巻……ホントにそんなに必要か!?(笑)
ブリについて訊かれるのは展開でもなんでもなく「まだ読んでるの?」です。おうよ。ラストまでつき合うよ。
銀城さん編で腹をくくったというか、ああやっぱり最後まで見届けたいなって思ったのでもう迷いはないんですけど。銀魂がいつ終わるのかどきどきサドンデスみたいな状態になってる横で、最終章といいながらあと何年やる気だという終わる終わる詐欺のブリ。
心配はしてないです。ワンピと同じで、これも最初から決まってるゴールに向かって走りつづけるマンガだと思ってるから。あとから見返したときに細かいとこまで破綻がないんだよね。長期連載の週刊マンガでこれってすごいことだと思う。
ただ、ワンピとちがうのは引き伸ばし部分が露骨なとこで……
いやタイト先生的には全部描きたいのかもしれないけど、ストーリーの点から見たら大部分の戦闘は必要ないし、それをいったら戦闘シーンのためだけに出てくるキャラもほぼ必要ないし、じゃあこのくだり丸ごといらなくない?この巻自体いらなくない!?とはいつも思う……
今になって「夜一さんの妹」という重要なのかそうでないのか全く意図が読めない新キャラを出すのもわからないし。え、今ここで?以外の感想が出てこなかったです。
だいたいね、ここまで主人公の出てこないマンガないですよ!
主役不在が常態化してるってどういうことなの!
あと、いつも名前が思い出せなくて「斬月似のオッサン」と呼んでいるユーハバッハですが(ロールシャッハだっけ?とか言ってる)、彼がずーっと出ているにも関わらず少しもテンションが上がらないことに対して思うのは、わたし斬月のどこが好きなんだろうなあということで(笑)。
アニメになったら声はやっぱり菅生さんなのかなあ。
一読者としては、大半のキャラは不要だし周辺エピソードもいらないし、さくさくとお話を進めてほしいのですが、ぐっとこらえてゆっくりゆっくりゴールまで並走していきます。こっちもいつまで走ればいいのかわからないから精神的負担は大きいけどね……
早くブリの全景を見渡して感慨に耽りたいです(婉曲的表現)