いろいろ雑談。

先週はメールが来ませんでした……
「さくらのレンタルサーバ」における「Gmail」および「Google Apps」宛てのメール遅延に関するお知らせ
なんか今年に入ってからイロイロとすれちがってるみたいなんだよねこの両者。
メガネのかわいい金髪ギークと、きっちりスーツ着たジャパニーズビジネスマンで妄想したら、けっこう許せたので今後も双方にがんばっていただこうと思います。素直になれず拒絶し合う切ない恋だよ。
——————————–
そういえば、ちょっと前に話題になった「佐川男子」。
けっこう前か。いやすでに定着したのか。
うちに来るのも例に洩れず無愛想なオッサンで、あ、でも引っ越したら愛想のいいオッサンのほうが多くなったんですけど、俗に言う「佐川男子」というのは都市伝説だと思っていたわけですよ、例に洩れず。
しかし、先日ついに「明るくさわやかで若々しいイケメン」が登場。
実在したんだ……とツチノコかUFO見たテンションでざわざわするニッカリ。毎回ではなく、ごくたまに現れるレア感もそんな感じ。
さらにこの春からなんと、小柄な「佐川女子」が参入したのです。
これは新しい刺客か?
あんまり重いモノ頼むんじゃねえよ、エレベーターもないのに連日通わせるんじゃねえよ、みたいな無言のプレッシャーなのか。すみません、二人バラバラに通販してすみません。
でも何度も配送させるのは、まとめて送ってくれないAmazonのせいだからね。
アレ申し訳ないし段ボール増えてく一方なんでなんとかならないか。天気がめっちゃ悪い日は翌日でもいいですよチェックとかさせてもらえないか。
ちなみにヤマトのオッサンは、イベント搬入用の荷物を見て「ビッグサイトですか?」と物知り顔で対応してくるので注意が必要です。
——————————–
まあアレだ、リアルタイムの萌えがないというのは、佐川女子で騒いだりするような平和すぎて退屈な日々をもたらすということだよ。なに言ってんの。
オリジュネは萌えのパッションの発露というより、本を作って売る行為自体を楽しんでる部分が大きいので、まあぶっちゃけホモじゃなくてもいいレベルなんで、萌えとはなんかちがう気がします。
ていうか自分で書いたモノは結局「自分へのプレゼント」みたいなもんで、テンション上げようとしても請求書は自分に来るんだよ……(わかりにくい例え)
でもまあ、いつのまにかホモしか書けない身体になってしまったので……たぶん悪の組織とかに改造されたんだと思う。じゃあ仕方ないよね。なに言ってんの。
——————————–
この流れで、書きっぱなしのSSでも掘り出そうかと思ったんですが季節的に過ぎちゃったのばっかりだったんで、別の話でも(笑)。
以下、最近うだうだ考えてる創作メモです。
長いので畳む。


プロがどうやって仕事をしてるかっていうのは、好きなときに好きなものだけやってる同人屋には基本的にあんまり関係ないことなんだけど。
オフライン&オリジナル始めて、ちょっといろんなことを考えるようになってきたときに、たまたま近いタイミングで「トップクリエイターの方法論」みたいなのをお友だちからいくつか教えてもらったので、思うところなどをメモしてみます。
私のコメントはスルーしてもいいので、リンク先は機会があったらぜひ!
◆寺田克也「絵を描いて生きていく方法?」
そっち方面に疎い私でも知っている「異常に速くて巧いイラストレーター」さんのインタビュー。
いきなり絵の話に関係ないけど、小説に挿絵いらない論理は大賛成でした(笑)。書き手や売り手としては戦略として必要だとは思ってるし積極的に使っていくけど、読み手としてはラノベだろうが同人だろうが全ての小説に挿絵はいらない派なのですわたくし。その理由まで明確に説明されていて、寺田さんよく言ってくださいましたありがとう!と思いました。どんなに巧い絵でも関係ないんだよ。私は小説とだけ向き合いたいんだよ。ま、自分の小説にはつけるけどね(笑)。
インタビュアーの人がちょっとズレてて、寺田さんのツボとかスルーしてるのに、不快じゃないのがフシギです。記事のリンクがおかしいのは困るけど(笑)。
かなりのんびりと連載中のようですが、絵描きの人は四の五の言わずに読んだらいいよ、という感じ。前提が「描ける」というところにあるから、そこを飲み込めないとあまりの高みに心が折れるかもしれませんが(笑)。
絵描き、しかも売れっ子となると、なんとなく感性で描いても作品自体に説得力があるから明文化は必要ないのかと思ってました。でも寺田さんはあえて全部言葉にしてるんですね。だからふわっとした部分がなくてすごく話がわかりやすいし、説得力がある。説得するための言葉を用意してるから。説明上手が優れたクリエイターではないけど、クリエイターが自分を上手く説明できたら無敵ですよね、というお話です。
話が逸れますけど、前に友だちと話をしてたとき、映画やドラマや芝居を見るスタンスの違いにかなり驚いたことがあります。
私は、自分がおもしろかった部分つまらなかった部分を言葉にして、作品のクオリティの問題なのか自分の好みの問題なのか、はっきりさせたい。ここ数年のことだけど、ずっと日記で感想とか書いてるから自然とそういうスタンスになってきたんでしょうね。
それに対して相手は、漠然と「良かった」「つまらなかった」という印象だけで終わらせていて、もしかして普通はそうなのかもしれないと思いました。いちいち客観と主観を切り分けるなんて面倒だしね。ただその相手はアマ役者で、自分の役作りがどうこうって話を直前にしてたんで、そこに活かすためにも掘り下げて分析してるもんじゃないの!?ってなったのですよ。
インプットをアウトプットに活かすかどうかなんて、個人の自由なのですけどね。プロじゃない表現活動という意味では私の同人と同じだと思ってるんで、もうちょっと自分に引き寄せて観劇してるのかと思ってたんだけど、そこは完全に切り離してるんだな、と単純に驚いたのでした。
でもまあ、私も自分の引き出しだけで勝負しようとしてた時期があったと思うので、友人のやり方も今後変わることもあるのかも。
ゴーカイに逸れちゃいましたが、寺田さんが「字書き目線の絵描き」である説明というのが、すごく理解できました。私は「絵描き目線で字を書く」から、裏返しただけで方法論はほぼ同じ。でもその目線の活かし方というのがまさにプロの所業なので、まちがっても並べてはいけない(笑)。
この前、アルカリといっしょに「絵と文で補完し合って紙面を構成」ってのをやってみたんですけど、初めての挑戦だし時間もなかったし曖昧にごまかしちゃった部分がかなりあって、でもこういう視点でやっていったらもうちょっとお互いに折り合いをつけられたのかなと思いました。
◆西尾維新「ほぼ日手帳つかいかたコレクション」
多作で有名らしいラノベ作家さんのインタビュー。これは後編だけど前編はプライベートでのほぼ日活用術で、そっちもおもしろかったです。
西尾さんについては、人から貸されて2冊ほど読んだことがあって、個人的な好みからいうとこれ以上は読まなくてもいいですってなったんですが(笑)、稚拙さや鼻につく技巧は感じませんでした。文章自体もとくに読みづらくなかったし、こういう話を好きな人が読んだら確かにがっつりハマるんだろうなあという印象。
速筆というからには、きっちりした人なんだろうなとは思ってましたが、執筆ペースをきちんとスケジューリングしてるのがすごいです。一般的なナレッジワークもそうだけど、こういうお仕事って1日何個って生産個数を出せないから、どうしても行き当たりばったりというか「〆切までに終わらせる」ことしか考えずに作業しちゃうと思うんですよ。目に見える数値に換算するというのは基本だけどなかなかできないです。
ニッカリの場合、webって〆切がないので時間的見積もりとはほぼ無縁でして。おかげでこの前は酷い目に遭いました(笑)。せめて「アルカリが人物を一人描くのにかかる時間」と、「ニッケルが一段落のテキストを書くのにかかる時間」だけでも把握しておけば、余裕のあるスケジューリングができたのになと思うわけです。定期的にイベント参加してる同人屋さんなら、あたりまえにこなされていることなのかもしれませんが……
自分も仕事では「この作業は30分でここまで進んだからトータル○時間で終わる」とか「このペースだと時間内に終わらないから能率的なシステムを構築する」とか考えるんですが、仕事以外ではなかなかそういう頭に切り替わらなくて、無計画に進めることが多いです……そういう反省をしてるときだったので、ペース計算の話は参考になりました。
ただ、西尾さんの「1日何万字」のペース換算は、書くことが頭の中で全て決まっていてアウトプットするだけ、というタイプの人しか使えないので要注意(笑)。私みたいにキーを叩きながら文章を考えて、エディタ上で文章を切り貼りしていく手法の人間にはあまり有効ではないと思います。文章出力=執筆ではないのだよ……
お友だちから「執筆に関してはデジタルネイティブだよね」と言われたことがありますが、そういうことなんだと思います。紙とペンではSSも書けません(笑)。
あ、ほぼ日をネタ帳にできないかと思ったけど書きとめると実際の執筆にはつながらないよね、というところまでは西尾さんと同じ経験をしましたが、物理的に重すぎてほぼ日手帳自体を2年で挫折していることを自白します……スマホって楽ね……
◆雨宮慶太「聞かせて!スタッフ☆トーク~STAFF SIDE STORY~」
ttp://ameblo.jp/shougeki-gouraigan/entry-11728420245.html
びじゅぼイケメンに関わりが深い監督さんへのインタビュー。サイト会員限定。
半年くらい前にiPhone対応したので、なんとなく登録しちゃいました(笑)。
びじゅぼって昔は、俳優が出演してる作品なんかはどうでもよくてイケメンをウザく持ち上げるだけのサイトなんでしょ?とか思っていたんですけど、まあ今もそういう側面はあるんでしょうけど、こういう記事もあるのかーと意外でした。
イケメンの話は申し訳程度で(笑)。主にクリエイターの仕事の方法や心構えについて大御所が語る!みたいな内容でした。前の回の座間プロデューサー(戦国鍋TV)もだったけど、イケメンのインタビューより内容が濃くておもしろいのが反則(笑)。
とにかく「えーそうだったのかー」っていう話ばっかりで。
雨宮監督って、好きなモノを好きなように作って、好きな人だけが楽しむっていう芸術家タイプだと勝手に思い込んでいたんですけど、ご本人のスタンスはぜんぜんちがうんですね。地に足の着いたまっとうな(笑)プロ意識で仕事してる人なんだと初めて知りました。クライアントの要請に合わせて作品を作るとか、自分の作家性を客観視して価値を生み出していくとか、雨宮監督のイメージからは対極にあったんで。
もしかしたら特撮雑誌なんかではすでに語られてることでファンの人はとっくにご存じなのかもしれませんが、私は初めて触れた側面だったので、まさに衝撃!でした。
敬意を表して(?)、ゴウライガンも全部観ましたよ。すごく……雨宮節でした……
ああいうメチャクチャなことやるために、きっちり仕事されてるんですね。
全体的にまとまらないけど、そんな感じ。
どのプロフェッショナルも普遍的で一般的なお仕事にも言えることばっかり語ってくださってるので、自分もちょっとマジメにやろうかと思うだけ思ったのでした。実行するかどうかは別。

日記

Posted by nickel