月イチ大河感想。
信繁の「焼酎ください」は、やらないのか……
企画展でめっちゃ推してたし、すごく貧乏っぽくておもしろいからやると思ってたんだけどな。
清正が見せた男気に感銘を受け、熊本のアンテナショップに行ってきました。熊本応援。
……ええと、西日本では「平家の落武者」というフレーズはネガティブなイメージではないのですかね。わりと積極的に使ってきますね。とりあえずなんでもくまもんのシールを貼る、というブランドの統一感がさすがだと思います。清正にも貼りたい。
ということで、ここ1ヶ月くらいの大河。
一気に十数年経ってるのでこっちの記憶もわりと曖昧ですが。
本能寺の変もだったけど、関ケ原のスピード感すごかった。
すごい追体験しちゃった感ある。さあ決戦だ、このあとどうなるかな、うちはどうするかな、ってわいわいしてたら、「もう終わりました!」って連絡来るの。まさかあの人が!って人たちが死んだってさっくり知らされるの。こういう時間と距離の感覚って今までの大河でそこまで強く感じたことなかったです。
正直、三成とか死んだ実感なくてさ。でも信繁もきっとそうだったんだろうなあって思います。うたさんから話を聞いて、なんとなく「察する」感じ。でもすごい虚無感は共有できる。
逆に大谷さんはああ死んじゃった……ってなりました。でも思いつめた顔じゃなかったから納得ずくというか予想内の結末だったんだろうと思います。ここまでは最初からつき合うつもりだったんだね。
大谷さんの最期を見たとき、終わる前に治部刑部で一本書いてみたいなってちらっと思いました。今までさんざん三成Disったから許されないかもしれないけど(笑)。
大坂の陣への斬新な伏線、イケメン秀頼。
清正がな~、三成が死んでから「俺が佐吉の代わりやる!」とばかりに秀頼さまにひっついていたのかと思うと……
しかしあの、関ケ原の怨念と薄暗い使命感を背負って毎日思いつめてにこりともしない清正の負のオーラを常に浴びながら、全く影響を受けず一筋の陰も差さない健やかなる大器に育った秀頼って、どんだけ光のオーラ放ってんだと思いました。あれか、病原菌とかも近寄る前に死滅しちゃう系か。
基本ネガティブな家康さまにしてみたら、そりゃあ正面から浴びちゃったら命の危険を感じるし、自分ちのボンクラ二代目と重ねちゃってものすごい嫉妬とか悔しさとかもあるんじゃないか。これはもう全力でつぶしにかかるしかない。ああもう清正のバカ!(笑)
二代目といえば、半蔵はなかなかのアイデア勝ちだと思いました。おんなじ顔!
九度山の貧乏一家。
過酷な状況下では、きりちゃんが最も現実的でお役立ちという……そうよね、女子はいつかおばさんになって、おばさんってのは最強の生き物だものね。
なにかきっかけがあったわけでなく自然とパパの毛皮を着るようになっていて、そして逃げ腰だった息子とのつき合いに正面から向き合うきっかけが囲碁だったっていうのが、なんかもう信繁らしいなあとしみじみしました。
真田紐はきっと「諸説あります」なのだろうけど、商標登録してアウトソーシングっていうのは頭いいな!って思いました。不労所得っていうか。今後日本のどこかで見かけたら「信繁一家の晩ごはん代に……」とか思って買っちゃいそうです。
そんな平和な貧乏一家にも、時代の流れに巻き込まれる日が……
再登場した明石さんが思った以上にオフロスキーで噴きました。
だって着物わざわざピンクだし……袴も緑だよね? そういや宇喜多秀家に呼ばれたときわざわざ「お呼びになりましたか」って言ってたよね。リスペクトが過ぎる。信繁が渋ったら「大丈夫、できますできます!」ってぐいぐい来るのかな。
すごく大掛かりな「時代劇だよオフロスキー」出張版のような気がしてきた。次の公開収録は上田か九度山でやったらいいよ。