続・オタク☆メモリアル。
前回のあらすじ。
青春の甘じょっぱい思い出にして、このオタクな自分を作った基礎とも言える「幽遊白書」の、画集を本屋で見かけてうっかり購入してしまった私(ニッケル)。遠い昔に別れた恋人と再会したかのような、穴に入りたいくらいの居たたまれなさに悶えてしまいました。
しかし、そんなイタイオタクは私だけではなかったのです……
所用で実家に帰省していた相方のアルカリ。
アルカリん家はオタク三兄弟なので(しかも全員シュミがちがう)、実家にはイロイロ置いてあるらしい。で、いつのまにか部屋が片づけられていて、イロイロとイタイ過去の遺物が発掘されていたそうなのですが。
……なんで最遊記のOVAなんか持って帰ってくるかなあキミは!!
しかもいちばん最初の、作者たっての希望により悟浄が山ちゃんというレアもんじゃないですか!! ていうか三蔵が高木渉ー!?
最遊記とゆー作品は、作品自体も作者もファンも、端から見ると激しくイタイ世界を築いてしまっているので、一度「卒業」した人は過去の恥部として徹底的にこの作品を忌避しますね。私は幸いミネクラさんの作品を受けつけなかったので、ミネクラワールドに溺れることはなかったけど。
コミックスはともかくOVAは消したい過去だな……(笑)
人に過去あり。
オタクに歴史あり……
とりあえず私としては純粋に高木三蔵を聞いてみたいので、今度強引に上映会を開こうと思います。うひひ。
余談。
前回の、どーしても気になる仙水&樹のイラストですが。アルカリ(絵描き)もやはりページをめくる手が止まるらしく、絵描きとしての感想を聞いてみたところ、「広がりを感じる絵だからじゃないの」という答えで非常に納得しました。絵の完成度自体は低いのに雰囲気があるから、目を奪われちゃうんだって。じっくり見れば見るほど粗が目立つんだけど(笑)、わかった上でじっくり眺めちゃう危険な絵です。
ていうか、画集一冊出して惹きつける絵が一枚ってどうなのよ……少なくともこの画集では、作者の愛(意気込み)を感じたのは妖狐と戸愚呂と仙水&樹くらいでしたよ。蔵馬はキライなんじゃないかな。描いてる順にかかわらず、桑原>幽助>飛影>蔵馬の順で雑になってるし。雪村蛍子がキライなのはよーくわかったけど。
うー、なんで私はトガシが好きなんだろう……(笑)