クリスタはじめました

恒例、お絵かき初心者の向上心だけはある反省記事です。
画像多めで長いです。
字書きなので言い訳も長いです。

ただ漠然と「練習」してる状態だった2019,2020年に対して、2021年はそれなりに楽しめるようになってきました。
全員先生セイバーのあたりで、これを描きたいって思うようになった感じ。
絵はまだ不安定だけど……

ジャンルは概ねリュウソウかリバイス。他ライダー。今数えたら16枚ありました。


大昔に描くのをやめた一番の理由は「自分の絵柄が好きになれなかったから」だったんですが。
もうひとつ、「文と絵の芸風の乖離」というのがありました実は。

私はわりとオールキャラギャグ寄りの頭なのでそっちのネタを考えるのが好きで、ストーリーよりは4コマばっかり描いてて、今もやっぱりそこが一番楽しいなと気づきました。絡み絵とかは難しいばっかりで楽しくないし、ストーリーもテキストのほうが1000倍速い。
でも小説ではエロとかシリアスにフォーカスしていくほうが圧倒的に楽なのでそればっかりやってきて、字書きとしては「マジメにカップリングを書く人」という立ち位置なんですよね。
アウトプットの方向性が全く違うことで、受け手が混乱するという現象がどうしても起きてしまっていました。「小説とマンガでイメージ違いますよね」って言われることも多かったし。このカプではこっちで描いてほしいなーみたいなのもあったみたいだし。なんかそういう周囲や自分自身の齟齬が吸収しきれなくなってしまって。

……ていうのを2年以上描いてきて今さら思い出しました。
筆を折るからにはれっきとした理由があったのに、時が経つとそういう大事なこともあっさり忘れ去っているものなんだなあと。
今また同じ過ちをくり返しつつある気がする笑

いっそ別アカで切り分けてやればいいのか。
とにかく明るいお絵かきと、シリアスなエロ小説は別の人が書いてることにすればいいのか。
などと考えるだけは考えています。
一次創作もあるからもう名前増やしたくないなあ……ていうかめんどくさいなあ……というのが正直なところ。

この件はもうしばらく保留で……


去年の10月のこと。
メディバンの広告枠がとても大きくなってしまったので、ついにクリスタを導入しました。
ファイルを閉じたあとの動画やバナーとかはいいけど、描画中の画面に常時表示されてるのはちょっと……広告ブロックしてもスペースなくならないからどうしようもなくて。
iPadの狭い画面だから気になっちゃったけど、PCならそのまま使えたかもしれない。複数端末で使えるのも便利だったし。
2年間お世話になりました、MediBang Paintさま。

てことでCLIP STUDIO PAINT PRO、年額2,800円。
使用できるのは1デバイスだけ。
メディバンプレミアムとも迷ったんだけど、この機にシェアNo.1に乗り換えたほうが楽かなって……
迷ってたときにフォロワさんたちがいろいろ教えてくださって参考になりました。ありがたい環境です。
アルカリさんは相変わらずプロクリエイト勧めてきますが素人向きじゃないからアレ。UIかっこよくて憧れるけど。

さすがに無料アプリとは使い勝手がかなり違うので、まだまだ手探りです。1アクションごとに検索してる。まだマンガ描くまでいってない。
でもメディバンも結局2年間ググりっぱなしだったわ。そういうもんだったわ。

一点めんどくさいなと思うこと……
iPadで描いてjpgとかで書き出すとiOSのフォルダに保存されるので、それを画像ライブラリに再保存しないといけない。これをやらないとDropbox共有もされないしTwitter投稿もできない。
メディバンは書き出したファイルがそのままライブラリに入るので楽でした。それが普通だと思ってた。

以下、クリスタに乗り換えてからのイラストです。
文字の入れ方がまだよくわかってなくて、全部手書きです。
極力手書きはしたくない人生なのですが……


ブラシごとの筆圧や手ぶれ補正の設定が繊細すぎて、未だにコントロールできてません。メディバンはざっくり一括で設定してたんですよね。私くらいのレベルだとそのほうが楽でよかった。

でもブラシがカテゴリでまとまってるのは使いやすいと思います。
メディバンにも機能としてはたくさん種類があったけど、単品でどう使っていいかわからなかったから。

たとえば初めて触っても「水彩」でこんだけ水彩になる。
背景にそれっぽい用紙テクスチャ敷くのも楽しい。

「厚塗り」は……油彩経験がないので塗り方がさっぱり見当つかなかったですね……何度も何度も無限に塗ってしまう。そもそも対象を立体的に捉えられてないと面が出せないという、色塗り技術以前の話なのでね。講座系見ながらがんばったけど「基礎が大事」という言わずもがなの結論が出ただけでした。

幼馴染みはどうしても3人セットで描いてしまうし、となると兄弟はセットだし……海の兄妹も別のブラシで描いてたけど、ぜんぜん思いどおりにならなかったのでお蔵入りになりました。ごめんカナロ。

キャラによって、水彩っぽい淡さとか油彩っぽい濃さとか出せるんじゃないかって思ったけど、そんなこともないみたいだ……
いつもTwitter投稿時のフィルターでなんとかしようとしてます。

ちなみに「フリルブラシだ!ファスナーもある!」と騒いだら、相方に「バカヤロウ!そういうブラシはきっちりした線の絵柄じゃないと使えねえんだよ!!」と釘を刺されまして、実際使ってみたら確かにめちゃくちゃ浮いたので、泣きながらフリルブラシを自分でなぞりました……まあゼロから描くよりはね、ガイドがあるのはいいよね。

ただでさえメガネを描くのが苦手なのに、サングラスだとそれだけでレイヤー2枚増えるの腹立たしい……実際あのデザインのメガネちゃんと描こうとしたらもう1,2枚必要だと思う。あとヘアピン白なのも腹立たしい。髪のレイヤー分けるのも億劫な性分です。

これは写真のトレス。本当にただのトレス。

輪郭なぞっただけでなんの調整もなく絵になってくれるこのモデルさんすごいですね!?というのはさておき。
彫りが深いので多田由美塗りを参考にしたんですが、まあ動画見て多田絵を数枚トレスしただけで会得できるものでもないので。
やっぱり厚塗りはハードルが高いです。ちゃんと絵が描ける人向けっていうか。ちゃんとカラーを描きたい人向けっていうか。Not for me。

まあ結局バケツ塗りに戻るんですけどね。まず試すくらいはいいじゃないですかね。
「筆」はコントロールが難しすぎてまだあんまりいじってません。


「鉛筆」が(筆圧の加減はともかく)さらっと描けておもしろかった。
いっそペン入れいらないんじゃないの?と思って描いた、令和おっさんシリーズ。
Twitterで出すから4枚セットは決めてたんだけど、最後にウォズが出てきた理由はわかりません……
一枚目の若林で集中力が切れて、二枚目からもうガタガタと崩れていってるんですよ。再挑戦したい。

ちなみに私が実写でおじさんを描きがちなのは、若い子よりも特徴があって初心者でも絵に落とし込みやすいのと、「キレイにかわいく描かなきゃ!」という気負いが薄くなるからです。おじいさんはもっと気軽になります。
(感じ方には個人差があります)


一通り遊んで、筆圧抜きのペンに戻ってきました。多機能とは……

ここから、お正月に描いたリバイスのネタ絵。
狩崎のために「仮面ライダー ぬい」で画像検索しながら、メインでもないのになんでこんなコストかけてんの?と自問自答していました。
SSでも必ずライダーオタク要素は入れるようにしてるけど、絵のほうがハードル高い。狩崎ファンは覚悟を試されるね。

赤いライダーにしなかったせいで、初日の出感を出すのが難しくなってしまったのが反省点です(真顔)
ジョージの顔は、現時点では気に入ってる。二人ともパーツさえ押さえれば似せなくていいという逃げ道はあるけれど。

向かって右側に乗ってるのが小林靖子脚本、左側に乗ってるのが井上敏樹脚本、ジオウはゲストで描いてたので……
っていう隠しネタのために描く量じゃなかったわ! 二人よりも手間かかったわ!!

黒林を描いてみたかっただけなので、デッドマンズは割愛させていただきました。あんな服、仮面ライダー以上に描きたくない。工藤と灰谷含め、ネタ振り的に50音順になってるのが奇跡でした。

こういう小ネタならSSよりもたくさん思いつくんですが、形にするのに時間がかかるので……


ちなみに下書きは「シャーペン」メインです。
なんか下書きっぽくなるから笑
アナログでもデジタルでも水色鉛筆って使ったことなかったけど、レイヤーカラー変更のデフォルトが水色だったので「こういうことか!」と思いました。今までわざわざ透明度いじってた。

アナログのときは一発勝負のペン入れがめちゃくちゃ苦手だったんですが、今は何度でもやりなおせるので、下書きの線をごりっと太い線で潰すのがけっこう楽しくなってきました。
でも本当は太い線でごまかさないほうがいいんだろうな……どっちの方向が合ってるんだろうな……
とまだまだ迷いつつ描いてます。緻密なペン入れという選択肢はないですが。

線がラフな下書きのほうが巧く見えるのは、初心者あるあるなのでよろしくない、という程度の認識はある。あと「身体」じゃなく「服」を描いてる自覚もある。20年前から。

これはそろそろ「身体」の練習をしたほうがいいのかな……と思いながらぐりぐり描いたやつです。せめてシャーペンで描けばよかった。

狩崎は金属アクセとか持ち込みオモチャとか銭湯NGなパーツばっかだから、きっとタトゥーも入ってるよねって思って。営業時間外とかだと意外にOKだったりするんでしょうね。若林は空間が余ったので足したけど存在感がすごい。

清書してやっぱり、めちゃくちゃ手癖じゃん!ちゃんと見て描きなさいよ!!って自分に思ってる。見なおすと影とかぜんぜん立体感ないし。でも筋肉とかちゃんと勉強するのはめんどくさい。なんとなくそれっぽく見せたい(ダメな発言)

でまあ結局服だけを描いてしまうんですよね。どうせなら立ち絵やバストアップじゃない動きを描きたいのに、骨に肉をつけるのが本当に苦手……服もすぐ省略しちゃうけど…… (ダメな発言)

とりあえずシゲ描く練習しよう。狩崎はもういいから。


お絵かき3年目、現状こんな感じです。

まだ絵柄もペンもブラシも定まらない身ですが、年単位で見れば成長してる感があるので、地道につづけていきたいと思います。

そしてテキストを書く時間が削られていく……