戦国フルーツ。
ガイムがおもしろいです。
「ああっ、ミカンがバナナに! そしてバナナはマンゴーに! ドリアンやばい!」などと実況していると、無性にテンションが上がってきます。新しいフォームが出るたびに巻きもどしてじっくり見ちゃいます。ドライバーのナイフで切った断面とかリアルでうれしい(笑)。
でも未だに登場人物の名前を覚えていません。バナナとかドングリとか言ってるからだよね。
あ、コータとミッチとシドと戦極さんは覚えた。
戦極さん、なんで自分の名前をドライバーにつけちゃったんだろう。なんでだれも止めなかったんだろう。例えば山田さんだったら山田ドライバーだったのかな。
最近ようやくメロン兄さんが「タカトラ」という名前だと認識しました。えらいはずなのに名前で呼び捨てされてるので、あのへんまとめて幼なじみとかだと思います。あとべ×あとべ×ライオン丸。
まあ実際、お二人の跡部時代を存じ上げないのですが、戦極さんはすっごい跡部(すわべ)声だと思いました。兄さんもだいたい想像がつく……二人とも出オチ感ハンパないところが大好きです。画面にいるだけで笑いがこみ上げてきます。
マッチョなドリアンもいい具合に若い子を食ってますね。いやガチで。そういう意味で。
でもメロンへの反応から見てボトム志望じゃないかと思うので、バナナの皮を剥こうとした動機はやっぱり彼のバナナ目当てだったのかなとか、男にしてくださいィ!って言ったドングリはホントに男にされてしまったのかなとか、アダルトな妄想がノンストップです。
掘られるよりそっちのほうが精神的ダメージでかそうだ……逃げ切れミカン。
ドリアンが若い果実を堪能しまくる傭兵総受け本ってないんですか。ブドウからメロンまで、シード搾り取られるよ!
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ガワでこれだけ盛り上がっていてアレなのですが、キャラ名を覚えられないほどに、ドラマ方面がもうぜんぜん入ってこなくて……
めずらしく、前から知っている(しかもわりと好きな)役者さんが(しかも複数)SHT初参戦ということで、個人的にはめちゃくちゃ盛り上がるつもりでいたのですが、完全に予定外です。
なんかダメです。EDになっちゃったお父さんくらいあわてています。
今までどんなにつまらなくても半年は期待を込めて視聴していた身としては、4話くらいですでに脱落しかけて今は完全にガワだけ見てるっていうのが異常事態にしか思えません。これは確実に番組ではなく私のほうに問題があるのでしょう。
考えられる要因としては、
1.個人的に忙しい時期で新番組を受け入れる余裕がなかった
2.開始時期のズレに新番組を迎える気持ちがついていかなかった
3.もう仮面ライダーは年齢的に卒業、ってことかな
……3だったら四半世紀くらい遅かったと言わざるをえない。2だったらまたしてもおのれディケイドでやっぱり救われない。
とにかく、番組のせいではないと思うんです、というのを前提にしまして、今現在のガイム感想というか印象を語っていきたいと思います。まず「ガイム」の辞書学習を放棄してるところからして、今までにない無関心っぷりなわけで……(笑)
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恥ずかしながらアニメは勉強不足なので、うろぶち脚本に対してのイメージがないのですが、逆に先入観もないということで。そこはネックじゃないと思うんですよ。
その人が書くともれなく鬱展開だとは聞いていますが、今のところは平成ライダー通常運転ですよね? え、この程度で鬱とか言わないよね? まだ序盤だもんね? 我々がまだ経験したことのない、ここ十数年のあらゆるトラウマエピソードを凌駕する絶望的な展開が待っているのだと信じていますよ!
……ライダーと鬱展開って相性良すぎて新鮮味がないのかもしれませんね。
こんなの仮面ライダーじゃない!なんてことは思わないんですけど。ライダーとしての基本要素は一通り入ってるので、ウロブチさんなりに「仮面ライダー」やろうとしてる感は伝わってきます。話もべつに破綻してなくて盛り上がりもちゃんとあって、だから取り残されてるのは完全に個人的な好みの問題なんでしょうね。
セリフ回しがやたら古くさくて定番化されたいわゆる「手垢のついた表現」のやりとりでほぼ構成されているのも、教科書どおりといえば正しいということになるし、それが今どきのアニメの流行りなのかもと思えば、自分の知らない領域なのでなんともいえないわけで。
まあ、ベテラン声優さんが完璧なアニメ声で言うからベタなセリフも様になるだけで、一部の中堅はともかく若い子が実写ドラマで口にするにはちょっと厳しいよねとは思いますが、気にするかしないかは個人差ですからね。
あと、アルカリに言われてああそうかって思ったのは、子供vs大人の図式があんまり好きじゃないんだなあということです。
これもアニメなら気にならないんだろうけど、実写で見た目成人のキャラクターが「大人は汚い」って子供としてふるまおうとしてるのが絵的に違和感。高校生のミッチはギリセーフとして、バナナとメロンが子供vs大人に見えるかなあ、とくに幼児たちに、などと思ってしまうのです。
まあ、幼児目線はひとまず忘れましょう。ライダーを語る上でフェアじゃないので(笑)。
コータが職探しをする=大人になろうとするって始まり方はおもしろいなと思ったんですが、そこから「大人の社会に踏み出す手前のまだ汚れていないぼくら」を正当化する展開になっていくあたりで、うーんついていけないなーってなりました。そういうのって、中高生くらいまでが上限じゃないのかなー……っていうのも好みなんですけどねー。なんかねー。
「大人側」も親世代ならまだ敵として納得できるけど、お兄ちゃんお姉ちゃんレベルだから。ザワメシティが象徴する「狭い世界(=狭い世代)」での内輪もめにしか見えないんですよねー。コータがどんなにがんばっても、ヤンキーモノの、だれがやられても子供のケンカで自業自得でしょ?みたいな印象になってしまう。
こういうの、セカイ系っていうんでしょうね。
長年定義がよくわからなかったけど、やっと腑に落ちた(笑)。
それからミッチ。アレはダメだ。完璧すぎる(笑)。
ミッチだけが全部知ってて清濁併せのんで覚悟決めてるっていう状態だから、コータは主役なのに巻き込まれてるだけの印象が強いし、メロン兄さんは弟にさえ出し抜かれるマヌケな悪役に見えるし、バナナやドングリは幼稚すぎてライバルにもなってないし……ホントひどい(笑)。
市場的に彼を主人公にできないという葛藤もわかるのですが、オーズのパクリと言われてもミッチが主人公だったら、もうちょっとハマれたのかも……いやそんなことはないか。でも主役をいちばん好きになりたい私としては(笑)、ミッチみたいな万能キャラがメインで四六時中出てるというのは、ちょっと反則っぽく見えてしまうのですよねえ。
これで彼がかっこよさ貫いたらコータの立場がないし、大人側に転じたら兄さんの立場がないですからね。せめて変身できないポジションだったらもうちょっとちがったんでしょうけどね。
まあそんなのも、こっちの勝手な方法論だったりするので、ドラマ部分は相性が悪かったと割りきって、ガワだけを実況していくつもりではありますが、今後クボタやマツダ周辺でピンポイントな萌えがあったら何をするかわからないぜ?と前科者みたいなことだけは言っておきます。
ドングリ×松ぼっくりに萌えなかったから、退場フラグも悲しくないんだと思う。
そういう中途半端な視聴者が、せっかくダンスできる子連れてきて踊らせないなんてとか巧い子がヘタに見える撮り方はどうなのとか言う権利はないわけで。
ダンスチームの縄張り争いならポケモンバトルじゃなくて素直にダンス対決すればいいじゃないとかおかげで彼らのダンスにかける意気込みや動機が大人への反発とリンクもしてなくて今ひとつ伝わってこないとか、そもそもの設定につっこんじゃいけないんですよねわかってる!!
なんでダンス入れたのか未だにわからないけど、制作側が体育の授業でダンス必修になって途方に暮れる教育現場みたいに見えてなあ……(笑)