スーパー戦隊シリーズが終了することについて。(50年振り返り)

特撮S11_ゴーカイジャー,S13_キョウリュウジャー,S18_キュウレンジャー,S18_ルパンレンジャーVSパトレンジャー,S19_リュウソウジャー,S20_キラメイジャー,S21_ゼンカイジャー,S23_キングオージャー,S24_ブンブンジャー,S25_ゴジュウジャー,S93_ダイレンジャー

ああ~もう明日か!ゴジュウジャー最終回!!

ちょっと長めですが、お時間あるときにでも。
以下、戦隊オタクの個人的見解です。正しくはないし、でも言う権利はあるってこと。


まず、「戦隊終了」リークから公式発表~今まで、ネガティブな気持ちはいっさいありません。
リーク時はネタか仕込みだと思ってたのもあるけど。

ハマれない年には「もうシリーズ終わっちまえよ」とヤジを飛ばしてきた身としては矛盾なく、「終わるという選択ができるんだな」と感心さえしました。
なんかね、仮面ライダーは「終わりそこねたコンテンツ」という気がするんですよ。やっぱその勇気はないよな、東映的にもバンダイ的にも。
作風的には表層的な新しさを求めてみせても、企業としては安全な路線をいかないといけないというのは理解します。だらだらマンネリでみっともないけど、そういうスタイルでやってきたんだものな、って。

だから戦隊50周年!一回区切りをつけて、別のことやります!というのは絶賛されても、めそめそ悲しんだり抗議したりするようなことではない、と断言できる。
テレ朝が特撮番組枠を60分から30分にしてアニメや報道番組枠を伸ばします、とかいう話なら別ですけど、そうでないなら新しいこと大歓迎です。

だいたい「数年休んで新しいことやりたい」ですからね。
その新企画が「プロジェクト・レッド」ですからね。
看板かけ替えただけ感がすごいです。
その結果お出しされたのが「ギャバン」ですからね。
もう居抜き物件ですらなくて、しかも出てくる情報がものすごく東映の味しかしなくて、逆に安心しちゃいますよ。
スーパー戦隊の内側で新機軸を求めて試行錯誤もがき苦しんでいたのなら、一回「スーパー戦隊じゃない」ところで好き放題「本当にやりたいこと」やったらいいじゃない。どんなにベタでも昭和でも平成でも、とりあえず笑ってつきあいますよ。

他の連中はどうか知らんが、私はそういう立場。
50年の歴史が途切れて~とか騒ぐやつはほっとけばいいんですよ。「その50年にしれっとスパイダーマッ入ってるじゃんよ」ってツッコミで終わるんで。
昔は仮面ライダーの空白期間が「ジャンピーからカブタックまでなんでも遊べる枠」だったんだけど、それが逆転しただけってことですよね。
それすらもう20世紀にやってるっていう……

いいよいいよ、何度でもやり直して。
こっちも褒めたり貶したりしつつ、10年に一度くらいの確率で現れる奇跡の名作を待つよ。


というお気持ち表明だけでは、収まらない熱い思いも抱えているものでして。
この機に「戦隊50年と私」をまとめてみようと、ゴジュウジャーの途中くらいから考えていました。
まず今までを振り返って、来年の新戦隊に向き合おうと思っていたのです。
戦隊展、行けなかったんだよな~。

本当は「東映周年作品(ドラマ・映画・企画)と私」もやろうとしてたんだけど、情報まとめるだけで疲れちゃって振り返りまでいかなかった……


1秘密戦隊ゴレンジャー(1975年)
2ジャッカー電撃隊(1977年)
3バトルフィーバーJ(1979年)
4電子戦隊デンジマン(1980年)
5太陽戦隊サンバルカン(1981年)
6大戦隊ゴーグルファイブ(1982年)
7科学戦隊ダイナマン(1983年)
8超電子バイオマン(1984年)
9電撃戦隊チェンジマン(1985年)
10超新星フラッシュマン(1986年)
11光戦隊マスクマン(1987年)
12超獣戦隊ライブマン(1988年)
13高速戦隊ターボレンジャー(1989年)
14地球戦隊ファイブマン(1990年)

このへんまでは生まれてない+あんまり記憶がないのでノーコメントで。
テレビっ子だったのでね、どれから見はじめたかもわからないです。地方だと再放送もあるしヒーローショーも数年前のヒーローが普通に来るんで、生まれる前のも見てる可能性はある。いろいろごっちゃになってる部分もあると思うなあ。
ターボレンジャーが学生とかファイブマンが先生とか、そういうのは子供心に印象が強くて覚えています。
でもこのへんで構築された「戦隊モノ」の要素って、実は今そんなに残ってない。でも未だに世間一般のパブリックイメージではゴレンジャー止まりなんだよなあ。

15鳥人戦隊ジェットマン(1991年)

これだけは小学生ながら覚えてる。以前もトランザの話をちょっとしましたけど。なんかいろんな意味でトラウマ戦隊で……なぜかコミック版を持っています。たまたま本屋で見つけた同人誌くらいの感じだと思う。
参考「この際だから井上敏樹について語ってみる。」

16恐竜戦隊ジュウレンジャー(1992年)
17五星戦隊ダイレンジャー(1993年)
18忍者戦隊カクレンジャー(1994年)
19超力戦隊オーレンジャー(1995年)

このへんまとめちゃうけど、とにかくダイレンジャーにガチハマりしたんですよ。だからその前後の記憶が曖昧なんだよね……
自分なりに「戦隊っぽい型」がわかってきて、「幼児番組をあえて楽しんでる中学生」という自意識もできてきたところでの「型破りにおもしろい作品」にやられてしまったのかも。
特撮雑誌か何かで知った同人誌を通販して(二次創作も考察系も)、自分でもキャラ絵を描いてみたり、特撮「オタク」に踏み出した時期でした。
大五が好きで、でも唯一の純愛キャラだったから、同性カップリングとかそういうのは考えられない感じでしたね。それは「亮と陣」というガチな素材があったし……

20激走戦隊カーレンジャー(1996年)

この年、地元にテレビ朝日が入りまして。それまではTBS系が半年遅れで放映してたんですが、カーレンジャーは権利が買えなかったのでしょう。そのため、開局のタイミング的に終盤近くだけ見せられるという信じられない事態に。悔しくてレンタルビデオ屋でVHS全巻借りて一年ぶんコンプリしました。カーレンとシャンゼリオンだけですよそんな特撮。

21電磁戦隊メガレンジャー(1997年)
22星獣戦隊ギンガマン(1998年)
23救急戦隊ゴーゴーファイブ(1999年)

というわけで、全国の皆さんと同じ時間に戦隊が観られるようになりました。
が、個人的にはまだダイレンジャーを引きずりつつ、お隣のメタルヒーローのほうにハマっていたため、観てはいるけどメインではないという状態が数年つづきます。
ずっと特撮オタクではあったんだな。


ここから、「特撮オタク」が「特撮同人屋」にクラスチェンジします。上がったのか下がったのか。

24未来戦隊タイムレンジャー(2000年)

視聴のきっかけは、大々的に始まった仮面ライダークウガだったのですが。
クウガはとんでもない大爆発ジャンルだったため(それまで男性主体だった特撮同人が一気に女性中心に塗り変わった)、読むものがたくさんあったのですよ。インターネット黎明期だったし。タイムも竜也とアヤセ・ドモンとシオンが二本柱の王道って感じで、インターネットにいるだけで楽しかったです。
で、なぜか後半で竜也と直人に気持ちを持っていかれて、なぜかリバエロ小説を書いて、なぜかサイトを作って、特撮同人デビューしました。
なんでクウガじゃなかったんだろうな……

25百獣戦隊ガオレンジャー(2001年)

ガオアニマルたちが好きだった。しゃべりもしないCGなのに、戦い方に個性があって。支援ロボ(的存在)ってあれくらいでいいのよ私は。
タイムの名残で赤黄・黒青などカプ人気がありましたが、個人的にはガオシルバーが美しすぎて、ちょっと他が目に入らないくらいでした。玉山鉄二という超新人俳優を拾ってくれてありがとう。

26忍風戦隊ハリケンジャー(2002年)

ハムスターが激渋ボイスでしゃべることでおなじみ、レザージャケット忍者。
追加戦士の兄弟が耽美っていうか肉感的っていうか当時でいうと「薔薇族」的な雰囲気で、レザーコスチュームもあってゲイ向け掲示板で人気があったことをやけに覚えています。忘れたい。ちなみに白川裕次郎っていう元力士俳優と出会った作品でした。

27爆竜戦隊アバレンジャー(2003年)

この年、ライダーも含めてあまり記憶がなく……幸人さんの女装(女子高生)がかわいかったことしか覚えてない。人生が忙しくてSHTどころじゃなかったようです。そういうときもあるよね。主題歌はOPもEDも歌えるんだけど。

28特捜戦隊デカレンジャー(2004年)

「ファイヤーボール・ニューカマー」でやられたな。ライダーに比べて「ちょいダサ・幼児向け」の印象から、一気にアダルトかつスタイリッシュに振った感じ。古い映画のパロディなんかも入ってたりして、大人も子供も楽しめるかっこよさでした。
でも細部を思い出そうとすると、テツの美脚女装が出てきてしまう……

29魔法戦隊マジレンジャー(2005年)

主人公が棒読みだしファミリードラマだしあんまおもしろくないな……とダルかった前半からの、「魔法モチーフ」を活かして「家族戦隊」に振り切れた後半の巻き返しがすごかった印象。敵キャラのデザインがよかった。キャラ立ちもよかった。キャスティングはあんまり合わなかった。

30轟轟戦隊ボウケンジャー(2006年)

「ハマりすぎて客観的に見れない戦隊」カテゴリ。
今でもよくわかんない……めちゃくちゃ小説を書いたし同人誌を出したな、という記憶があります。なんだろう、本当にヘタな要約も出てこないくらい熱中してました。いろんなものを「書きたい」タイミングと、奇跡的にマッチングしたのかもしれない。
あの、時代だなあと思う部分は多々あるんですけど、たぶんおもしろいです。たぶん。

31獣拳戦隊ゲキレンジャー(2007年)

実質、最後の中華戦隊ですね。最後のセクシー戦隊かもしれない。
先述のとおりダイレンジャーに人生を狂わされていたので、そりゃもう前のめりで見てましたよ。キャラクターバランスもなんか斬新で、デカレンジャーとは違う大人っぽさがあって。
リオ&メレは歴史に残るキャラだったと思います。そんなこと言ったら紫白も歴史に残るレベルの突飛な追加戦士でしたが。
結局内輪もめの物語では?と言われるとまあそうなんだけど、でも中華系ってそのラインから逃れられないような気もするんだよね……

32炎神戦隊ゴーオンジャー(2008年)

歴史に名高いおバカ戦隊。戦隊初心者に勧めるならコレかもしれない。
基本的にエピソードが一話完結でカラッと笑えて、キャラがわかりやすく、声優好きにも車好きにもロボ好きにも悪役好きにもガワ好きにも全方向に訴求できる、内容に反比例するくらい戦隊偏差値が高い。
どうでもいい小ネタに限って覚えてるんだよな、ビンが魔法使ってマホービンとか。そういうのが子供番組として一番正しいのかもしれない。

33侍戦隊シンケンジャー(2009年)

「戦隊知らない人に見せて人生狂わせたい戦隊ランキング」5位内に入る作品。
いや、たぶん1位に挙げる人も多いと思う。とにかく情報を入れずに一気見して、「こういうことかー」ってなってほしい。松坂桃李がこれだけ売れたあとに観られる人はむしろ幸いです。
「ハマりすぎて客観的に見れない戦隊」「万人にオススメしたい戦隊」も追加していい。
でも放映当時、王道戦隊好きにはアンチも多くて、えーおもしろいじゃん!と思いながら観ていた記憶。だから特撮オタクの意見なんか聞かなくていいです、評価は後世が決めるんだから。ブルーかブラックポジションのピンクは、茉子ちゃんが初かも。
個人的にはとにかく十臓がヤバくて……小林靖子との並走を覚えた一年でした。つらいけど楽しい。


ここでいったん一区切り。10年ですよ。
自分も若くて、作品に対する情熱の起伏が激しかったかも。

34天装戦隊ゴセイジャー(2010年)

シンケンジャーの後だったせいか、今ひとつ薄味だった印象なのですが……
自分の周囲はガワ好きが多かったので、逆に世間での低評価への不満のほうを常に聞いていたような。エリが姉キャラでもセクシーでもなく、怠惰なだけで「やればできる」タイプなのが斬新なキャラづけでよかったです。
あ、ただこのレッドだけは大成する、と思いました。千葉雄大って子。たぶん今も顔変わってない。

35海賊戦隊ゴーカイジャー(2011年)

ここで初めて「周年戦隊」という概念が出てきます。40年まで待てなかったのが東映らしいです。仮面ライダーディケイド(2009年)の直後だったのもあると思うけど。
ディケイド病で警戒していたところを、ルカさまの「海賊版ってやつ?」ですべてを許してしまいました。海賊とはいえルカの絶妙な「あばずれ感」、よかったよね。
設定上、過去戦隊絡みのエピソードが多いのは仕方ないんですが、彼ら自身が思った以上に魅力的だったので、彼らの物語をもっと見たいという物足りなさは常にありました。
マーベラスとジョーをめちゃくちゃ推してきたの、今思えば「戦隊といえば赤と青の関係性!」ってだれかが思ってたってことで……ここを基準にするようになっちゃった感じもある。

36特命戦隊ゴーバスターズ(2012年)

「万人にオススメしたい戦隊ランキング」の5位内に入る、正統SF戦隊。
キャスティングがあんまり自分の好みではなかったなとは思うんだけど、もしそこがハマってたらヤバかった。抜け出せないくらい世界に入り込んでいたと思う。
これも、細かいこと言わずにとりあえず観てほしい……けど後年シャレにならない罪状で業界追放された男がレギュラーなの、勧めづらいんだよね。仮面ライダーキバもだけど、ヒーロー番組に味方側で通年参加するってことの意味を脇役も覚悟決めておいてほしいわ。

37獣電戦隊キョウリュウジャー(2013年)

「世間的には評価が高いけど個人的にはノれなかった戦隊」カテゴリ。
序盤は「まちがいない、絶対ハズレないよコレは!」って思いながらハイテンションで観てたのに、明確に下方修正した瞬間がありましたからね。とにかく三条陸の「レッド=主役=総モテでぶっちぎりに強い」「ピンク=ヒロイン=主役とくっつく」のポリシーが鼻についてしまって……それは戦隊じゃないだろ!という特撮オタクとしてのめんどくさい拘りが発動しちゃった。
内容的には手堅くおもしろかったと思いますよ。韓国でもリメイクされたし。
でも最終回後の虚脱感だけを覚えてしまっているので、どうしても評価が低くなる……竜星涼・塩野瑛久を輩出したことは評価しています。

38烈車戦隊トッキュウジャー(2014年)

「万人にオススメしたい戦隊ランキング」の5位内に入る、ジュブナイル戦隊。
「戦隊知らない人に見せて人生狂わせたい戦隊ランキング」5位内にも入れていい。前半と後半でキャラクターや物語の見え方が全く変わっちゃうから。志尊淳・横浜流星めあてでもかまわないから観てほしい。
とにかくね、連続ドラマとしてのクオリティが高い。一方で子供向けのギャグ回もキレキレで侮れない。
そしてこのころ東映はおそらくジュブナイルにハマってたんでしょうね、電王とか。本来の対象層ではない「児童向けの物語」がすごく上手かった。迷走してたのかな……

39手裏剣戦隊ニンニンジャー(2015年)

忍者は好きなんだ忍者は……アクションかっこよかったし。
レッドの芝居が一年間上達しなかったことを除けば、安定しておもしろかったとは思います。でもなんとなく突出して褒める点も思い出せない。もしかしたら自分が忙しかった時期なのかも。ゲキレンジャーのときに言われてた「結局は内輪もめだよね?」っていう印象が、スケールが小さいぶん強かったです。

40動物戦隊ジュウオウジャー(2016年)

風切大和というとんでもないインテリ美形レッドが出てきて、彼の相手がいつ決まるんだろうとドキドキしながらVシネまでおつき合いしてしまいました。
「調教師と猛獣」という、このときすでにアウト寄りのモチーフから、よくこんな壮大な博愛の物語になったなあと思います。
女性戦士の描き方がかなり変わってきたなと思ってきたところへ、好感度ぶっちぎりで躍り出てきたアムちゃんです。セラもだけど、アムって本当に「女性が描く女の子」で、なんか新しい時代が来たなと思いました。

41宇宙戦隊キュウレンジャー(2017年)

「世間的には評価が高いけど個人的にはノれなかった戦隊」カテゴリ。
めちゃくちゃスターウォーズだし、おバカ戦隊の気配もあったし、ハズレないでしょ!と思っていたら、思っていた以上に毛利亘宏脚本で。いやそういうのは小劇場でやりなよ、っていう気持ちとともに、夏前にはずるずる脱落していた気がします。
あと多人数を回すってすごく難しいことなんだなと思い知りました。どんどん人数が増えるっていうシチュエーションと、暗めの連ドラっていう相性が悪かっただけのような気もする。

42快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー(2018年)

「戦隊知らない人に見せて人生狂わせたい戦隊ランキング」5位内に入る作品。
2つの戦隊を対立させて香村純子のシリアスなドラマを展開しつつ、大和屋暁の狂ったギャグ回を定期的にぶち込むことで、話題性をずっと維持しつづける……だれが考えたのか、ものすごい戦略だったと思います。そして狙いどおりか狙い以上か、すさまじい名作ができあがってしまいました。
でも毎年こんなの観てられないよな、とも思いました。あとこのあたりから、TELASAとかTTFCとか「有料コンテンツ」が分散して、観られないエピソードが存在するというのも気になってたかな……
アムを上回るインパクトできた女性戦士が、つかさ先輩。圭一郎との関係も含めて、今の戦隊はここまでやれるのかと感動しっぱなしでした。

43騎士竜戦隊リュウソウジャー(2019年)

「ハマりすぎて客観的に見れない戦隊」カテゴリ。
縦軸はゆるゆるなんだけど、キャラクターの配置が絶妙で、たまに入るメッセージ性に「今までの戦隊とちょっと違うぞ」という不思議な違和感を持っていました。
全部をスマートにおもしろくするには、まだ早かったのかもしれない。戦隊枠じゃなければ、もうちょっと自由にやりたいことができたのかもしれない。でも戦隊で一年やってくれたからこそ、メッセージは受け取れたと思ってる。
で、もうつかさ先輩以上のピンクは現れないかなと思ったところでアスナですよ。しかも男性が書いてるの。怪力女子は今までもいたけど、ほぼ主役ポジなのすごかった。戦隊ってどんどん進化するんだ!って思いました。
あとバンバ兄さんエッチだったよね。


また10年でいったん一区切り。
ここから「コロナ禍」に始まる予測不可能な時代へと入ります。

44魔進戦隊キラメイジャー(2020年)

「万人にオススメしたい戦隊ランキング」の5位内に入る、最後の王道戦隊。
とにかくポジティブ、とにかくキラキラ。成長も闇落ちもある。メンバーが仲良しで、敵も魅力的。ヒーロー番組でみんなが期待するすべての要素が入っている。でもギャグもキレてて時代遅れじゃない。戦隊偏差値かなり上位ですよ。
後半、コロナ禍で想定どおりのストーリーは辿れなかったと思います。でもそんなの微塵も感じさせないまとまり方で、ベテラン制作陣の実力を見せつけられた感じでした。この不安な年がキラメイジャーでよかった、と今でも思います。
荒川脚本の「重い男男」が好きなので、タメくんはやり切ったなと思います。

45機界戦隊ゼンカイジャー(2021年)

「万人にオススメしたい戦隊ランキング」の5位内に入る、周年戦隊。
二度目の「周年戦隊」ではあるんですけども。全体的に縦軸がよくできていて、一話ごとのギャグやパロディも最高に質が高くて、ライダー含めた経験値を感じました。
散らかりがちな「周年」モチーフでありながら、物語には絡めないことですごくすっきり見せてくれて、そうそうこういうのがよかったんだよ!って。戦隊の歴史も押しつけがましくない程度に知れてお得。
キャスティングは自分にあまり刺さらなかったんだけど、ジュランの浅沼晋太郎が未だに信じられないくらいイケボでした。
この完成度まで達しておいて、全部かなぐり捨てる選択ができるのもすごいよな、東映は。

46暴太郎戦隊ドンブラザーズ(2022年)

「戦隊知らない人に見せて人生狂わせたい戦隊ランキング」5位内に入る作品。
……いや、私にはできないな。ドンブラを最初に勧めるなんて、その後の人間関係にも影響してきちゃいそうだもんな。
うん……なんだろう、戦隊シリーズのある意味で極めた地点というか。好き嫌いは分かれるし、自分の周りはアンチもそこそこいます。それでいいんだよ、何歳になってもどんなに偉くなっても重鎮でも役員でも、常に新しいことに挑戦していかなきゃ。
ちょっと気になっているのは、イヌ・サル・キジの造型が「戦隊商品の製造流通」にどれくらい影響したかということです。むしろもうそこは重要じゃないのか。
少し前から、戦隊関連の老舗商品……文具とか食品とかがじわじわ消えていって、人気アニメなんかに比べて「安定して売れる枠」ではないのか?っていう不安を感じてはいました。

47王様戦隊キングオージャー(2023年)

とんでもなく新しいことが始まった、という高揚感がすごかったです。前半と後半で明確に章分けして別の物語を動かすという試みも、何もかもが新しかった。ずっとわくわくしてました。
もしかしたら、戦隊っていう枠じゃないほうがもっと自由にできたのかも。戦隊を終わらせる話は、この年に本格化したのかも。
「戦隊知らない人に見せて人生狂わせたい戦隊」に入れるべきなんだろうけども。
でも最終的には、「世間的には評価が高いけど個人的にはノれなかった戦隊」カテゴリなんだよなあ。戦隊という先入観がよくなかったのかもしれないけど、設定や映像の壮大さに比べて、物語がちょっと稚拙……好みから外れすぎてしまったので。それに連動してキャラクターへの愛着も維持しつづけるのが難しくて、相性を思い知りました。
ただヒメノさまはすばらしかった。「性別非公開」リタもなかなかのインパクトだったけど、ヒメノさまの性格と生きざまは、たくさんの子供たちに強烈な印象を与えてくれたと思います。

48爆上戦隊ブンブンジャー(2024年)

「世間的には評価が高いけど個人的にはノれなかった戦隊」カテゴリ。毎回期待値が高すぎるこっちも悪い。
これも相性なんだろうな……すごくハイテンションでドラマティックな物語が始まると思ったら、頬をかすめて去っていった、みたいな。見た目は古典的な戦隊なのに、古参ファンが期待する内容ではないという齟齬。
テーマ性がちょっと時代錯誤だったんでしょうね。それをムリヤリ令和コンプラでやろうとした感がある。そのへんの齟齬を感じながらじりじり観ていました。
でもミラが最初から最後まですごくよかった。今までの女性戦士の集大成でありながら、全く新しい主人公ポジの立ち回りを見せてくれました。
錠と玄蕃で何かあると思っていたのに、何もなくてびっくりしましたね……シャーシロに盛ったドラマの半分でも分けてやれなかったのかと。

49ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー(2025年)

最初の3話で、正直今年はダメだと思いました。あまりに「見たことある周年モノ」でしかなかったので。
それが4話からのキャラ立ちで一気におもしろくなって、加速度的に全員応援できるかわいい子たちになっていきました。とにかく全員に愛嬌がある。
キャスト降板の件は、わりと本気でダメージを受けました。角乃のビジュアルから立ち位置まで含めて好きになってしまった後だったので。そして自分が「ずっと見ていたい」と豪語していたスーアクだったので。
最後の戦隊と公表されたときに、戦隊ファンとして余計なことは言わず、最後まで粛々と彼らを見守っていこうと決めました。
ビジュアル的には禽ちゃんと竜儀だったのですけど、何もせずに終わりそうです……
っていうか明日で終わりなんだよ、嘘だろ? まだみんなと別れたくないよ、未練たらたらだよ。


判断要素っていろいろあるけど、こうして見ると意外に「数少ない女性戦士が活躍しているか」「時代的に納得できるキャラか」を気にしていたかも。いつからか「女性キャラクターは絶対(できるだけ)好きになろう」と決めていて、それは「男性向けコンテンツを好む女性オタク特有のミソジニー」をとくに特撮界隈で多く見てきたからで。
それでも、戦隊はライダーに比べて好感度高い子が多かった印象です。物語や新人俳優たちのバランスなんかを見ていると、やっぱり女性戦士は二人いたほうが安心できる気がする。ゴジュウジャーも女子二人だったら防げた惨事もあったかもしれないと何度も思っt

R18BL二次創作もたくさんやらせてもらいました。
数えきれない俳優さんたちとも出会わせてもらいました。
もうほぼ人生の一部です。これからもきっとそう。

50年後は無理だと思うけど、20年後くらいにはまたこういう「振り返り」ができるといいですね。
まずはがんばれギャバン。