ST第三話!
またしても一週間そわそわそわそわしてました。
他に楽しみがないのか。
だって黒崎さんの話だったんだもの……
日曜に関東ローカルで番宣特番やってたのを見ちゃったくらい(笑)。インタビューのときキャスト陣が平気で去年のスペシャル版の話をするので、DVD販促にはちょうどいいと思いました。
黒崎さんが実際のセリフを耳打ちしてるというのは予想はしてたけど尺考えるとすごいですね。ベテラン勢はセリフ覚えなくていいなーって言えるけど、若いからセリフはほしいよな、なきゃないで必死だよな(笑)。
それはさておき黒崎話です。
「いつまでもあると思うな、親と金と山吹さん、ですよ!」
完全に山吹さんを黒崎さんの保護者と認識しているキャップ。
どっちかっていうと飼い主かなあ……
ゲストで平成ギャバンが出てました。揺れるおっぱい。
あと、まつけんがインテリヤクザやってた。ちょっと痩せたから似合う。なかたじょうじみたいなしゃべり方になってきたんだけど、そのうちわかもとクラスまでいくんじゃないか。
またしてもあらゆるツッコミどころに目をつぶり、キャラ萌え感想いくよ!
毎度思うんだけどこれだけゆるいホンでスタッフだれもつっこまないのが不思議でならない。
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今回の話は、たまたま先に原作を読んでました。
ええと、黒崎萌えがほしくて萌えのネタにならないかと思って手を出したんですけど(笑)。でも完全に別人すぎてつながらなかったので普通に小説として読みました。事件のトリックと各メンバーの専門知識がメイン(たぶん作者の書きたいこと)で、キャラ萌え推しのドラマとは全く内容がかぶらないんだなということはわかりました。
ちなみに原作の黒崎さんは、見た目から強そうで実際武道のスペシャリストでメンタルも強くて頭は当然よくて嗅覚は犬並みだけど知性派だから化学だけじゃなく物理もできて、必要な時に必要な相手とだけしゃべる(この本ではカッコつきセリフは3回)、だから言葉に重みがあるいぶし銀な大人の男、という……新人賞ならキャラ設定盛りすぎですって言われるレベルです。百合根さんとは話しませんが、赤青黄緑とは普通に話します。
実写化するとしたら、おっさんなら松重豊、若ければ郷本直也、的イメージ(偏ったセレクト)。
それなのにあえてくぼたくん持ってきた人どうかしてる、一度会って握手を求めたい。手を握ったまま小一時間礼を述べたい。涙ながらに。
というわけで、「アンダーソン局在」さえ出てくれば他はどうでもいい!というコンセプトの今回。
もうなんていうか、一本丸ごとくぼたくんのPVみたいな感じでしたけども。
一話一言しかしゃべらない黒崎さんのセリフがかなり多く(当社比)、しゃべらないぶん喜怒哀楽を全身で表現してくださいまして、恒例アクションもきちんと盛り込まれ、さらに一瞬ではありましたが黒崎の名に違わないバディも上半身限定ながら晒していただきまして、誠にいたみいります。ごちそうさまです。
ただなぜか二人アクションですと殺陣がゆるい感じになりまして、つーか逆光の背中合わせやりたいだけなのが丸わかりで必然性とかはとくに感じられませんでしたので、今までどおり黒崎さんお一人で全員ブチ倒していただければ幸いです。
まあギャバンもガチバンもスタント要らないからテンション上がっちゃったんだろうな。
わかるわかるー(バーのカウンターで頬杖つきながら)。
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毎度赤城さんと青山くんがアレな感じになってますけど、黒崎さんも相当アレですよ。
しゃべらないんじゃなくて明らかにしゃべれないキャラだから。超絶人見知り。赤城さんと大差ないていうか、虚勢を張ってるぶん赤城さんのほうがまだコミュニケーションとってる。青山くんのほうが努力が見られる。黒崎さん最初から全面拒否で投げてるもの!
菊川さんが「外で入れろって顔してたから」って連れてきたのも、小犬ばりの「入れて?」っていう目に負けたからだよね。菊川さんそういうの弱そうだもんね。黒崎さん、「拾ってください」って顔に書いてあるもんね。
なにがアレって、あのチャットよくない(笑)。もう完全に「人とまともにコミュニケーションとれない現代の若者」だもの。社会病理的だもの。言葉にトゲを感じるから会話しないといいつつ、文字では会話できてるとこがやばい。現代社会の闇。
二次創作するなら、STメンバーのトーク画面を捏造したい。
黒崎さんほぼスタンプで返してるんじゃないか。スタンプなら饒舌なんじゃないか。ていうか黒崎さん、桃子ちゃんのIDも知ってるんだ……三枝さんも。どういう人間関係なんだ。まさかLINEと同じで自動取得じゃないだろうな(笑)。
他メンバーのアイコンも早く知りたいです。桃子ちゃんのも。
シゲとの会話がもはや身体的に声が出せない人のそれで、そもそもおしゃべりなシゲとどうやって友達になったんだろうと思いましたが、シゲは自己完結型で返事を求めないから隣にいても苦痛じゃないんだろうね。キックボクシングしてるあいだは話さなくていいしね。全部表情とボディランゲージで意思疎通できるって、言葉より高等で親密な会話をしてる気がしました。
ある意味山吹さんより親密。なんなんだ、その極上の笑顔を独り占めかシゲ。くっそおっぱい揉むぞシゲ(やつあたり)。
連ドラの黒崎さんは言葉の先端恐怖症のほうがクローズアップされてるけど、先端恐怖症(物理)のほうもまたやってほしい……恐怖のあまりキレて無双化する黒崎さんマジかわいいから! ちょっとだけ、一回だけでいいんで!!
そんな感じで重度のコミュ障だし(キャップより黒崎だよ赤城さん)化学知識も披露しないしただの筋肉担当かと思いきや、思いがけない事情聴取能力の高さ(笑)。
黙って肩を抱き寄せて目を見るだけで相手が全部しゃべるってなんなの。どういう魔法なの。彼の結界に入るとみんな胸キュンする魔法ですか。菊川さん、黙ってその子取調室に置いといたらいいよ。超便利だよ。
それにしても、黒崎さんのパーソナルスペースってなんかおかしい。ものすごいタイミングと勢いで一気に間合い詰めてくるんだけど、なんか武道の必殺技的なアレなの? そこには心の距離とか関係ないの?
キャップなんか、ちゅーされるのかと思った。少なくともキャップはそう思ってた。
ちゅーはされてないけど、突然の黒崎さん接近にいきなりときめくキャップ……
真顔で抱き寄せられて耳打ちされるとこでは、なんのラブコメが始まったのかと思いました。
学園モノか。「ちょっと男子ィ、ちゃんと話してよ!」って怒ってたら、初めてしかも至近距離で話しかけてくれて、どうでもいい内容なのに舞い上がる女子高生キャップ。
初コンタクトに「はわーん」ってなったあと、会議中までずーっと黒崎さんのことが気になってるのおもしろい。今まで意識したことなかったのに、なんでか彼がとっても気になるの……っていう顔でね、キャップわかりやすいよ!そりゃ赤城さんも拗ねるよ!!
一話限定とはいえ黒崎さんにキュン☆ってしてるキャップに、露骨におもしろくない赤城さんがおもしろかったです。
大頬骨筋が波打ってるキャップが黒崎さんに気持ち傾いてるときはわざわざ割り込んでくるし、でも黒崎さんのほうがキャップに興味ないってわかったら自分の大頬骨筋も波打っちゃうし、そこからは俺にかまえっぷりがすさまじい。いちいち黒崎さんとキャップのあいだに口挟もうとするのがホント子供みたい。黒崎さんは(赤城さんもキャップも)なんとも思ってないのに!
高級クラブに行ってまで男同士でいちゃいちゃしてる姿に、いろんな洋画や洋ドラのあれやこれやがよぎりました。伝統的様式美というやつだね。
キャップの気持ちをつなぎとめるため、結果的にものすごいデレてしまった赤城さん。なんだ、犯人は仲直りのダシか。
ラストシーンのあれはもうバリエーションも作る気ないですね、毎回アレで終わらせる気ですね。何もかもすがすがしい。そしてなにより三枝さんが気持ち悪い。
来週のキャップは山吹さんに心揺れるのかな。
楽しみだな。
なんか、萌えじゃなくて全部が「おもしろい」んですよ。ギャグBLだから。
おもしろ系じゃなくてつい真顔になってしまうのは、ちょいちょい入る紫→緑。
紫織さんは何度も翠さんにフラれてる、にも関わらずあきらめてないのね! すごいな濃厚なカップリングだな。
その場に居合わせてしまった池田くんの気まずさがたまりません。「あー、帰りてぇー」って顔してたもの。百合男子じゃなさそうだったもの。
まあ池田くんは百合もBLも読んでるとは思いますけどねジャンル不問だから! 赤城&百合根を見てすっごく冷静に「BLか」って思ってる。腐男子でもなさそう。
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3話まで見て思うのは、夜10時台のドラマとしてはいろんな意味でおとなしすぎる……ということ。事件自体がゆるいのはさておいて、お色気も男女問わず控えめな気がする。
イケメンをメインに出した結果、女性向けを徹底的に意識してるのかなとぼんやり思ってます。
たとえば翠さんは、原作だと笑えるくらいに不二子ちゃん担当なんですが、せいちゃんの清楚かつ上品なこと……薄着の上に一枚羽織ってたりするし、ミニの丈も極端じゃないし、なにより撮り方がエロくない! 露出が高いって設定なのに。原作ではうんざりするほどお約束の、男性陣からのエロい目線→おっぱいアップ、みたいな場面がいっこもない。3話でようやく谷間が画面を向いた、くらいですかね。今後エロエロサービスシーンとかあるんですかね。
普通ならスカートはスリット入れて下から舐めるように太ももアップで、バストの谷間は上から覗き込むよ! ていうか私ならだんみつさん連れてくる(笑)。だんみつにエロく「処女なの」って言わせたい。
桃子ちゃんが男らしい顔立ちとパンツスーツと立ち振る舞いでお色気担当じゃないことを全力アピールし、そのわりに暴漢に襲われても桃子ちゃんは無傷で菊川さんだけがボコられるという展開もそういうお気遣いじゃないかな。
お気遣いというかサービスかなと思うのは、紫織さんが池田くんを独占して(それまで池田くんはおじさんたちと並んでいたのに)好き放題にいびってるとこ。女王様が見目良い男の子を服従させる図、っていうのに対する需要があるのかもしれない。少なくとも制作側が想定した「大人の女性」向けなんじゃないかと。
青山くんはひょっとしたら、若い腐女子へのサービスかも。目の前でお兄さん二人がいちゃいちゃしてるのをいくらでも眺めていられて、しかもその二人がそれぞれ、ありのままの自分を認めて優しくしてくれる。最終的にはお姉さんもおじさんもみんなかわいがってくれるから、子供のままでいてもいいんだー的な。これも実際にそういう視聴者がいるというよりは、作り手の仮想客のような気がするんだけど。
ま、そんなことまで深読みしてしまうくらいには楽しんでいるわけですよ。
個人的には、黒崎さんでいやらしい妄想をしたいので妥当な相手を探している腐女子、というマーケットも想定していただきたい! マジでよろしくお願いいたします!!(力いっぱい)
それとも、くぼたファンは健全なリア充ばっかっていう想定なのかな……orz
ただ、あれだけ健康的なシゲのおっぱいを揉んでハァハァする黒崎さんってのもなんか違うし、山吹さんに正面から迫ってもうまく流されそうだし、そもそも黒崎さんって自分が安心する人の隣だとなんにもしない気がするからなあ。難しいなあ。
キャップくらい公私混同でぐいぐい迫ってくると情緒不安定のまま対応しちゃうからいけると思うんだけど、キャップは赤城さん本命だから……ていうか赤城さんが許さないから……
百合赤や赤百合はもう好き勝手やったらいい。お許し出てるから(笑)。