八重!

ある意味、前半のクライマックス(笑)
今日はノッさんと白衣メガネの関係についてじっくりナニするつもりでしたが、ちょっと大河がアレでソレだったので、予定を変更して別の絶叫をお送りします。
八重はすごくまっとうな作りのドラマでキャストも堅実かつハマってるので、いつかちゃんと感想を書きてえと思っておりやすが……(会津弁ブーム)
とりあえず未だかつてないハマり役の慶喜公が、容保連れてったことで誘拐犯扱いされてるのがおもしろかったです。「殿が連れ去られた!」って(笑)。まあ現実そのとおりなんだけどさ……


修理の切腹。
それはもう、登場人物紹介を読んだときから(笑)、来ないで来ないでと思いながら待っていた場面でありました。
だって殿とすっごいラブラブなんだもの。殿しか見えてない修理と、修理がいないとすぐ涙目になる殿だもの。なのに悲劇の別れなんて!!
ホントは、四面楚歌のまま、殿にも会えず嘘の命令で切腹させられるそうなんですね。
でもこの修理は、仲間たちに死なせたくないと思われていて、切腹が決まっても逃げられる抜け道まで用意されていて、なにより殿が会いにやってきて(手まで握ってくれて)嘘じゃなく自分で切腹を命じて、もう満足ですってなにもかも納得ずくで自ら死んでいくんですよ。
めちゃくちゃです。史実丸無視です。ホントよくやってくれました。ありがたやありがたや。
でも殿は修理死んじゃやだって言ったのに! 修理脱走の報せを寝ないで待ってたのに!!
殿の「肌身離せない持ちもの」がどんどん増えていく気がしてなりません。形見受け取ってばっかだよ殿……長生きするものね……
容保×修理ってどっかにないのかな
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こっから雑談ですから流してくださいね。
このドラマって、もともと東北復興支援がテーマらしいんですが、個人的にはなぜ?ってずっと思ってました。だって「中央の厄介事全部押しつけられた負け組」の話ですよ。今の福島の現状と重なるのは確かだけど、重ねてどうするの。自ら損な役回りを引き受けて「ならぬことはならぬ」って言わせるって、むしろ福島にさらなる押しつけをしようとしてるんじゃないの。そう思いながら見てました。今でもちょっと思ってますけど。
ただ、「会津の復権」をしたいという気持ちは強く感じるようになりました。坂本龍馬とか西郷隆盛とかが主人公だと倒すべき旧体制だし、新選組が主役だと融通の利かない管理職って役割で、どっちにしてもあんまりいいイメージがなかったわけで。そこをメインに持ってきた以上、よく描かなきゃいけないんですよ。それを自らに強いたドラマなのね、というのが自分的理解です。
会津の「悲劇」のひとつである神保修理を、会津藩士たちや容保公を悪役にせず、幸せに死なせてあげるという「救い」は、確かにその一環なんだと思います。今までちゃんと毎回見てきたわけじゃないけど、たぶんそういう「嘘」は他にもあって、これからもあるでしょう。でもたぶん「粉飾のための嘘」にはならないんじゃないかなあ。そういう良心を期待させてくれるドラマです。
あ、そーいや春先に録画だけした「アテルイ伝」、まだ見てないなあ……(笑)
アレも中央に侵略される東北を描いた東北応援ドラマですよねたしか!