遅まきながら
エリチャ……じゃなくてX-MEN:ファーストジェネレーション、見てきました。
遅くてホントすみません。
こういう言い方ってアレかもしれないけど、フツーにおもしろかったです。
俳優推しでもなくファンサービスに走りすぎてもなくて、映画として楽しめました。
正反対の二人が出会って、打ち解け合って、でも決別してしまう。ものすごくパーソナルな物語を、地球規模の対立に上手く絡めて、ちゃんと前3作(4作?)とシンクロさせたり対比させたりしながら、ちゃんと「今」につながるように作ってありました。あたりまえのようだけど、要素の多さを考えるとすごく難しいことだと思うんですよね。
いろんなエクスキューズも細かいとこまですごく練られてて、「へえーそうなるのかー」「あーそこからあっちにつながるんだー」って感心しっぱなしでしたよ。ひとつひとつのピースがハマっていく感じが単純に気持ちいい映画でした。
なのでとくにツッコミもなく……(笑)
次?の「ガンビット」が楽しみです。
で、期待されているような気がする(気のせいだよ)、腐った感想は以下に。
……今さらだけどあえて言おう。
エリック、可憐だった……
うーんなんという姫キャラ。
あまりにも可憐すぎて、彼が受けとかかわいそうだからやめてあげて!!と思いました。
良心が咎めるレベルでした。
あれ、スコット・サマーズと同じパターン……(笑)
サーのエリックは、敬老精神というか(笑)「あんまりムチャしたらサー死んじゃう!」的なハラハラ感だったんだけど、ヤングエリックはボディは頑丈でもグラスハートなので、受けとかやったらホント心が折れちゃう気がします。ダメ、エリック受け禁止。
というか、あの世界平和!人類共存!を標榜してるチャールズが、あんなかわいそうなエリックを愛ゆえとはいえ、どうこうしちゃいけないと思うんですよね。艦長(違)のチャールズは、タフそうだから受けにしてもいいよね~っていう感じでしたが、こっちのチャールズはエリックのために受けなきゃいけないと思う。義務。
切羽詰まったエリックからチャールズに感情をぶつけようが、イケイケなチャールズからエリックに迫ろうが、チャールズは受けてあげるべきです。男として。
いや、最終的にはリバがいいんですけど(笑)。受け禁止とはいいつつ、チャールズをヤっちゃったらエリックの葛藤が大きくなりそうだから、一回くらい逆転でもしておかないと相殺できない気もするんですよね。ああ姫めんどくさい!!
でも意外に早く別れちゃったので、リバまでイケるかなあ……っていう感じ。
ま、チャールズの人はやっぱり顔がどうしても好みじゃないので、最後の最後で食指が動いてくれないのが残念なんですが(笑)。
それでも、二人でベッドに並んで座ってるとこと、エリックが磁力でチャールズを押さえ込んで助けるのと、二人でチェスしてる場面はなんかざわっとしました。
パンフのチャールズとエリックが、若バージョンと老バージョンで同じアングルのチェスシーンとかもう……狙いすぎだろパンフ製作の人わかってる!!
あとは、アレックスが台風の目でしたかねえ。
最初ダーウィンとイイカンジ!と思ったら、そのあとマッコイと距離が近くなって、でも最終的にはバンシーかよ!みたいな……萌えが多すぎて絞り込めませんでした。
ううん、だからそういうの関係なく楽しめる映画だったんだって!! マジで!!