vs。
シンケンvsゴーオンを見てきました!
60分駆け抜けたらぐったりでした。笑いすぎで。
すごいエネルギー使った……
走輔がアップでウインクしただけで劇場に笑いが起こったとき、ああこいつのポジションってそこなんだ、と実感しました。走輔と軍平の出オチっぷりったらない。
ゴーオンvsゲキって、ゴーオン側がダメすぎて救いようがなくて、最終的にゲキ側があきらめてゴーオンレベルまで目線を落としてくれる、っていう残念な感じだったんですよね。
一年前まで幼児だったジャンに哀れみの目で見られて気づいてない走輔っていう図がすごかった。
でもわざと貶めてるんじゃなく、ありのままを描いたら「努力と成長」をテーマにしてるゲキと対比してあまりにも幼稚だったっていう真実が暴露されちゃっただけで。そのへんは痛快ではあったけど、ヒーロー対決としてはバランス悪いな、と思ったものでした。
今回は、キャラをなにひとつ変えないでちゃんと両側が活躍できる話だったんですよ。そこに感動。
アクションやらなにやらも当然すごいんだけど、やっぱヤスコにゃんはすごいなーと思いました。ゴーオンをヘンにかっこよくしたりしないで冷静にバカを指摘しつつ、でも走輔は走輔らしく決めるZE!って感じで、ゴーオンが貶められた感じはぜんぜんなかった。私が愛した(笑)バカでレトロで幼稚なゴーオンジャーそのままに大活躍してた。
作品としての品位がぜんぜんちがうんでしょうねえ。流ノ介や源ちゃんって限りなくあっち側のキャラだなーとは思ったけど、なにやっても走輔・軍平にはない品があるし。ゴーオン内で相対的にまともな範人やサキも、落ちついてるんじゃなくて単に要領がいいだけの現代っ子なんだなーって気がしたし。
殿vs走輔は、頭悪い勢いだけのヤンキーOBと文武両道の生徒会長が「てめえ、意外とやるじゃねえか」「おまえもな」って分かり合う少年マンガ的な図式で、無難にして最高の落としどころでした。
殿&走輔が敵陣に乗り込んでいくところなんか、もうどう見ても100%殿が計画立案して走輔がそれに乗っかっただけなんですが。殿はマジメで融通が利かないし、走輔は後先考えずに突っ込む。それはもうどうしようもない。でも力を合わせればうまくいくんじゃん!ていうのが、vsの新たなかたちというか本来のかたちだよね?って思いました。
茉子&源ちゃんvsウイングス!
いちばん心に残っているのは、まこちゃんが容赦なく源ちゃんの腹をヒットしていたことです。悶絶するくらい入ってたよねアレは。おかげでウイングスがどうも霞んでしまったのが残念です。アニはサンタにもなんにも見えなかったよ……
ことは&千明vs連&軍平!
ああ……軍平だ、ものすごく軍平だ。おかえり軍平(優しい笑顔で)。
連はなんかクールになってないッスか。この一年でバカのあしらいに慣れきったッスか。こんなドSだったっけと首をかしげるくらいの軍平放置プレイにちょっと萌えました。
ことはちゃんは普通の町娘かと思うくらいなじんでた。うん、たしかに可憐だけども、軍平はことはに近寄らないでください。バカがうつる。
千明が化粧してるのがかわゆくてよかったです。
流ノ介vs範人&サキちゃん!
ジャンクワールドの過酷な状況に置かれて、悲壮感を微塵も感じさせない流ノ介のキャラに感動しました。なにやってても笑えるってすごい。vs走輔のときもだし、ムダに高笑いして落ちてくるときもだし。ゴーオンのテンションに合わせてもなお自分を見失わない姿にリスペクト。
三大臣!
「寿司屋、コハダ」「こっちはマグロ」「あとビール」……ってどんだけ和み系担当!? つかキタさんどんだけビール飲んでるの!? ケガちゃん一升瓶抱えてていいの!?
って、今思ったけど宮殿の中でも常に飲んでたよな。死んだからもうオイルじゃなくてもいいくらいな感じなのか。
ということで、死んでも三人は変わってませんでした☆
寿司と酒が乗ったテーブルごと逃げていく三人が愛らしくてたまりませんでした。うんうん、外道衆怖いからね。逃げちゃってね。そのまま楽しく三途の川底で暮らしてね。
ダンス!
かわいい! かっこかわいい!!
殿、すごくないですか……? あとから知ったんだけど流ノ介以外はダンス未経験だったそうで。でも殿と千明は経験者だと思って見てた。源ちゃんがちょっとだけゆるくて、例によってそこにキュンとしました(笑)。
以下余談。
ナマ的な話なのでスルー可です。
範人の子が、パンフで「ゴーオンジャーはヒーローじゃない」ってさらっと言ってて、ああ全体的に自覚はあったのかもな、と思いました。なんていうか、ゴーオンジャーってリアルサンレッドだから……(笑)
その中で、「オカン」として子どもたちにメッセージを残した連の子は、(オカンっていう前提が)まちがってると思うけど、普通にえらい。未だヒーローたろうとしてるんだもんね。
しかし殿vs走輔って、目に痛かったな……(笑)
あまり身体的な差異についてあれこれ言うのは下世話だと思うんですけど、リアルに等身がちがうから殿の美しい佇まいが引き立つばっかりで……放映時から走輔の安産体型(笑)が気になってたのに、すらりとモデル体型の殿と並ばれると余計にずどーんって見えちゃった……
さらに、調子乗りまくりでムダな動き満載の走輔と、端正で美しい立ち振る舞いの殿、ってもう分が悪すぎる! 走輔は全力でバカだし、殿は走輔のアレなとこをずばずば言ってくれるし(ありがとう!)、どっちがかっこいいかなんて言うまでもない……
でも、ビジュアル的なちがいやキャラの偏差値の問題でもないんですよね。
一年経って未だに走輔でしかないFくんと(半年くらい前にナマで見る機会があったけどやっぱり走輔だった)、この一年で丈瑠のごとくストイックに殿を突き詰めてきたTくんの実力差が歴然だったことがいちばん目に痛かった。
ジャンvs走輔のときも、あきらかにジャンのほうが大人に見えて、それは役者的・作品的に先輩だからなのかなーと思わなくもなかったんだけど、今回見て純粋に役者自身の性格だと確信しました。パンフのレッド対談まで走輔vs殿まんまだったよ! Tくんの謙虚さがすさまじく大人に見えたよ!
なんかFくん見てると身につまされるんだよなー(笑)。自分も彼と同じタイプだからイロイロ気をつけなくっちゃ、と思います。きみも、私より若いんだからがんばって!!
とゴーオンレッドを応援して終わる……
シンケンレッドは心配してないからさ。来年のvsで天使を導いてくれると信じていますよ。