振り切るぜ!
翔太郎ってたしかに左半身なんだけど、向かって見ると右なんだよね。
だから左を自称しても私たちから見たら受けなんだよ!
……という強引な論理展開はさておき。
ちょっと遅くなりましたがダブル後編を更新しました。
エロがんばったんでそこだけでも褒めてあげてください。話の1/3はエロだからね!
自分にしちゃ初の快挙。
あと、60KB近くのテキストを4日くらいで書いたのはさすがに初めてです。
年単位でかかってたとこだよ、今までなら。なんかヘンなスイッチ入っちゃったんだよね。
7/25の竜くんがめちゃくちゃかっこよくて、それまでため込んでた萌えがどかーんってなって、どうやったら翔ちゃんとできるだろう?というネタをぼんやり考えてたのが火曜までで、水曜に書きはじめたら止まらなくなって、土曜に書き上げてアルカリに「読め!」と押しつけてました。
いつにないテキスト量とエロ含有率にテンション上がっちゃったのか、アルカリもなんと10枚も描きましたよ。過去最多。
また勢いでヤっちゃったけど、次があるかどうかは本編しだいですかね……
そんで、今まで感想をまともに書いてなかったのでこの機会にあらためて書こうと思ったけど、逆に言葉にならなかったりする(笑)。
今さらよくできた物語だよね~なんてわかりきってることを褒めても仕方がない気がするので、延々とキャラ萌えを語っていこうかなと開き直りました。
いや、キャラ萌えってバカにされるけど大事だと思うんですよね。まあ話ができてる前提ですけどね。よくできたお話もキャラに萌えがないと「うんすばらしい」で終わっちゃいますからね。
あと個人的に「主人公にハマれない話には脇にもハマれない」部分がありまして。主人公が人気投票1位じゃないWJマンガは邪道だと思うわけですよ。あれ、話がそれた。
ダブルは主人公が二人セット売りになってるわけで、ちょっとなあ若すぎるよなあと思いながら見はじめたけど、終わろうとしてる今は結局二人セットで好きになってるんだから調子いいなと思います。ま、楽しんだもん勝ちだよね(笑)。
さーて、語るよー。
翔太郎。
すっごい好きなんです、翔太郎。私の好きな要素が詰め込まれてる感じ。
かっこつけだけどかっこつけきれてない、二枚目半なとこは最初から好感度大でした。実力がないとできない役なのもあって、安定感は抜群だったし。本格ハードボイルドの「いやそれムリだから」「時代錯誤にほどがあるから」っていう要素を「ハーフボイルド」にしてうまく逃がしてるのもいい。俳優・脚本・監督・演出その他スタッフの技巧の結晶みたいなキャラだなと思いながら見てました。
後半「おおっ」ってなったのが、翔太郎だけが普通の人間だってこと。魔少年でもなく、特異体質のエリートでもなく、おやっさんの血を引いてるわけでもなくて、ただ勇気と男気があって諦めが悪いだけなの。
翔太郎のせいでダブルは完全体になれないんだけど、それが肯定される世界なのがいい。で、そのただの人間の翔太郎が「最後の切り札」っていうシチュがすごい好きなんですよねえ。「異形の戦士」たる仮面ライダー的にはアウトなんだけど。
弱さが強さ、ってヒーローの基本じゃないですか。それを仮面ライダーに持ち込んだ冒険心に敬服します。
フィリップ。
ないわー……って思ってたのが嘘みたい。一年でものすごく成長しましたね。
ビギンズナイトではリアルにパジャマ少年だったのに、すっかり男前の美人さんですよ。最初から低めだった声と、精悍になってきた顔立ちが見合うようになってからは、色気すら感じるように……アレでまだ17歳とかなんなの!?(逆ギレ)
彼のセリフでいちばん好きなのは「悪魔と相乗りしてくれ」です。ビギンズナイトの「悪魔と相乗りする勇気はあるかい?」が、自分も翔太郎もどうでもよくてただおもしろがってる感じだったのに対して、自分から翔太郎を求める言葉に変わってるんですよ。もうすごい痺れた。それからあとは、フィリップが翔太郎いなくちゃダメなんだ的発言をするたびに悶えてました。
ファングジョーカーがまた好きなんだよ。頭脳担当のフィリップが主導権を握ったとたん、本能のままに暴れる野獣になるっていうのがね。ギャップ萌え?
46話現在、フィリップが消えるかどうかの瀬戸際でもうめちゃくちゃドキドキしてるんですけど、翔太郎を「半分」にしないでほしいです。いやマジで。二人じゃないとダメなんだよ!
ダブル。
翔太郎とフィリップって、想定しうる限りこれ以上はないってくらい完璧なリバーシブルカップリングですよね。サイクロンジョーカー(翔太郎主導)、ファングジョーカー(フィリップ主導)、エクストリーム(完全融合)、の3パターンで、上も下も右も左もない状態ですよ。二人で一人になるっていう設定考えた人、もう神だと思う。
竜くん。
まずビジュアルがすごい好き。最初「え、ビミョー……」って思ったけど同時に「この顔は慣れる!」って思って、やっぱりそのとおりになりました(笑)。険しい表情と穏やかな顔のギャップも萌えです。
警察官のくせになにそのカッコ!私服なの制服なのそれ!?ていうのはもう今さらつっこまない。だってここは風都だから……(アンニュイに遠くを見つめる)
竜くんがかっこいいのは、翔太郎とフリップの関係を本人たちよりもよくわかってることですね。二人の関係が揺らいで、どっちがが「合体して(やって)くれないか」って来ても、「俺じゃダメだ」って突っぱねて相棒のところに返してあげるのがもう男前!惚れる!結婚して!(えっ)みたいな気分になります(うるさい)。
復讐鬼として登場した彼が、だんだん「愛の人」(笑)になっていくのがおもしろいと思います。自分でも言うけど、両極に振り切るんだよね、この人。シュラウドを許すくだりなんか好きだなあ。
そういえば、愛に目覚めた勢いでなんか亜樹子とも仲良くなってる気がするんだけど、なんで? 亜樹子と竜くんの関係って、珍獣とムツゴロウさんの関係みたいなもんだと思ってたんだけどちがった? そこんとこだけが妙に気になるラスト間際です。
いやほら、竜くんでやおいやっちゃった手前、本編の動向は気になるじゃないですか……
亜樹子。
仮面ライダーって男と男の話だから、ヒロインの印象ってものすごーく薄くてあたりまえなんですよね。最近じゃピンチにもならないし。
そこいくと、亜樹子は最も印象に残るヒロインNo.1だと思います。なんたって顔がおもしろいし。ぐいぐい迫ってくるし。ライダーのヒロインなんかその場にいることも忘れられたりするのに、亜樹子は忘れさせてくれません。恐るべし亜樹子。
スリッパ片手にドーパントに向かっていく姿も、翔太郎がおやっさんと見まごう迫力も、ただもんじゃないな、と思わせてくれました。
だからこそ、亜樹子には最強所長として3人の上に君臨してほしいんだけどな……竜くんは想定外だったな……(笑)
駆け込みでだらっと語ってみましたが、泣いても笑ってもあと3話。
心して見たいと思います。