アポカリプス!(パスあり)

メリクリです。
去年のクリスマスは……と思い返してみたら、007書いてた。しかも英国クリスマスネタという、後にも先にもやらないような暴挙です。どうかしてた(笑)。
今年の個人的ヒット洋画は、X-MENでした。
ええと、9月の萌えですね。4か月前なのにずいぶん昔のよう。
ティア+庭の原稿からの現実逃避に観てきたのですが、ぐわーっときた萌えをどうにかしようと思う前に〆切だったので、楽しかったけど逆につらかった……(笑) いろいろ追われてるうちにタイミング逃したので、一次創作やめようかと本気で思いました。ちなみに毎年2回は本気でやめたくなってます(笑)。
それにしても、最初のから16年だって!(パンフ見ながら)
もう何十回でも言うけれども、映画のX-MENシリーズが好きです。
アメコミ映画ってもういろんな方面のディープなファンが混在してるから自分の意見を言うのもはばかられるような状況も往々にしてあるんだけど、もう16年もつき合ってるんだからいいでしょ、私だって何かはディープだと思うよ、何かは(特定はできない)。スピンオフはZEROしか見てないので大したこと言えないんだけど。


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毎回毎回、見終わった直後に「スコッ……!」と涙ながらに叫ぶのが定番でしたが。
初めてスコットの心配をしなくてもいいX-MENでした。
ようやく不憫スコットの呪いから解かれたようだ。ありがとうシンガー。でも最初にその呪いをかけたのもシンガー。あの子はやればできる子なんですよ、ホントは制御できないほど力が強いんですよ。あの木を倒した場面で初めて「強すぎるスコット」を見た気がする。
ドイツっ子にヤンキー文化を教え込もうとする粋がった感じと、スターウォーズにダメ出しするオタクっぽい感じが非常にいつものスコットでした。
あとウルヴァリンが登場したシーンで、アレこれ全裸じゃない!? ダメダメそんな青少年たちの前で……って思ってたらちゃんとパンツ履いててほっとしましたが、前回もウルヴァリンがパンツ履いてるかどうかみたいな話してなかったっけ。
スコットのメガネとローガンのパンツ。
X-MEN映画の最重要事項はそのへんらしいです。
ていうかもうマグニートーの鉄骨Xと、ジーンのフェニックスが見られただけでだいたい満足なんですよ。言うても戦隊好きなんでね。「決めシーン」はほしいわけなんですよ。DCなんかだとそういうエクスタシーが見当たらなくて肩透かし食らうこともあるんですが、マーベルはわかってんだろうなーって気がします。
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前回はとくに感じなかったんだけど。
チャールズとハンクが、なんていうか不思議な家族感を醸し出していて、そしたらインタビューでも「二人で子供たちのサンドイッチ作ってる」みたいな話をしていて、うんなんか微笑ましいね。寮母さん的なね。セレブロみたいに全部二人の悪だくみかと思いきや、ハンクこっそり戦闘機作ってたりして、もしかしてエグゼビア学園の経理はハンクなのか。チャールズお金の管理とかできなさそうだもんな。
ところでカップリング名はチャーハンなのか、半チャーなのか。一人前なのか半人前なのかみたいな話になりそうですが。
余談ですがチャールズっていうか今のまかぼいが松本寛也に見えて仕方なくて、ゴバスのジン先輩だったらまだしも弥次喜多のカマボコが出てきてしまって非常に困りました。やめて今シリアスなとこ。
マグニートーの迷惑ヒロイン症候群については、今の段階でどうこう言えることじゃないなとあきらめています。迷惑ジジイ→迷惑ボーイ→迷惑オジサンという流れで見てきてるから。もう治らないのはよく知ってる。むしろ今回よく改心(?)したよ。でもこれからもくり返すんだろうな。チャールズとケンカ別れして悲しみに打ちひしがれて女に逃げてはミュータントのDNA増やしていくんだろうな。
そんであれだけのことしても謝らないのマジすごい。ていうかエリックの「I’m sorry」ってすっごいレアだったんだなって前回の痴話げんか思い出しながら実感しました。おまえ世界滅ぼしかけても謝らないのにチャールズ拗ねたら謝るのかよ基準おかしいよ。それともアレ「遺憾です」の意味だったのかしら。
いつもの自己陶酔からの「俺こんなことしてる場合じゃない!」って我に返って、「チャールズに手を出すな!」とばかりに鉄骨ぶっ刺してくるシーンが最高でした。伝わりにくいと思うけど、萌えじゃなくて痛快とか爽快とかいう感じ。溜飲が下がるというか(?)。
その他のミュータントたち。
ミスティーク:前回の足蹴にイイネ!ボタンを連打したくなったんですが、今回は子供たちも憧れる直球ヒーロー。みんなに懐かれてるし、もう先生として生きていけばいいじゃない!
ナイトクロウラー:なにあの「かわいいは正義!」な生き物。80年代のアイドルみたい。見た目じゃなくて中身もかわいいって反則でしょ。素顔はさかなクンさんみたいでした。男前。
クイックシルバー:前回に引き続き、結局いちばん便利能力。時代なのか地域なのか、チャラいしゃべり方がずっと気になってました。英語わかんなくてもチャラさは伝わるってすごい。
ハボック:え……まさかスコットの不憫を引き受けて退場……!? アレックス兄ちゃーん!! 前半、プロフェッサーのおもり役みたいになってたし。不憫はサマーズ家の宿命……?
エンジェル:今回いちばん不憫というか不運だったのって彼なんじゃないかな……羽根を折られてやさぐれてたらステンレス製にされて、しかも敗北フェードアウト。どっかで救済を!
サイロック:アルカリがハレンチお姉さんって呼んでた。異論はない。でも本人はセクシーとか気にしてなさそう。全裸でも平然と戦いそう。ところであの人間離れした顔の情報屋さんはミュータントじゃなく人間なんだよね?
ストーム:やだかわいい。ずっと姉御キャラだったから若くてやんちゃな彼女って新鮮。ハレンチお姉さんみたいな服にならなくて本当によかった。ていうか的確にキャラ見抜いてんなアポカリプス。
アポカリプス:昔の人のコスチュームセンスっていう設定なのかと思ったけどちがうわ、80年代のテレビで知識得たからだわ。ヤングはともかく淡々と真顔で受け入れるエリックおじさん、さすが元祖コスプレ王。
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でね、今回ラストでエリックが学園にいるじゃない?
ついにきましたよ。これが、私がずっと正座待機してた「妄想の隙間」ですよ!! 一作目は緻密すぎてコピー用紙も挟まらない感じで、二作目は逆に隙間どころか大平原だったから迷子になりそうで踏み出せなかったけど。私そのサイズの隙間収納家具持ってる!みたいな、ちょうどいい隙間が見つかったんですよ!
おそるおそる過去ファイルを検索してみましたら、最後の日付が2006年。10年前!(戦慄) そうか、ファイナルディシジョンのときか。
今回も三部作完結記念ということになりますね。ジャスト10年という節目もなかなかないし、せっかくなんで並べてみました(笑)。自傷行為。
若エリチャ(リバエロ) PASS:2016
老エリチャ(ほぼ健全) PASS:2006
エロはまあいらないだろうなとは思いつつ、記念行事的な意味で入れてみました。いつもながら読み飛ばしても困らない仕様です。