殿十チッス

今日は「いいサオの日」……いえ、なんでもないです。
サオ出てなくてごめんなさいとか言いませんごめんなさい(結局謝る)
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なぜ「赤金」なのに「殿十」かという疑問については、「なんとなく」としか答えようがありません。カップリング名って言い慣れちゃったが最後ですよね。
でも殿十ってさ……呼称以前にそもそも好きな人いるのかな……読んでくれる人はいるけど(あざっす!)。ていうか殿十サイトを未だに見つけられてないんだけど。探し方が悪いんだよねいつもどおり(むりやり前向き)。
あれだけの大市場でオンリーワンってことはないですよねそんなのさびしすぎる。メインキャラあつかってるのにまさかのエッジなんて。国道ではないけどせめて県道くらいは走ってるかと思ってたのに……!!(獣道でした)
赤金も大概少ないけど、他人様の作品を見られるという時点で私はかなり満足していますよ。幸せのレベルがとても低い。
どうして殿十がないのか、仲間内で検討してみたところ。
「キモいからじゃない?」
「カラハシだからじゃない?」
「カラハシがキモいからじゃない?」

なにその全否定。ていうか120%十臓のせいだよねそれ。
しかしまあ二次創作を担う人間の力不足もあろうかと自戒し、このたびも努力させていただきました。
……正直もうネタ切れです。ニッカリは今の実力でできることをやりきったと思います。丈瑠×十臓が読みたいという欲望には底がないけど、もう水切れで出ていけないんだよ……あとは、三途の川を再びあふれさせるような萌えが降ってくることを祈るばかりです。
でも久々にヤったらやっぱり楽しかったv(笑)
シンケン語りはけっこうマジに語ってるのがあったんだけど、十臓ていうか外道衆についてムダに熱く語ってたのでまた晒してみます。殿十のあとに千明語りってのもなんだしね……
例によって大したことは言ってない(そして今とほぼ同じこと言ってる)のに長いので、毒を食らわば皿までタイプの方だけどうぞ。


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2010.2.17
みしえる・再。
エロエロな殿×十臓をアレしたいのに、本筋の中に隙間がなくて出ていけません。隙間……隙間はないか!?(外道の目)
先日、妖精さんのイラストを見てきました。
やっぱり妖精さんだった。
先日みしえる氏のサイトをジャックしてた十臓がフツーにかっこよかったので、妖精以外も描けるんじゃん!って思ったんですが、ものすごいレアケースだったんですね。スクショっとけばよかったアレ。
妖精さんの妖精っぷりをご覧になりたい方は某公式で今でも見られる「海堂直夜話」がオススメです。555は知らなくてもなんとかなるはず。なんていうか、妖精の目が必要です(FAF?)。残念ながら私はあんまり嫌いじゃないです(笑)。
最終回後にあちこちの感想を拝見して回って、ああどのカップリングの人もそれぞれ楽しんだのね、とにこにこしながら帰ってきたのですが。
いくつかのサイトで、アレってそういうことだったの?と思ったことがあったのでぐだぐだと語ってみる。
物語の本筋には関係ないし、感想だから正解とかはないんだけど、それはなんか見落としてるよ!ていうのがあったらコメントくだされ。
※十臓が死んだ回は自分的に黒子祭だったので黒子以外の部分はちょっと上の空だったかもしれないと最初に言い訳しておきます。言い訳にもなってない。
えっと、あのラストは「十臓は実は妻を愛していた」ていう話だったの?
私は「妻の怨念に殺された」んだと思ったんだけど。200年のあいだ裏正に宿っていた妻の魂が、ここぞというところを狙って十臓を刺したんだと思ってました。
十臓を押さえつける妻の必死さと、十臓の憎々しげな表情や叫びが、夫婦それぞれ身も心も外道に堕ちたんだなって感じだった。妻は十臓を外道から解放するんじゃなくて、十臓を殺す瞬間をずっと待ってたんじゃないかな。
殿が「それがおまえの真実なんじゃないのか」って言ったのは、「もうやめにしよう」くらいの意味かなと。十臓の気持ちよりは殿の気持ちだったのかも。いいかげん解放してやりたい、ていうのが、おまえも解放されたいだろ?てところに向かったんじゃないかな。
殿、普通の人間だからさ。どっかで十臓も人間だって思いたかったんだよね。
でも後半のクレイジーっぷりからいって、やっぱりもう人間やめてたと私は思いたい(おまえの希望か)。
最初は「はぐれ外道」で登場したわりと紳士的な十臓が、どのへんで真性外道になったのか考えてみると、やっぱり殿と戦って崖から落とされたとこなのかなあ、と思う。
それまで「裏正が求めている」って裏正に操られてるみたいな言い方をしてたのに、肝心の裏正がなくなったら「欲望の底が抜けた」ってあっさり自分のせいですって認めちゃったから、そこで初めて自覚したのかも。
アクマロが十臓に裏正をあげたときにはたしかにそうだったかもしれないんだけど、十臓の欲望のほうが強かったんだね。
十臓が裏切った瞬間、アクマロさんってば迂闊だなあと思えなかったのは、前半の丈瑠や源太とのやりとりを覚えてて、妻を愛している(人間味が残っている)十臓っていう図式もありだなって思っちゃったからなんだろうな。
あのとき裏切られたのはアクマロだけじゃなく裏正にされた妻もなわけで、まあ彼女は十臓が自分を愛してないことなんかアクマロよりずっと昔から知ってたと思うけど、復活した彼女がずっと十臓を狙っていたってのは自分的にすごい説得力あるわー、って勝手に思ったのでした。
太夫は、新左の愛を拒んで恨むことで外道になって、新左の魂を抱えつづけてたんだよね。最後がちょっと難しかったけど、ドウコクに三味線直してもらった時点で、もう新左いらなくなってたのかな。
あのへんの太夫は解放されたかった、終わりにしたかったのだと思います。ずっとヤっていたかった十臓とは逆。だから十臓と太夫は好対照だな~と思ってたんですが。
実は妻を愛してました路線だと、太夫と同じですよね。や、同じで悪いってことはないんですが。同じはぐれ外道なのに、いろいろ捨て切れなかった太夫と、限りなくドウコクさまの領域に近づいてた十臓、っていう両極のパターンが、外道に堕ちるそれぞれの怖さを語ってる気がします。
まあ外道衆については情念とか本能とかそういう領域なので、理屈であれこれ捏ねくり回すのは野暮なんですけど(笑)。
結局ドウコクさまがリアルに怖かったのって、理屈が通じないからだよね。なんかすっごいイライラしてて、ほとんど八つ当たりで他者を害してる。これは怖い。そして情状酌量の余地なしに悪い。
世界を征服するのだ~とか言ってきゃっきゃしてるうちはまだかわいくて(それどんなガイアーク)、目的があるなら寝返ったり取引したりなんてことも期待できるけど、対話の余地もないんだもん。
絶対的な悪を倒すための専門家としてのヒーロー、ていうのは簡潔でよいと思うのです。なんか子どもにわかりにくいとか狭い世界で戦ってるとかいろいろ批判されてたけど、土台はすげえ感覚的でシンプルだったと思うよ?
なんか着地点が見えなくなってきましたが(笑)。あ、十臓と太夫ね。
余談ながら、外道衆のだれも「愛」って使わなかったのが印象的でした。シタリが「人で言うなら執着かねえ」って、わざと「愛」って言葉を逸らすのとかたまんない。そうなの、愛じゃないの執着なの。
妖奇士でさ、「天保の時代に「愛」という字はまだ今の意味で使われてなかった」っていう話があって私はすごく好きなんだけど、外道衆ってそれより前の人たちだから、ドウコクの感情を「執着」って表すのはものすごく納得がいきました。シタリは「愛」って知らないわけだから。
ゲキの理央→ジャンのときも思ったけど、太夫の新左(あるいはドウコク)への感情と、十臓のシンケンレッドへの感情を、ほとんど同じものとして語っちゃう感覚って日本人的なのかも。や、個人的には好きです(笑)。
「愛」を抜いて「執着」と「未練」で語られると、「和物」としての説得力が増しますよね。現代人のシンケンジャーとの対比にもなるし。
だから十臓の妻が十臓を憎んでても愛しててもそんなちがいはなかったと思います。どっちにしろ「執着」だから。
でも十臓は妻への興味は完全に失ってたから裏正にも執着はなかった。折れたら折れたでべつにシンケンレッドとの思い出に浸るからいいもんね、ていう感じだったし(笑)。裏正じゃなくて、その先にあるシンケンレッド(との戦い)だけに執着してたとこが、こいつ最低だな外道だなと思うわけです。
途中こっちがマジで引くくらいに(笑)。復活したあたりの十臓見たとき、もう今年は道誤ったなーと思ったもんね。それくらいキモかったもんね。
なんか十臓キモくてよかった、みたいな感じでとくにオチもなくフェードアウトしますが。
まあ終わってみると(個人的には)なかなか公式っぽくて楽しいカップリングだったなーと思います。でも公式のわりにうちのサイトにはまだ浜風が吹いてこないよ……がんばりが足りないのかな……いや、エロはいつだってヤりたいんだけどね……

特撮

Posted by nickel