シンケン祭!
ディケイドinシンケン、全3話(?)終了……
ああ……どこから感想書いたらいいのかわからない!!
正直、先週の段階では「意外につまんない……来週まで引っぱるの?」とテンション下がり気味だったんですが、今週でひっくり返されました。
や、なにはなくとも萌え大事!! だってお祭りなんだもん!!(笑)
しかし冷静になって考えてみると、完全に全国区でもないのによくこんなバカなことやらかしたなあと思います。
ライダー/戦隊の片方しか放映してなかったり、やってても時間差だったり、バラバラの時間で放送してたりする地域もあるわけで、そうでなくても片方しか見てない人もかなりいるし、いやそもそもDVDになったときは片方しか見られないし、数年後にディケイドもしくはシンケンだけを見たとき、「はぁ?」ってなるのは必至。コレを100%楽しめるのって、「リアルタイムで両方見てる」っていうホントに一握りの視聴者なんですよね。
そんな考えなしのところがものすごく平成ライダーっぽいなと思いました☆
ギャグなのか本気なのか判断に困る部分もありつつ、でも私たち同人屋だってギャグみたいなパラレルネタやるときでもそれなりに本気なわけだし、やっぱり最初から最後まで本気なんだと思います。
実際、よくできた同人誌見てる感じだった。や、悪い意味じゃなく。パラレルとかクロスオーバーとかバカっぽいだろありえないだろ、と思いながらも読んでみたら、意外に説得力あって引き込まれちゃいました……っていう経験ないですか?(笑) まんまそういう感じ。
映像のちがいは単純におもしろかったですし。様式美vsスタイリッシュというか、舞台vs映像というか。ライダーアングルで撮られる戦隊が妙に新鮮。
定番になったらつまんないけど、10年に1回くらいはありかなと思いました。
興奮のあまり感想がバカみたいに長くなったので、軽く要約。
◎源ちゃんがどんどんかわいくなってくる
◎親子熊のかわいさは別次元
◎士と殿のアバンチュール的な雰囲気
これだけのことを書くのに、以下うんざりするほど長い感想です(笑)。
興味とお時間のある方だけどうぞ。
ちょっと混乱しそうなので整理しよう。
ディケイド24話 見参侍戦隊
↓
シンケン21幕 親子熊
↓
ディケイド25話 外道ライダー、参る!
時系列的には放送順でいいわけですね。OK。
イカ盗られて、士たちがやってきて、ジイが腰痛めて殿とケンカして、イカ追っかけてるあいだに、千明パパが現れて去っていき、ジイはおじいちゃんと出会って、イカ探して光写真館に行って、ジイとおじいちゃんのありがたみがわかって、戦隊&ライダー共闘になって、イカを取り返し、士が撮ったのは殿とジイの写真、と。
……これだけ見るとイカの話? ジイの話? 3話かけてイカとジイの話?
まあ話の流れも掴んだので、ランダムにキャラ萌えしていきます。
整理の意味ない。
◎源太と怪盗
つまり、実質3話もひたすらイカちゃんを追っかけてたわけだ……お疲れさまです。
源太は身体を張って、よい子のみんなに大切なことを教えてくれましたね。
・なにがなんでもあきらめない。
・盗みは許さない。
・でも時には取引という大人な対応も必要。
・イケメンばかりが正義じゃない。
実際に長身イケメンがずらずらと並んだとき、流ノ介がものすごく影薄かったので、源太の濃さは必要なんだと思いました。ゲキのケンしかり、ああいう外し方って大事だよね。そして、ときに予想外の萌えを投下してくれたりするんだよね(笑)。
案の定、士につかみかかって殿に止められる源太の小ささにちょっとキュン。長身二人のあいだでちっちゃくて犬ッころみたいだった。殿に抱えられたら足浮いちゃうよ! 殿が保護者っていうかお兄さんみたいでした。や、お父さん……?
海東くんは「ディエンドの世界」で立ち位置がはっきりするかと思ったら、さらに曖昧になってしまいましたね。なんなの、きみはホントになにがしたいの。鳴滝さんのほうが目的が明確だよ!(=士への大規模かつ個人的な嫌がらせ) ←でも理由は未だ不明
◎谷親子
なんか萌えオヤジ来たー!!(絶叫)
あまり大きいとはいえない千明ちゃんにも身長追い越されちゃってるよ!
浮かれたアロハシャツとか、息子大好きなとことか、同じモノ食べてるとことか(パンケーキ&オレンジジュース!)、役立たずなふりして未だ衰えぬ実力を見せたりとか、息子大好きなとことか、でもちょっと息切れしちゃうとことか、息子大好きすぎるとことか、もうなにもかもがツボすぎて倒れそうでした(寝ながら見てたけど)。
ていうか、あんなかわいらしい生き物を一人で放置しといていいの!? あの調子だと生活もぐだぐだだよ。「たまには自炊するから……」ていうセリフにぎゅんぎゅんきました。千明、仕送り仕送り!!
お母さんが死んじゃってすぐは、料理できない父ちゃんはパンケーキばっかり作ってたのかしら。「父ちゃんまたパンケーキ?」「いいから食え!」みたいな。お母さんがいなくて寂しがる千明ちゃんを元気づけようと、修行よりもいっぱい遊んでずっといっしょにいるほうを優先させたのかしら。千明も反抗期までは父ちゃんべったりだったんだろうなあ。
ちっさい千明ちゃん抱えてがんばってる不器用なサムライ父ちゃんを妄想するだけでおなかいっぱいです。ああそうか、コレも時代劇要素なんだ。「ちゃーん」なんだ。だから千明ちゃん前髪上げてるんだ!(それは関係ない)
この二週間妄想してたのは(笑)、この人は先代緑じゃないんだよねえ、ということで。家族なり親戚なりに、先代赤とともに命を落とした人がいたんですよね。千明の父ちゃんは(流ノ介の父ちゃんと同じく)補欠だったわけで、息子がシンケンジャーになることにいろいろ思うところがあるんだろうなあと。
なにかもう、ああじゃないのこうじゃないのといらん妄想ばっかりわいてきます。やおいじゃないけど親子熊書きたくなr……って、シンケンコンテンツは健全ばっかりか! 早くやおい書かせろ!!(最低)
もちろん、しっかり千明ちゃんの成長話になってたのも抜かりないですね。強くなればなるほど、自分の未熟さもわかってしまう。正しい成長の仕方です。それでも前向きに強くなろうとする千明ちゃんがさわやかでカワイイ。それも「半分は親のせい」なんでしょうか。いい子に育てたね、お父さん。
二番手なのに未だ最弱な千明ちゃんが大好き!! ちっちゃくて甘党なくせに強い千明パパも大好き!!
◎ジイとおじいちゃん
殿と爺が、ディケイドの時間枠でいきなり腰がどうの病院がどうのと元枠でもやらなかった甘ったるい痴話ゲンカをはじめたときには、何事かと思いましたが。
今年は、留守番役はヒロインではなくジジイなのですな……むしろジジイがヒロインなのですな……新しいぜ、TOEIヒーロー。さすがのオイラもどうしていいのか戸惑うぜ。
いや、まあそのへんの違和感を切り捨ててフラットな気持ちで見ると、ちゃんときれいにまとまった家族のお話だと思いました。お母さんもお父さんもいなくても、育ててくれる人がいればいい子は育つんだよ。千明の話と抱き合わせで来たから余計にイイカンジ。
ていうかめっちゃ時代劇臭が……格さんがだまされて越後屋に南蛮渡来の妙な菓子を作らされてるとかそういう設定ですか? 感動していいのか笑っていいのかわからない。
あれくらいの超大御所さんになると、ご本人のイメージというかインパクトが強すぎて、おじいちゃんや爺であるより先にレンジィやゴローさんと認識してしまうので、萌え以前に思考がストップしちゃいますね……(笑)
平常心で帰りを待つことが大事といういい話でしたけど、レンジィが今ひとつ「いいじいさん」に見えないので、未だに夏美ちゃんとの関係を掴みかねています。そんなところに映画で死神博士とかやられたらもうアウトなんですけど(笑)。あきらかに死神博士のほうが本体なんですけど……!
余談ながら今回の「写真」を見て、士の中では殿×爺がシンケン公式カップリングとして認定されたのだな、と思いました。王道など関係ない、俺が認めたカップリングが公式だ!
……どんな通りすがりの同人屋?
◎士とユウスケ
黒子の衣装を着ると、自然に無口になるそうです(ムライくん談)。
シンケンメンバーとディケイドメンバーの線を引くためだとは思うけど、なんだかナチュラルに距離が近くてよかったなあv 最後に殿×爺のカップリング写真(違)を見てる場面なんか、そのままユウスケが士をぎゅっとできるくらい近くて、夏みかんがまたヒステリー起こしたらどうしようかと(いらん心配)。
あと、ユウスケがしっかりユウスケしてるとやっぱりうれしい。必要とされてるかどうかは関係なく、困ってる人がいるなら戦いに飛び出していくのがユウスケですよ。まあフツーにユウスケがクウガに変身するとうれしいんだけど(笑)。
◎ハブられ夏みかん
なんか脈絡なく不安定な感じで、生理痛だったのかなあとか思っ(ないない)
気のせいかもしれないけど……最近、彼女ちょっと余ってない? いちおうヒロインとして置いといてるけどユウスケとかキバーラとかおじいちゃんとか(えっ)に役割全部持ってかれて、なんかすることなくなってない?
暗室で写真(の入った額)を叩き割るとこで、龍騎世界の写真じゃなくてよかったと心から思いました。「だれがヒロインだと思ってるんですかこのホモー!」みたいな。士くんより夏みかんのほうが自分の世界を見つけられてない気がするんですが。士に「おかえり」って言ったときも、士のほうがリアクション薄くて微妙だったし。
士くんはもうちょっと夏みかんを大事にしてください。養ってもらってるんだし。自己愛の三割でもいいから夏みかんに向けてあげて……!(笑)
◎今回のヒット・ザ・流ノ介
「殿が仮面ライダーに誘拐されたと……!!」
なかなかレアな単語の並びだな、というセリフをこの男は全力で叫びますよね。間の取り方がマンガのオチコマみたいなのは、撮り方のせいなんでしょうか。でもいつもだしな。
ま、殿・士・海東の長身イケメングループと、千明・源太・ユウスケのちっちゃかわいいグループの狭間で、びっくりするくらいモブ化してましたけどね……こいつのバカはやりすぎくらいのほうがいいんだと思いました。人が多いときはとくに。
大騒ぎしたあと、ちゃんとお詫び&あいさつして帰っていくのもあいかわらず好感度高い流ノ介です。あ、茉子ちゃんのほうが空気っぽくなってるわ……
◎士と殿
やー、萌えた萌えた。
長い手足を美しく見せつける士と、見せつけてないのに美しい殿(笑)。
ていうかね、今回の士はちょっといろいろムダな動きが多かったよね。黒子衣装で殿にうやうやしくお辞儀してみたり、ヒビキさんみたいな「しゅっ」ってやってみたり、カードひらひらしてみたり、あの長い脚でバイクから降りてみたり……顔は不細工だけどカラダはものすごく美しく見えて困ります。声だってぜんぜんなのに。
殿の低音のあとに士のけろけろした声がくるとさすがに脱力しちゃうんだけど(笑)、そこも含めていろいろ対照的な二人が予想以上に萌えました。
いつもは士が各世界のライダーたち(の存在や価値観)を認めて肯定する、ていう流れなのに、今回だけは殿のほうから積極的に士の存在を受け入れる(許す)んですよね。いつもは全体的に俯瞰気味の士が、知らない世界だからか、わりと対等な目線で向き合えてる感じ。普段は攻めなのに今回だけはちょっと甘えて受けてもいい?みたいな……(喩えになってない上に最低なのでやめてください)
まさか殿にちょっとくすぐったいことしちゃうのかとドキドキしていたら、そんなことはとくになく、むしろ殿にくすぐったくされそうな展開に別の意味でドキドキしました。くすぐったくする代わりの武器交換だったのかな。
某キャストのブログに(同窓厳禁)「ファイナルフォームライドしていい?」とシンケンレッドに手ぇわきわきしながら迫るディケイドのイラストがあって、ライダー側としてはくすぐったくしたかったのかな、とも思いましたけど。戦隊側が「なりません嫁入り前の殿に!」って抵抗したのかしら、とありえない妄想までしました(意味不明)。なんにせよ、殿が公衆の面前で股開かされなくてよかったです。
ラストで周りが騒いでる中、無言で見つめ合うとこが、「一夏の恋(と書いてアバンチュールと読む)」ていう感じでたいへんよろしゅうございました(なんだそれ)。この世界での使命を持った殿と、通りすがりの流れ者が一度だけ交わした、短くも激しい夏の思い出……的な!!(だからなんだそれ)
実は放映前夜に「士×殿で萌えたらどうしよう☆」的なメールをお友だちに送ってたのですが、ちょっとシャレにならなくて青ざめてます(笑)。あはは、ムリムリ。さすがに殿を禁断の夢オチワールドへ召還はできないし。あはははは。
士と殿、どっちが攻めるんだろう……(真顔)
◎次回殿:執事
桃赤押しかと思ったら意外に黄赤で攻めてくる今年……
たしかに、頭はゆるいけど性格とかわいさですべて許されるドジッ子と、彼女が憧れる強くてかっこよくて優しい先輩、という図式がまんま少女マンガですもんね。
今回の、ソファに殿をぎゅうぎゅう押しつける彼女はなにかの伏線でしょうか。ことはを押しのけるわけにもいかず、ただもがいてる殿がお父さんっぽくてよかったです。そうなんだよなあ、殿とことはって父子な感じなんだよなあ……
まあそんなことより執事ですよ。
侍戦隊じゃなくて執事戦隊でもよくね?みたいなことを言ってたときもあったのですが、まさか殿自ら執事に身をやつして……とは予想できませんでした。ま、ブームはもう過ぎてると思うんですが、麗しい殿が見られるならもうなんでもいいです。
花嫁のときもだったけど、殿って意外と演技派だからね。目的のためならなんでもするからね。そういう意味で流ノ介と張れるプロ根性だと思います。
◎次回士:相棒の世界
……じゃなくて、RXの世界。なに、ギリギリ平成ライダーとか言い出す気?
毎回欠かさず見てたはずなんですが、あんまり記憶にありません。南光太郎……はたぶん当時のメタルヒーロー俳優とごっちゃになってます。子どもにありがちな、変身後しか覚えてないクチです。予告にロボライダーとバイオライダーいたよね?
それよりも士くんが、変装した明石暁みたいになっ……(笑)
おそらく当時定番のヒーロースタイルだったであろうコスチュームが、21世紀ではアキバファッションになっていた、というもの悲しい現実を突きつけるような話を本気でやるつもりなんでしょうか。いえ、わかってます、ライダーはいつだって本気ですもの……
来月の映画も楽しみです。