シンケンに真剣。
屏風の下敷きになる流ノ介が地味におもしろくて、シリアスな場面なんだろうけどうれしくなってしまいました。ごめん流ノ介。おまえはいい男だよ。
アバン見ながら第一声が「源ちゃんかわいい」でした。
千明ちゃんが画面の端にでも映るたび「かわいい」連呼してました。
もうグリーンでもぴょんこぴょんこしてるとかわいく見えるもんね。ゴールドは未だに源ちゃんと同一視できないけどね(笑)。源ちゃんの男前っぷり+有能さは文句のつけようがないです。5人+ジイだけだったら行き詰ってただろうなあ。なくてはならない子なのね。ここしばらく新戦士が登場直後にモブ化するという現象がつづいていたので、なんか新鮮。
萌えも燃えも山ほどあれど、ニッカリ的には(予想どおり)十臓祭でした。
ありがとう、ありがとうシンケンジャー。
かっとなって更新しちゃいましたがスルーしてください(笑)。
十臓的には殿が万全のコンディションで全力じゃないとダメなわけで、てことはもしかして手厚く介抱してくれるのかしら、と甘い夢を見ていたら、いきなり冷たい水の中へ叩き込まれました……(殿も私も)
手荒っていうか、それ死ぬから! 毒より先に溺死するから!
でも聖なる水で洗い流して終わりなら、そのまま川から引き上げてそのへんに放置しといてもよかったわけで、わざわざ火まで焚いて殿が起きるのを待ってた十臓はやっぱり律儀だと思いました。外道衆だから濡れたって夜だって風邪とかひかないもんね?
つーかあの律儀さが未だに読めません。だって今回、十臓が殿にしたひどいことは頭押さえて水に突っ込んだことだけだもん(いや相当ひどいけど)。源太が迎えに来たときも、とくに抵抗もせず殿を返しちゃってたし。それまで臨戦態勢だったのに、食べる直前にお膳下げられちゃったのに、怒りもしないってどゆこと?
なんだろう、殿が「次」の話をしたから満足なのか。次のデートの約束とりつけたから今日はもういいや、みたいな。満たされない飢えを抱えてんじゃないの? 食べられるうちに食べといたほうがいいよ!
あとね、過去バナね。殿が出ていこうとするから気を引くために語ってみた的「俺がおまえを狙う理由」ね。
志葉家となにか関係あるのかと思ったらべつになさそうで。今まで、志葉家の当主だから執着してると思ってたんだけど、ホントに殿自身に執着してたのね。しかも「男なら他にもいるだろう」(違)と殿に言われて「だって~」とイロイロ理由つけてましたが、うーん要するに一目惚れ? 俺の萌えツボストライク!みたいな?
ええ、悪くないと思います。
で、惚れた根拠に「いびつだから」と言われてしまった殿。
前に別のアヤカシから「嘘つき」と言われたこともありましたねえ。
ただ厳しくて無愛想なだけじゃない「闇」があるってのが確定した感じです。でも愛情いっぱいに育てられてあんな立派な殿になった男の子が闇を抱えるとしたら、それは侍でありたいという純粋な願いが生み出したものなのでしょう。それが、同じく純粋に人を斬りたいと願う十臓にだけ見えたのかもしれない。
ま、十臓のこじつけかもしれませんが(笑)。だって死を厭わない云々ってつい半日くらい前の話じゃん。何ヶ月も前から殿一筋で狙ってる理由づけにはならないじゃん。
深読みすると、十臓のいびつさは殿の逆だと思います。
太夫助けてあげるし、ドウコクにわざわざあいさつしに来るし、立て込んでるときには出直してくれるし、殿助けた上に返してくれるし、源太の寿司も食ってくれるし、どう見ても人を斬りたいだけの快楽殺人者には思えない。
キャラが安定してないだけかもしれないけど(笑)、十臓の律儀さと狂気ってものすごくいびつじゃないですか。外道衆に身を落とすほどでありながら、武士道っぽいところは頑なに守ってる気がするし。
侍の道はあくまで侍のルールでしかなくて、人の道とはちがうってことですか。
あと不治の病である意味がよくわかんなかったんですが、ある種の動機づけなのかな。由緒正しい武家の出身→もうすぐ死ぬから自暴自棄になって人斬り→快楽に目覚めて外道衆入り、っていう路線が妥当といえば妥当か。
人斬ることしか興味ないんじゃ殿とのアバンチュールはないかなあと思ったんですが、いやいや寿司は美味いって言ってるし。いびつな「裏側」の人間味にこそ活路を見出せるんじゃないのかしら(笑)。
まあやおい的定番としては「別の快楽を教えてやるぜ」っていう感じで持っていきたいんですけど、なにせ殿なので(これを天然で言いそうなのがボウケンレッド、逆の意味で言いそうなのがドウコクさま)。
はっきり人斬りと言ってしまった以上こっち側に来ることはないと思うんだけども(番組的に)、殿にとどめを刺してもらうことで開放される、という王道パターンを希望します。殿は最終的に自分のいびつさを飲み込んで仲間のところへ帰っていくこと前提で、それまでは十臓とヤったりヤられたりするといいんじゃないかな!!
だから、源太vs十臓にはならないでほしいのです。今後、寿司絡みでうっかり仲良くなっちゃってもいいから、最終的には十臓を殺せない子であってほしい。殿と十臓の双方にとって、源太が良心になればいいなあと夢見ています。
んで、隠れて見てる太夫は、完全に十臓にオチてるっぽかったですね。
「骨の髄までバラバラに……」っていうのは、その狂気にゾクゾクきちゃった感じですか太夫!(クラゲ風に言うと「あふれちゃうv」感じ?) 恋心というよりは肉欲絡みの情念っぽくて、すげえドキドキしました。太夫、寝込みを襲って乗っかっちゃえよ。
あれ……ゲキのジャン←理央←メレと同じ構図……?
太夫もなかなかすさまじいんですけど、ドウコクさまの容赦ない悪役っぷりにも毎回身悶えしてます。なんだあのエロス。もう子供番組に出ていい悪役じゃない。
ドウコクとシタリが信頼関係じゃなく利害の一致で結ばれてるあたりがアダルトすぎる。シタリがまた振り回されてるようでいて、ドウコクの御し方をいちばんよく心得てるっていうのもぐっときます。
ゴヅナグモが「壊れる」っていう表現もいやらしいよね。アレ着ぐるみだからまだ見てられるけど、人間のかたちしてたら相当えぐい。しかもあふれる精力ぶち込んで「壊し」ちゃったわけだから。エロすぎるよドウコクさま。
太夫に十臓を始末させるのだって、言い方がいやらしすぎますよ。「できるよなぁ?」って、なにもかもわかっての発言だよね!? おおお、なんという外道。
怖くて仕方がないんだけど、とにかくすごくかっこよくて惚れざるをえない。絶対的ゆえの寛容さとか余裕とか、Vシネか昔の時代劇みたい。とにかく最近は見ないですよね。
近ごろカワイイ系かダメンズ系悪役しか見てなかったから、「悪」っていう概念をこれでもかって見せつけられてる気がします。たまらんわー。
もうね、あの声がダメよね。先日洋画の吹き替えやってるとこに出くわしましたが、三流悪役がラスボスみたいな迫力になっちゃってました。
私にとって西さんってダイレンジャーのシャダムなんですけど、電王でクロウイマジンにお呼びした話が公式に載ってまして。シャダムやってたとき27歳だって! えええ、あの貫禄でー!? もう外道やるために役者やってるとしか思えない(笑)。
そんなドウコクさまを今後もドキドキハラハラしながら見ていきたいと思います。あ、もう十分強いから応援はしないよ?(笑) あくまで「がんばれシンケンジャー!」目線で、いっしょにドウコクさまの恐怖に震えたいと思います。