第2章!
プライミーバル第2章、予想どおり総合の映りが悪くて半泣きで見てますが、それでも期待以上のスタートでございました。いきなり謎だらけだし新キャラさくさく投入だしあちこちで揉めそうだし、イギリス人ってホント陰険!!(偏見)
喜び勇んで感想を書きそうになりましたが、そーいやシーズン1のがまだだったよね、と思い出しまして。
DVD見たときに書いたやつを引っぱり出してみます。
再放送ご覧になった方はどうぞ~。まあ大したことは書いてないわけですが。
第2章もまとめて書こうかな。1話目だけでヘンなテンションになっちゃったもの(笑)。
買っちゃいました。箱。
プライミーバル 恐竜復活 シーズン1 DVD-BOX
レンタルもはじまってるので、興味持たれた方はどうぞ。
剛毅にも買われるという方は、1巻に入ってる特典映像は最後に見てください。全巻ぶんのネタバレを容赦なくしてくれてます(笑)。3巻に入れてくれればいいのに……
以下、全部通して見た感想。完全ネタバレで。
前の感想とかぶってる部分はもちろんあります(笑)。
付属のブックレットに、本国公式サイトからの引用と思われるキャラ紹介がちょろっと書かれてましたが……スティーブンの年齢は日本では28歳で確定のようですね。ソースがよくわからないのが気になります。
あと他のBBCドラマの紹介も気になっちゃった……(思うツボ) 意外に懐の広い英国センスを垣間見ました。アメリカにないテーマは「歴史(中世以前)」なんだなと納得。
それはさておき本編。
英wikiでだいたいのストーリーはつかんでたけど、やっぱり実際に本編を見るのとはちがいますね! 放映時は途中からしか見られなかったんですが、通しで見るとちゃんと6話まで伏線が張られてて、「あ~そうつながるのか~」っていうのが納得できました。最初に出てきた生物がちゃんと最終話にも登場するのは巧いなと思った。
このドラマに見る、イギリス人のイメージ。
◎意地が悪い。
◎口が悪い。
◎性格が悪い。
◎そのわりに身持ちがゆるい。
◎つまり総ツンデレ。
◎ゲイネタに動じない。
さすが、Mr.ビーンとホームズの国……!(?)
ええと、スティーブンがナチュラルに最低な男でした☆
彼女がいるのに他の女誘ったり、振ったはずなのにちょっかい出してみたり、若気の至りとはいえ不倫とかもうありえない! 汚い、最低!! ……ってアビーから白い目で見られるといいよ。それだけのことはしてるよ。
たぶん彼は、ナチュラルにモテるんでしょうね。声かけるまでもなく女の子のほうから寄ってきてよりどりみどり。断る理由もないから美味しくいただいちゃう。でもビミョーだなと思ったらすぐに次を探しにいっちゃうんですね。本能の赴くままに捕食するという点では、ヘレン寄りだなあと思います。
そのヘレンなんですが、ようやくどういう人かわかってきたような。
科学者としての好奇心に突き動かされてはいるんだけど、社会的地位とか名声とか社会貢献とか全く考えてなくて、むしろ見つけた秘密を独り占めしたいんですね。子どもの秘密基地的に。それを唯一分けてあげてもいいと思えるのがニックで、道具(パシリ)として使えそうなのがスティーブンなんだろうなあ。
「人類に見切りをつけて二人だけで時空の扉を独占」というのがヘレンなりの愛なのかもしれないけど、ちょっとわかりにくい……通して見てても、なんで結婚したのか、なんで未だに夫婦だと思えるのか、少しもわかりませんでした。
ニックのほうもさあ……ヘレンヘレン言いながら、しっかりクローディアと両想いになってるし、どっちかに決めろよ!って非常にイライラする男でね(笑)。
ヘレンを憎んでてもいいはずなのに、やたら「私の妻だ!」って言うし。愛情っていうより独占欲と意地が二人を結びつけてる気がしなくもない。やおいなら萌えるけど(笑)。でも本質的な部分でいつも対立してるあたり、もともと合わなかったんじゃないかと思うよ。
それが最終的には当てつけや嫌がらせに発展していくわけで、お互いへの執着が意味わかんなくて気持ち悪い(笑)。独占欲の強い二人が意地になればなるほどイギリスが危険に晒されるんだよね……ああ迷惑!(笑) 2以降もそうなのかしら。
そんなドロドロの大人たちにまだ染まってない、コナーとアビーは癒しです。
二人が仲良くしてるとすごいほっとする。進展してもしなくてもいいな。
とりあえず、スティーブンは二人のあいだに乱入してかっこよく敵を撃退するのとかやめてあげてください(笑)。ホントかっこよすぎてコナーがかわいそうです。
クローディアはアレだね、典型的ツンデレ巨乳。萌えキャラってことですか。ニックは「気が強くて頭がよくて巨乳」なのが好みなんだと思った。
まあ正直、クローディアのバストサイズよりも、スティーブンの胸毛が気になるんですけど。なんだあれ、わざわざ見せてんのか。見せ毛なのか。毛チラ狙いか。ニックもあるんだろうけど、なにしろ眉毛まで見えないほど色薄いんで、黒毛のスティーブンには敵いません。なんの勝負だ。
ニックとスティーブンの仲良しさんっぷりは初見とあまり変わらなくて、むしろ二人が仲良くしてるのが見てない前半部分だったので、大いに萌えさせていただきましたよ。
コナーを無視してなんか楽しそうにしゃべってるのとか、お互いなんでもわかってる感じでアイコンタクトしたりとか、かわいすぎてイラッとした(笑)。ニックのためにがんばるスティーブン、スティーブンのためにがんばるニック、っていうのもごちそうさんでした。
少なくとも8年以上はいっしょにいるんだよね。もういくらでも隙はあるじゃない!(?)
もちろん年下攻めで。ステニクで。捨て肉……
ただ、やっぱ恋愛ドラマベースのところにスラッシュフィルターをムリヤリかけてるんで、ちょっと萌えそこねる部分もありまして……
話の展開上仕方がないんだけど、クローディアがニックのとこに来てるときには都合よくスティーブンが席を外してたり、スティーブンがアビーといろいろやりとりしてるときはニックが別の場所にいたり、そのへんは勝手ながら歯がゆいですねえ。
つーかヘレンが! ヘレンがすべてを破壊していくのよ!! クローディアやアビーなんかヘレンに比べたらなんの障害にもなりません。さすがペルム紀を生き延びた女……無敵の超生物から逃げ切った女……ヘレンの前では野生の勘を失ったスラッシャーなど無力です。うう、我々も鍛えなければダメなのか。
UKスラッシュ市場ではスティーブン/コナーも多かったんだけど、こうして見てみるとたしかにわからなくもない(笑)。
コナーはスティーブンを一方的にライバル視しつつ、でもかなり憧れてるっていうのがけっこうストレートに出てますね。スティーブンのガタイに負けないように厚手の服を着てるとかいう裏設定にキュンとした(笑)。オタクにしてはオシャレすぎるあのハットも、身長上乗せ目的だったらどうしよう。それくらい、スティーブンってコナーにとっては別ステージの存在っていうか、ハン・ソロと同じ引き出しに入れてるんだろうな。
スティーブンは最初コナーを完全にバカにしてて、使えるとこだけ利用しようとしてるんだけど、後半になるとコナーへの対抗心でアビーに近づいてる気がする。男として、スティーブンが想像しうるかぎりの最下層にいるコナーに負けるなんてのは、あっちゃいけないんだろうな。ああムカつく(笑)。
お互い同じ人間とは思ってない、そんな関係もわりとありかなと思いました。
あ、その場合は屈辱のコナステで。粉捨て……
カップリングじゃないけど番外編として、ヘレンvsレスターの組み合わせが最強すぎてわくわくしてしまいます。
レスターはだれと組ませてもイラッとさせるけど、ヘレンだとお互い人をイラッとさせることしか言わないから、もう完全平行線で。嫌味言い合って、「なにか?」みたいな感じにものすごくさわやかな顔でにこっと笑い合う二人がたまらない。イギリスってホント陰険な国だなあ(偏見)。
各話萌えポイント。
#1
全く気の合わないメンバーが奇跡的に顔を合わせる話。
学生が必死に話しかけてんのに完全無視してエンドレスできゃっきゃとおしゃべりしてる教授と助手に、でかい研究室と車与えてるこの大学の懐の広さがわからない。
初対面でいきなりクローディアに捕食されたニックを見て、ヘレンにもこうして捕食されたのだなあ……と思わず遠い目になりました。まさかスティーブンにも?
そんな草食系の教授が、うちのスティーブンはものすごい有能なんだぞ☆と自慢したばっかりに、いきなり肉食獣と戦うハメになったスティーブン。それでも期待を裏切らない彼はえらいと思います。
#2
コナ→アビ→ステの図式が確定。
巨大ムカデと死闘を繰り広げたあげく病院送りになったスティーブン。全話見たあとだと同情する気がかなりそがれますが、いちおうニックのために死にかけたので許してやろうかと。胸毛はアレですかね、おっぱい上部にしかないんですかね(どうでもいい)。
ニックが射撃苦手ってのはいいんですが、高濃度酸素の中で火器って正直いかがなものかと思いつつ。役に立ててうれしいコナーがかわいすぎる。もうコナー/ニックとかでもいいんじゃないかな。
余談ながら、一人ずつしか通れない狭い通路で「隊列を乱すな!」と叫んでいたライアン大尉に地味に萌えました(字幕だけ?)。いつだって全力で任務に向かうライアンが好きです。この際ライアン/ニックでも(以下略)
#3
ヘレンとニックが直接対決。夫婦仲の悪さを視聴者に披露。
一方スティーブンは水着姿を披露。胸毛以外はさほど毛深くもなかったのが印象的(笑)。同時に、女性関係に対してかなりルーズなことも披露、というか露呈。コナーのあしらいを見ると、男性関係もルーズかもという疑惑が……(ないよ)
ダイビングスーツ姿のニックを見て、「ああ着やせするタイプなのね」(好意的表現)と思いました。設定上は35歳ですが、立派に四十路の体型でした。むしろあの体型を感じさせない普段のファッションセレクトがすごい。
とりあえず、あの流れでクローディアがニックの人工呼吸するのはあきらかにおかしいです。スティーブンか、百歩譲ってライアンがするべきだと思います。
#4
オタクの絆は永遠だという話。
コナーのオタク友だちの会話がなんだか笑えてしまう私も所詮オタク……緊迫したシリアスな場面までオタク言語で会話する彼らに、本気を見ました。私も死ぬ間際に「ちょっとした冒険だな」とか言ってみたい。
ドードーを追っかける愉快な仲間たち、捕まえたドードーと戯れるニック、そのニックをなぜかものすごくうれしそうに眺めるスティーブン、ドードーの死骸を前に「ホラー映画苦手なんだ」って言い合ってるスティーブンとライアン、などなど萌えどころは尽きず……
逃げ出したアビーがしっかりスティーブンにしがみついていたのに、傷心のコナーはなぜか教授の抱擁で、ものすごくコナーに同情しました。なにその落差。
#5
スティーブンがめずらしく生物学者っぽかった話。
プテラノドンからニック(だけ)を守ったり、どう考えてもムチャなニックの主張に従って空飛ぶ標的を撃ち落としたり、調査のためにプテラノドンの糞を舐めて特殊部隊の皆さまから不評を買ったり、出番の尺のわりに大活躍だったスティーブン。脊椎反射の筋肉バカではなかったと証明してくれました。脱いだし。
……にもかかわらず、なぜかヘレン×クローディアのフラグが立った、ふしぎな回。生き残りたいならニックよりヘレンだよね、そうだよね。
#6
嫁、帰還。
ヘレンはニックを欲しがってて、でもニックの気持ちはクローディアに向かってて、でもクローディアはヘレンが気になりはじめてて……もう勝手にすればいいじゃない!!という感じの食物連鎖的恋愛。
ニックは銃が苦手っていう設定だけど、メイキングで手持ち無沙汰に銃を回して遊んでる彼を見て、この人は今まで相当悪役をやってきたのかもと思いました(笑)。
ニックとクローディアが人目を憚らず熱烈ちゅーしたとき、コナ&アビが視線のやり場に困ってうつむいてたのがかわいすぎてキュンキュンしましたよ。スティーブンに助けを求めるような視線を送るコナーもかわいかったです。
なのに、ラストでアビーがスティーブンに汚いものを見るような目を向けていたのが非常に印象的でした。そんな続編への引きってひどすぎる。
内容はそんな感じですが、商品としてちょっと残念だった点が……
吹き替えのキャストがイメージちがいすぎて残念(笑)。映画サイズなら我慢できるけど、連ドラだとツライ。吹き替えに関しては、ほーちゅーさんはやっぱり鬼門みたいです。ニックじゃなくレスターだったらまだハマってたのに。字幕だけだとわかんない部分も多かったので、NHKの再放送を待つしかないようです。
あと、ディスク入れるとこのツメが折れてた(笑)。開けると2巻だけ落ちてくるよ~。
それでも見られること自体に意義があるので、BOX2もつづけて出していただきたいです。
3はねえ……2を見てから考える(笑)。