腐女子デカ
というのを、この前深夜にテレビつけたらやってて見てしまった。
実は腐女子なお茶汲み婦警が、腐女子的視点でなぜか犯人を突き止めてしまうというアレな感じのドラマらしいです。
はじまる前は、「えー……きっとイタイ感じで同族は見てられないんでしょー」とか思ってたんだけど。
あらやだ、なんかおもしろいわ(笑)。
フツーに業界人が業界ネタのドラマ見る感じで見られそうかも。
ていうか腐女子が身を乗り出すところで、うっかりいっしょに身を乗り出してしまった……
だって、壁に押しつけられるのがさいねいくんだったんだもの……(負け犬)
途中からしか見てないので、言いきりはできないんですが。
何度も「妄想はファンタジーでイケナイことで現実とはちがうの!」と、くどいくらいに強調してくれるのが救いなのかもしれない。
主人公の腐女子と仲間の「貴腐人」が、イっちゃった妄想をするんだけど、でもそれはあくまで妄想だから!現実とは関係ないから!!って開きなおってるのが、いい意味で予想を裏切ってくれました。
あと、妄想対象の男子たちの代わりに、執事喫茶の店員たちがシミュレーションというか寸劇をやってくれるんですよ。いかにもやらされてる感があって笑えるから、へんにむずがゆいというか居たたまれない感じにならない気がする。
まあ最後にはその妄想推理が暴走して、犯人のとこにまで行っちゃうわけですけども。べつに妄想を披露しにいくわけじゃなくて、その理由が「オイシイ場面を見逃せない!」っていうのもね……徹底してて潔いです。
サイトとか見るに、ステレオタイプな腐女子像ではあるけど、コミュニケーションできないオタクとか、現実と妄想の区別がつかない電波とか、そういうネガティブなとらえ方はしません!ていう感じがしました。
最初から見てたら、そうじゃない場面もあるのかもしれませんが。
でもたぶんコレ、ちゃんとホンモノの腐女子が制作側についてると思う(笑)。
第3話、心に残った名言。
貴腐人「だれにも褒めてもらえないから、自分で自分をリスペクトしましょう」
<解説>
天才的な妄想をしても、しょせんは妄想。同好の士以外には「はぁ?」と言われるのがオチ。腐女子以上にそれを知り抜いた「貴腐人」だからこその発言だと、私は勝手に妄想しました(笑)。
個人的に「腐女子」っていう呼称には未だに抵抗あるけど、腐女子の社会認識は新たなステージに……きてるといいなあ……学問の世界にも、ようやくやおい(BL)研究の専門家が出てきたことだし……各方面にがんばっていただきたいものです。
私はぜったいにカミングアウトしないけどね!!(笑)