BL道隆さん。
大して展開もしないままRH+も10話……
耽美担当はきよいさんだと思っていましたが、どうやらまちがっていたようです。
このゆるゆるホームドラマをぶちこわすBLキャラは、道隆さんだったのですね。
前回の湯けむり美人なきよいさん(エロすぎて、もう笑うしかリアクションがとれない)も吹っ飛ぶインパクトでした。
ネクタイきゅっきゅってのは、やっぱり苛ついてんじゃなく困ってるときにするらしい。
このドラマがどういう方向性というか狙いで作られているのか、今ひとつはっきりしない部分もあるんだけど、道隆→きよいは公式ホモってことでまちがいないようです。
逆に言えば、他はそうじゃないってことなのかも。そういう視点がなければ、家族愛とか友情の範囲内で収まるものね。
でもそれがなんでよりによって最年長の三十路コンビなんだ……?
あきらかに狙ってるってことはBL映画並みにあざといはずなのに、ものすっごいテンション上がったのはなぜなんでしょう……メンタルだけで実際の接触がなにもないからだろうか。いやいや……ちょい悔しい(笑)。
そーいや、道隆さんの人はリュウケンドーの瀬戸山くん、とゆーのを教えてもらって、あまりのイメージのちがいに驚愕しました。まっったく気づかなかったもん。
え、あのね、正直ぜんぜんちがいすぎてね、演技力が(笑)。あっちがデビュー作で、それからキャリア積んでるとはいえ……瀬戸山くんがこのくらいできてたら、瀬戸山×不動とかやってたかもしれません(笑)。
それはともかく、萌えに燃えた道隆×きよい(未遂)話です。
道隆さんだけハチクロ並みの片想いドラマなんですけど……!!
べつにメインでもなんでもないはずなのに、いきなりモノローグ入れてくる道隆さん。
朝から仕事放り出して駆けつけるってどんだけ必死……!!
しかも、月長館に乗り込む直前が、彼女の家に初めて呼ばれた男みたいです。
家族に紹介してもらえるんだ!って緊張と期待が入り混じったうれし恥ずかし気分。
で、かなり気合い入れて行ったらアレだろ……茶も出さずにお願い事だよ。
いきなり涙を誘わずにはいられない導入でした。
あの、きよいさんの態度ってわざとですよね? 全部わかってやってますよね?
道隆さんは無条件に自分の言うこと聞くと思ってますよね??
わざと事情を話さず呼びつけて、
わざと隣に座って動揺させて、
わざと茶を出さないでトマジュー押しつけて、
わざと弱々しいところ見せて息子捜しに行かせて、
わざと嘘くさい笑顔を見せつけて黙らせて、
わざと帰らせて家族水入らずでケーキ食べて……
魔性……!!
やっぱこの人100年生きてるわ。うん、伊達じゃない。
息子たち相手だとおろおろして椅子に崩れ込んでばっかりでヘタレっぽいけど、対道隆だとなんぼでも吸血鬼のエロスを発揮しちゃうんですね。
ただ道隆さんに興味がないとか疎ましいとかならまだしも、あきらかに道隆さんの気持ちを知った上でそれを利用してますもん。どんな悪女だよ。ほどがあるだろうよ。
今回の成功報酬も、トマジュー缶1本と、紅茶1杯だけじゃないですか。ちゅーくらいしてやってもバチは当たるめえよ、きよいさん。あの和やかホームドラマを見ながら去った道隆さんが、相当惨めな気持ちでだれもいない自宅に帰ることを考えてやれよ。
おおかた予想どおりではあったんですけど、やっぱり道隆さんは独り身でした。
多感な中学時代に、あの白薔薇の涙を見てしまったばっかりに……道隆さんの孤独は決定づけられてしまったかと思うと……あの魔性め……
後ろめたさを抱えつつも、きよいさんをオカズにしてしまう若き道隆さんとか、
帰ってきたきよいさんをなんとか身近に置こうと、裏の仕事を与える道隆さんとか、
いつもデートは入念にセッティングするんだけど空振りに終わる道隆さんとか、
でもたまに微笑まれただけでしばらくふわふわしたテンションの道隆さんとか、
想像するだけでリアルに泣けてきます。
祖父の愛人で、今は3人の子持ちで、ついでに長命の吸血鬼で、しかも男なんて、片想い相手としてハードル高すぎる……
なんかなー、ゼッタイ実らない恋だよなー。
道山との別れ→失意の失踪→子連れでもどってくる→子煩悩パパに変身
……っていう流れの中に、道隆さんはどうしたって入り込めないもんなー。
マジでちゅーくらいさせてやりたいよ。一回か二回くらいはヤらしてやりたいよ。
この際、受けとか攻めとかは気にしないからさ(いつもだろ)。
あ、萌えちゃったのはそこなんでしょうか。
いくらBLくさくても、本編じゃ叶わないから……!!(笑)
レギュラー総出演で全体的に楽しい回ではあったんですが(亜美ちゃんや宝田くんもけっこう好きよ)、もう全部道隆さんの純愛モノローグに持ってかれました。
最終回までに、手くらい握らせてもらえるといいな……(遠い目)