ドイツ戦隊。
GSG-9。
ドイツ語読みだと、ゲイすげえ……ボイン!(空耳アワー)
そんなこんなでようやく見られました、ゲーエスゲー・ノイン。
ウィッシュリストにうっかりハッセーとか入れてたせいで、なかなか届かなくてな……あれこれ消してやっと来たよ。
ホントに5人チームで長官とサポートまでいるもんだから、ものすごく戦隊っぽいです。プロフェッショナルの警察組織だから……デカレンジャーか!!
さて、ドイツ。
日本国内でフツーに生活しておりますと、アメリカと比べて心理的にも情報的にも非常に遠い国でありまして。イメージ的に「ビール!」「ソーセージ!」「カーン!」くらいの認識しかないのでして(それはひどいな)。ニッケルなんぞ正直、フランスとのちがいもよくわかってないわけで(青森と秋田くらいの差異認識でごめんなさい)。
で、このドラマはドイツ国内で制作・放映されているので、「ドイツらしさ」を殊更に強調してないんです。難解な政治事情以外はほとんど説明もなし。ビール片手にソーセージ食いちぎったりしてない(笑)。
さすがにこれがリアルな警察だとは思いませんが、この背景に映ってるのが、リアルな今のドイツなのかなーと思ってみたりしました。
このリアル感が、妄想の世界へ飛び立とうとする私の足を引っぱるわけで……(笑)
ネタバレ感想は格納しておきますが、スラッシャーにとって気になる問題がひとつ。
かの国の同性愛事情はどうなっているのかと。
今は同性婚OKで人権も保障されてるみたいですが、ちょっと前まで禁止法があったのも事実ですし。社会的および個人的な意識がすごく気になります。ずっと犯罪だったことをいきなり認められて、そうあっさりと切り替えられるものなんだろうか。
移民のデミアはどうなのかとか。十字切ってたカスパーはカトリックなのかとか……
でもコニーはなんとなく平気だと思う。そういう気がする。
あと、向こうでは手錠やロープじゃなく結束バンドがスタンダードなのかな……?
<1~4話感想>
テロ対策部隊GSG-9。の、チーム50。これってfiftyなんでしょうか、five-Oなんでしょうか。100はthousandだったから、fiftyでいいのかな。そして読み方はやっぱりわからない。
全員ファーストネーム呼びでしかも愛称ってのがいきなりびっくり。まあたしかに秒単位で動く任務中に、ゲープハルトとかコンスタンティンとか言ってらんないけど。女子バレー部みたいなもんですかね。メグとかユッコとか。
ま、そんなことはどうでもよくて。
結論からいうと。
ちょう萌えた……!!(息切れ)
具体的になにがどうってわけじゃないんです。スパナチュみたいにダイレクトにいちゃこらしてるわけでもないのに、特別に「俺とおまえだけの強い絆エピソード」があるわけでもないのに……!
ハードで重々しいドラマの合間に見せられる些細な接触や会話に、尋常でなくぎゅんぎゅんしてしまいます。奥ゆかしいエロスが、日本人のツボにジャストフィットなのでしょうか。
この際だれとだれでもいいよ。どういう組み合わせでも美味しくいただけるよ。
とりあえず予想どおり、コニーにやられました。
短髪ガチムチ特殊部隊の中で、さらっさらの金髪を揺らして走ってくるのは彼だけ……他のチーム見てもそんなやついねえ。
高級時計は言わずもがなとして、私服までオサレ。デミアなんかセンスのかけらもないネタTシャツなのに。コニーは仕事用のスーツさえなんだかオサレですよ。デミアなんかサラリーマンみたいな白シャツなのに(いちいちデミアを引き合いに出さないでください)
極めつけは車。映った瞬間、ニッカリ思わず総ツッコミ。
A「なんだアレ……なんだアレ!!」
N「素人の私でも、アレがとんでもない車だってのはわかる!!」
あいつどんなとこに住んでんだよ。家族の話が出ないから単身生活ってのは想像がつきますが、それ以上はムリ。でも他のメンバーよりは確実にいいとこ住んでる。
ああ、妄想するにはベルリンの住宅事情から調べないといかんのか。しんどいな。
カスパーにも「コニーにはバスより高級車が似合う」とか言われてましたね。まあアレは、他の連中だとでかすぎて目立ったりポールや乗客にぶつかったり、ナチュラルに電話でエロトークできなかったり、っていうやむにやまれぬ事情があったんでしょうけどね(笑)。
そんなクールな外見を裏切って、チーム内ではいちばん明るいかもコニー。で、その明るさゆえに微妙な事態になる、と(笑)。
デミアに「おまえがサブリーダーだ」って言ってたら、自分が指名されちゃったり。
天然痘の検査で葬式話とかしてフランクをからかってたら、自分だけ陰性だったり。
ラッキーなんだけど、そのラッキーさが微妙なんだよね。本人は暗いムードにならないよう軽口を叩いてるだけなのに、シャレにならなくなっちゃう。
恋愛でも、ビジュアルのせいで損してるタイプだといいなあ(笑)。
設定では伯爵家の家系らしいんですが、今んとこそういう感じはぜんぜんしません。ちょっと他より外見と言動がスマートなくらい。
まあ、フランス語しゃべれたり、国際情勢に詳しかったり、とぼちぼち教養のあるところは披露してくれるんですが、それがどのくらいすごいのかがまたわからない。
テロ対策部隊なら、政治絡みは押さえてそうな気もするし。デミアが知らなかっただけという可能性もある。フランス語だって、なんか学校でやりそうじゃん? 知らないけど。
ていうかそもそも、現代のドイツにおける伯爵家のポジションがわかんないよ!! 日本でいうとアレか、財閥の御曹司でハーフ、みたいな感じ?(BLか)
じゃあデミアは在日三世くらいかな。フランスほど移民多くなさそうだしな。知らないけど。
ってすごいコニー語りしたはずなのに、デミア大好きっぽい自分に気づいた(笑)。
デミアはいいね、かわいいね。年上にも年下にも同期にもかわいがられるといい。大騒ぎはするんだけど、すぐにメロメロになってどうでもよくなるとかそういう感じで。
カップリング的にはまずゲープとデミアですね。
プライベートでも家族ぐるみのおつき合い。家族同士の不適切なおつき合いもあるようですが、まあそのへんも含めてディープな関係ってことで。
二人は先輩後輩な感じなのかな? 年齢差もよくわかんないけど。家出したゲープは、デミアの家に転がり込んでたんじゃないかと勝手に妄想。奥さんと別居中、ずっとデミアのとこに居候してたらそれはそれで萌える。
でもこのペアは、ゲープの家庭の事情しだいですよね。二人がくっついてほしいような、でも家族円満にいってほしいような。複雑な感じです。
あと、1話では仲悪いのか?と思ったデミアとコニー。すっごい仲良しじゃん!! 同期なのかな? ビジュアル的には、金髪美形と中東系で、いちばん対比のインパクト強いですよね。アメリカのバディドラマみたいな。
4話で人質になってるとき、デミアとコニーがくっついてるだけで萌えた。萌え対象がコニーなのかデミアなのかスーツなのか結束バンドなのか自分でもよくわかってませんが、たぶん全部です(笑)。
でもコニー、デミアを止めようとして、「デミア!」じゃなく「ゲープ!」って言うのはなんでかなあ。どうして自分で止めないでゲープ経由なのかなあ。「デミアはゲープのモノ」って思ってたらどうしよう。飼い主か。
1,2話のパターン的に、遊びでデミアに手を出したら実はゲープとできてたのをあとから知って軽く自己嫌悪、というのがコニーらしいかもしれない。
あー、やっぱコニーとデミアの話しかしてないわ(笑)。
ゲープは、なんでか紅茶を飲む場面ばかりが印象に残ってます。ティーバッグなんだけどさ。そりゃドイツ人も紅茶くらい飲むよなー、とあたりまえのことを再認識。あと、あの長い頭の中にはなんかメカ的なものが入っている気がしてならない……
フランクは、いちばんでかいくせに、けっこう大口も叩くくせに、やたらと怯えるのがかわいいです。ドイツ人もメタリカ聴くんだ!(笑) カーナビの声に癒されてるのが、彼女いないっぽくてかわいい。現時点ではまだ先輩たちの輪に入っていけてない感じもあるので様子見です。
カスパーも、現時点でまだほとんどしゃべってないので様子見。でもフランクが隔離病棟から出てきたときの妙なハイテンションはなんだったんだろう(笑)。
単品というか別格で、ペトラ姐さんが男前すぎて惚れました。
システムエンジニアだそうですが、どんな権限を持ったSEなんだ。ぜったいコンピューターシステム以外のものもエンジニアリングしてるよ。
つーかボスより有能に見えるんですが……ボスが指示も出さずぼさっとしてるあいだに、さくさくと話を進めて「なにか?」みたいな顔で見上げるのがたまらん。
とくに、タバコ片手にキーを叩く姿は男前としか言いようがない。アレで惚れた。
ちょっとぐぐってみたら、ドイツは喫煙天国だそうですね。エコ大国なのに……(笑) 去年からようやく規制がはじまったとか。そりゃ姐さんも煙吐きながら仕事するわ。
ボス・アンホフは今んとこ、ぼーっとした中間管理職って印象です。姐さんの尻に敷かれてる感じ。ビジュアルは好みなんだけどな。敵にも味方にもなりうるので、他のメンバーより引いて様子見です。
そんなわけで5話以降は、フランクとカスパーのキャラ立ちに賭けたいと思います。
そして先輩諸氏のフランク×コニーやカスパー×コニーを読めるように!
「コニーは万能選手」という心強いお言葉もいただきましたし……(笑)