ケータイ7…
初めてつまらなかったんだけど、まあ1年物だから見逃してあげようかなと(笑)。
仮にもSFなのに、オチがないとは思わなかったよ。夏だからホラーやってみようかな、っていう安直なノリが見え見えだったのがちょっとイタかった。古典的といえば聞こえはいいけど、要するに演出がベタすぎて……今までのクオリティからしたら信じられないような手抜き話だったけど、まあたまにはそういうこともあるのでしょう。
先週はよかったのにねー。
なにがよかったって、テーマは重かったかもしれないけど、ケータがずっと電話してるだけで話が成立してるってとこが。セブンも歩くどころか、ホントに電話としてしか機能してなかった。携帯電話が主役の物語なんだもの、そういうのがあったっていいよね、っていうとこを突いてきたのが巧いと思いました。
ケータの、異常事態を受け入れられないがゆえの妙に落ちついた対応(所属を聞かれて高校名を言うとことか)もすごいお気に入りです。
しかしケータくんの子はなんであんな芝居が巧いのかね。あれだけ非日常的な設定の中で「普通の」高校生を演って、しかも演技自体を感じさせないっていうのは、すごいなんてもんじゃないです。話が多少ズレてても、彼の演技だけで説得力が数倍になるんですよ。
アレが「明日のリアル」な演技なのかもしれないね。将来楽しみな役者さんです。