あやしおさらい。
一人で見るのはイロイロ勇気がいるのですが。
ちょっと確認したいことがあって録画分を見てました。
14～21話。
この前見つからなかった電王第１話が入ってたー！！(笑)
そりゃ見つからんわけだ……
11話以後は、ユキがわりとまともになってる気がします。
日光で七次に謝ったから、お互いイタイ過去にも決着がついたという感じなのかな。
ので、頭に血が上ることもなく、全体的に落ちついて見られました(笑)。
たぶん放映当時は10話までを引きずってたから、先入観（？）があったのね。
純愛☆市野さん……声はキンタロス……
ユキとオガはもうできてるっぽい。なんだあのツンデレ馴れ合いカップル。
会話がなくても険悪にならないだけいいかなと思うようになった（えー）。
「おまえとあの馬は……」どこまで教えてもらってるのかしら？
脳内友達だったこととか彼女襲って本人殺したこととか知ってるのかしら？？
放映当時はイラッとした「相手は武士だぞ！」になにかすごくときめいた。
だってユキもオガもすごい切なくてイイ顔してんだもの……(笑)
マスラオは西の民と張るくらいおもしろキャラだと思います。
山の民の長、ニナイもびっくりのミニスカナマ足！！（大興奮）
逞しい胸に派手なスクラッチマークがありましたが、クマと戦ったとかそういう？
蛮社改所ができたのが正月。三人往壓の話が五月下旬。
於偶は二ヶ月ぶりの肉だと言ってたけど……最後に食ったのは列甲か生き人形？
よく江戸元が馬七を食わなかったものだと思います。
歳三の持ってた金士が角度的に一瞬ゴウリュウガンに見えました。
25年ぶりに現れた本物、本人は浮民でダンナが馬で娘が異人……
養子の往壓殿が知ったら今度こそ出奔されてたにちがいない、竜導家の大醜聞。
養子の往壓殿は、本名まえはらみつたか（メモ）。
育ちがいい人って、なかなかその「育ちの良さ」を捨てられないものだけど。
浮民になっても武士の教養と精神を抱えてるって、脳内友達よりぞっとする話だなあ。
20話までオガ以外は駁のこと見てなかったんだよねー。
だんだん狂斎が好きになってきた。コナンくんでもいいじゃない。
20～21話のあいだは二ヶ月（少なくとも一ヶ月以上）ある。行間読み放題……！！
21話にもなってユキがまたオガにイヤミを。
この人まだオガのこと理解してないっていうか、しようとも思ってないんじゃないの？
なんだかんだ言っても結局、雲七と合体したいだけなんだよな。
やっぱり科学忍法火の鳥と同じだな。極限のエクスタシー。
自分にないものにあこがれ、ここではないどこかを求めて異界をつくり出す……
そんなの、同人女はいつもやってるよ！！
脳内はいつでも真っ赤な異界だよー！！（痛）
うん、なんかいろいろ消化できそうな気がしてきた。がんばります(笑)。
以下、ちょみっとシリアス感想。
16～18話は奇士の中でもかなりキワドイ話ですね。
苦情来なかったのかな。
異類婚、近親婚、人肉食、民族差別、宗教観……これでもかとばかりに、人の生理に訴えかけるタブーをぎっちぎちに詰め込んだ、放送コードスレスレの話ですよ。
普通なら大ブーイングのはずの、未成年飲酒シーンが霞むくらい(笑)。
あらためて18話を見て思い出したこと。
実はニッカリ、あの話を見てたときケン＊ッキーフ＊イドチキンを食べてたのですよ。
たまたま二人で外出してて、久々に肉っぽいもんが食いたいなーとか言って。ファミリーパックとか買ってきちゃったわけですよ。
あんまりそういうこと気にしないほうだけど……さすがにキツかったね。二人ともぜんぶ食べられなかったね（翌日食べましたが）。
でもまあ、どこかでオートマティックに殺され揚げられパッケージされた鳥の切れ端を買ってきて食う我々と、ニナイの子を殺しも調理もせずにただ与えられた肉切れを貪り食う山崎屋の連中と、なにがちがうんだっていう話にもなるわよね。
どっかで想像力を封じなきゃ、肉なんて食えない、生きていけない。
そう考えると、於偶の肉を他の妖夷と同じように干物にしていたアビも、つまみ食いしようとしていたユキも、奇士になったときからそういう心構えみたいなものは自然にあったのかもしれません。
それが食うこと、生きることなのだ、という話だったのかも。
図らずも肉を喰らいながら見ていたおかげで、いやというほど実感できました。
でもやっぱり、ファミリーで焼肉やろうとしてるときにこんな話やられたら、チャンネル変えられちゃうよね……(笑)
アビの出自についてもいろいろ言いたいけどやめとく(笑)。蝦夷って……！
あ、でもひとつだけ。
もしかしたら、ニナイと往壓の話はもっと長く、あるいは再登場というかたちでやりたかったのかもしれませんね。異界を受け入れてしまった者同士。
構想はあったけど作られなかった幻の半年間がある。
そう考えるとなんでも許せそうになってしまう危険なアニメです。