青赤本ボツ案。

絶賛青赤原稿中。
毎度毎度、もうあいつマジキモいよウザいよいいかげんチーフのことあきらめればいいのにとか思いながら、血を吐きそうな気分で蒼太を書いてます。こんなヘンタイストーカー、真墨とかだったら耐えられないよねノイローゼになるよね。チーフが心臓もケツも毛深そうな人でホントによかった。でも青黒ならもっと爽やかで楽な展開なんだろうな。
おまえホントに青赤か。
新刊は銀赤にしようかという提案もしたのです。が。
アルカリさんがね。
銀赤は作るのも易しいし楽しいが、今ひとつテンションが上がりきらない。
青赤は産みの苦しみが尋常ではないが、モチベーションはかなり高くなる。

と言いきったので。
おかげで二人とも七転八倒中ですよ。おとなしく映士にしときゃ
なにかね、苦痛の果てに見える快楽みたいなものがあるんですよね青赤には。
やおいでよくある、最初は死ぬほど痛いけどだんだんよくなってきて後ろだけでイけちゃう境地まで達するっていうアレね。
なにその被虐的な快楽。つーかどんな高みにあるのさ青赤って。
そんなこんなで10月の新刊は、レッパラの蒼太話を加筆修正したものに話をつづけていくというかたちになりそうです。真墨たちが入る前の、さくらさんとの三角関係を軸にして、いちおうハッピーエンド。を目ざしている、つもり(断言しろ)。
ああ、楽しようとしても首は絞まっていくよ。なぜかな。


でも、なんか別の方向で進めてなかった?
いつか言っていた「捕まった蒼太をチーフがかっこよく助けに来る」話は、ムリそうなので結局やめました(あっさり)。
だって、ちょっとプロット見てくださいよ。
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エロ(日常的ないちゃいちゃ)
蒼太がチーフにスパイ時代の話などする
ある日蒼太のスパイ時代の口座から預金が消える
蒼太が一人で調べてダークシャドウにたどり着く
ヤイバとシズカに捕まる
行方不明の蒼太を案じてチーフが動く
他のメンバーはクエスターと戦う
蒼太は一人で脱出を試みるが失敗する
捕らえられた過去を思い出す
エロ(チーフとのなれそめ回想)
ヤイバが蒼太を人身売買のオークションに出す
変装したチーフが乗り込んできて蒼太を落札する
再会し、二人で金を取り返しにいく
全員で力を合わせて敵を倒す
エロ(大団円的ないちゃいちゃ)
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見せ場はもちろん、「金を積んで蒼太を買う悪役顔のチーフ」と「チーフに運命を握られる無力な蒼太」なんですが。
そんな頭使って書かなきゃいけない話ムリです。
ここまでいろんなことを要求されると、萌えが後回しで技術的な部分に力を入れなきゃならないので、お楽しみのエロが苦痛になっちゃうんですよ。書いてて楽しくないモノは他の人が読んでても楽しくないもんです。
むしろどなたかコレで書いてくれませんかね。お願いしますマジで。
オンでもオフでも赤青でも青赤でもどうぞ使ってやってください。
でも赤青だと力関係そのまますぎてつまんないかも。
やっぱ受けなのにかっこいいチーフ、っていうのが燃えポインツですよね!
赤青なら、いっぱいいっぱいなチーフがかっこいい蒼太に助けられるほうが楽しい。
ま、そっちもチーフを追いつめるのに頭使いそうだからやらないけど。
で、久々に過去の2冊を読み返してみたんですが。
ものすっごい頭使って書いてるよ!! 2冊持ってる人、読んでみてくださいよ!(笑) ラブハンは出した直後はあんまりよくできたとは思えなかったけど、今見たらそれなりにまとまってる気がした(笑)。
あれほど構成とかつながりとか考えて書いたことって他にないんじゃないかしら。
ネットだと、いつでも直せるし下げられるし、と思って隙や甘えが出るんですよ。オフはそれができないから意気込みがちがいます。イシサバとかそんながんばってないもん(笑)。
でも本の体裁をあそこまでパーフェクトに作ったのはアルカリさんだからね。
字書きがどんなにがんばっても、見ず知らずのお客さんが手にとってくれるきっかけは中身じゃなく第一印象だからね。アルカリあっての本なんです。感謝。
なんだかんだでニッカリはこの「出版ごっこ」が好きなのだと思います。
まず「こういう本を作りたい」という外側があって、それに見合った中身を作るようにがんばるというパターン。
今回も表紙すげーよ。アルカリさんがんばっちゃったよ。むしろ力尽きてるよ。
さーて、中身もがんばらないとな……(遠い目)

特撮

Posted by nickel