実写銀魂
事前情報は伝聞のキャストだけで、ビジュアルとかも宣伝動画とかもあえて見ずに突撃。
キャストについては発表時、「ムロがマダオじゃない!」と思ったことだけ覚えています。
先に観たマイナー仲間から「沖土の扉を認識した(開いてはいない)」と謎のメッセージがLINEに来てたのを軽くスルーしてたのですが。
わたしには沖銀の扉が見えました。
いやダメだからこれ、開けたらきっと片腕とか持っていかれるやつだから、相方も持っていかれて魂をメガネに定着させなきゃいけなくなるから。
人によっては沖近だったのかもしれません……というわけで、アレな前振りですがネタバレ感想。
余計なこと入れずに見るのがいちばん楽しいと思いますよ、とは未見の方に言っておきます。
いきなり結論:
よしざわりょうの破壊力ハンパない。
原作やアニメのかわいげがいっさい排除された、絶対的な美形、絶対的なドS顔の説得力ったらないですよ。
その美形沖田が、近藤さんは大好き、万事屋の旦那には懐いてる、土方はナメきってる、ってきっちり態度分けてくるもんだから、そりゃもう今まで認識できなかった王道の扉も見えるってもんですよ。
空知×福田の相性の良さはある程度予想はしてたんですが、それとはぜんぜん関係なく、原作の表現力の限界(美人要素)を補ってくるとは思わなかったんでノーガードでえぐられた感じです。
千年に一度の美少女神楽とか、原作より30㎝くらい脚長そうなセクシーまた子とか、ホントに貴公子っぽいヅラとか、アニメでも二次創作でも見たことないレベルのハイクオリティなビジュアル。
ヅラと高杉の生足に興奮したの生まれて初めてだわなんか悔しいわ。あの顔のヅラ子とか見たすぎるわ。
沖銀ってゆったけど、正直トビラだらけでした。ていうか今まで見えないものがたくさんあったんだなって……
まず銀さんがリアルにダメでぐんにゃりした三十路のおっさんだったので、この銀さんならボトム寄りのリバでだれとでもいけそうだなってナチュラルに思ったし。
土方がちゃんと攘夷志士の後発って感じで若くて若干流されそうな雰囲気もあったんで、たしかに沖土ありだし、銀さんに丸め込まれる土銀もありそうだと思いました。あの土方さんならパチとも何か起こしてくれそうな気配さえある。
役者の年齢だけで見ると、銀時・桂・高杉はかなりバラバラなんだけど、なぜか同級生って言われてもねじ伏せられる説得力でした。出番の関係でヅラがわりとまともだったせいか、銀さんがヅラを邪険にする描写がなかったせいか、この銀さんだいぶヅラ好きだなって思いました。ヅラ銀の扉が!
新八・武市・源外・鉄矢に関しては、役作りとかコスプレとかそういう次元じゃなく、空知キャラがそのまま実体化した、むしろ実在したんだ!っていうレベルでした。
ムロはマダオじゃなかったけど、たとえマダオだったとしても同じような出番で同じようにおぐりとじゃれ合ったんだと思う。マダオと二役でもいいですわ。
トータル、とても銀魂でした。
紅桜編はやっぱり何度見てもいいよね……あのシーンやりたいよね……真戦組のねじ込み方はアニメよりよかった。
お金かけるとこと手を抜くとこのバランスも絶妙だったし、続編あるなら絶対見たい。次は服部ほしい。東條でもいい。
ミツバ編の配信動画、Blu-ray特典とかで入らないかな……
アニメも好きだからこういうこと言うのアレだけど。
棒読みをキャラとして定着させてしまった杉田に対するもやっと感をあぶり出してしまった感がありました。やっぱ「芝居」って大事なんだね……
関係ないけど、やぎらくんが土方やるって決まったら妹に初めて「本当に尊敬します」と言われたってエピソードがすごいツボでした。待ってそのお兄ちゃん年齢に見合わないクラスの名優!