るろうに剣心のこと
1月末のことなんですけど……もう3月半ばだよ。
なんというか、軽い出来心で「るろうに剣心原画展」行ってみたらえらいことになりました(メンタルが)という話です。
斎藤一ファンの偏りまくった視点ですが、ご興味ある方どうぞ……三部作です。
(1)るろ剣展行ってきました
もともと去年の春に、映画公開と合わせてやるつもりだったらしいです。そのときは「あるんだな~」くらいの認識だった。映画と同じタイミングだったら、映画で満足しちゃって原作は完全に過去のものとしてスルーしてたかも。
延期した先がまた緊急事態宣言で再び危ぶまれましたが、対策をして開催ということになったみたい。
記録として東京会場での入場までのくだりを残しておくけど、早く会場に入りたい人は次のラインまでスクロールしてください。
ちなみに前期だったので逆刃刀真打はなかったです。
まず会場での当日券なし。ローチケの前売りのみです。1時間ごとに入れる人数を決めてるみたい。
発券したチケットには整理番号と2回に分けた入場時間が書いてあって、その時間に集合します。だいたい80人くらい。ということはざっくり一時間で150人くらい?
ギャラリーアーモの前はロビーとかなくて屋外吹きっさらしなので、集合場所も待機列も全部外。晴れてる日に行ったけど、日陰になっててビル風強くてめちゃくちゃ寒い!
整理番号ごとに呼ばれて整列、連絡先登録確認(事前にフォームで登録しておいて完了画面を見せる)、検温消毒、とやって初めて中に入れます。ここまでで30分。寒い。
どうでもいいけど連絡先登録がGoogleフォームだったので、検温システムもタブレット利用だったので、もうギリギリでやってんだろうな……とかなり同情しました。
チケットを自分でもぎり、来場特典のおみくじをもらいます。
私は左之助。可もなく不可もなく……(斎藤さん以外に冷淡)
ていうかこの「家紋」がさ、いつどこで決まったか知らないけど今ひとつキャラモチーフとしてピンとこないんだよね。なんで六角なのかもわからないし。
それから壁の年表を眺めつつ、もうしばらく待ちます。屋内だけど入り口開放してるのでまだ寒いです。ここで5~10分くらいかなあ。
で、やっと入場。
最初にオープニングムービーのコーナーがあって、それをみんなで見ます。
なんじゃこりゃあ?と思ったけど、たぶんそこでいったん人をプールして(20人くらい?)、一気に流れ込まないように調整してるのかなあ、と。
私はマンガをアニメじゃなく「動画」にするのあんまり好きじゃないので、そんなことを考えながら「寒くないのがありがたい」と思ってました。
まあ結局、入り口付近は人がごちゃっとたまるので、さくっと写真撮って先に進みます。
そう、写真撮影OKなのです!!
もう撮りまくったよね。カメラロールが幸せなことになってたよね。
ていう感じで最初は「うおおお斎藤さん!」ってテンションだったんだけど、やっぱなんというか、アナログ原稿の圧よ……
昨今アナログ原稿を生で見る機会なんて同人ですらないので、改めてプロの技に「すげえ……」と思いました。
絵はやっぱり今の漫画家さんのほうが断然うまいのは事実なんだけど、週刊連載のわりにすごい丁寧なのよ。タッチも迫力あるし。吹き出しからわざと写植はみ出すように指定してあるとか、なかなか見られない「週刊少年ジャンプの裏側」も楽しめました。
ホワイトトーンは劣化が目立つなあとか、原稿用紙も不滅じゃないんだなあとか、デジタル化の必要性を再認識したり。カラーイラストに和紙をトーンみたいに貼り込む技法、当時めちゃくちゃ真似したよね。今は逆にあの感じは出せないよね。
展示は時系列じゃなく、テーマ別。
いわゆる「少女漫画的」な方面にはあまり興味がなかったんだけど、巴から薫に帰結していく展示の流れはすごくよかった。思わず撮ってしまった笑
あと現在連載中の北海道編も。
原稿作成に関しては完全にデジタル移行してるようで、ホワイトとかそのへんの技術はもう見られないんだけども。
これは……読まなきゃいけないやつ?? 斎藤ファンとして外せないやつ??
と会場でうろたえていました。
なんで怪我してるのなんで微笑んでるのー!?
最後に、アニメのOP流してるモニタがちょっとだけあって、その先は映画のポスターと告知と衣装。
あくまで原作の展示主体ってことなんだけど、「アニメなんかなかった」派なのでありがたい!
あのころのアニメってアナログからデジタルへの移行期でなにかと中途半端だったし、あと「脱アニメ声優」流行りだったのでキャストも演出も微妙だったなーって記憶しか……
映画はもちろん全力で楽しみにしてます。
江口斎藤は初登場の時点で原作を超えた!って衝撃だったのに、以降どんどんクオリティを上げてきて天井知らずか……!って震えてる。縁編の見せ場といえば張との漫才なんですけど、あの愛らしい張がきゃんきゃん噛みつくシーン、あったらうれしいなあ……
物販コーナー(ショップ名「黒べこ」)はタイミング的に誰もいなくて、無駄に2周くらいしました……
事前にサイトで何があるか確認してはいったんだけどね。なんかもう、斎藤さんグッズがあるというだけでテンション上がってしまって、自分を見失いそうだった。選択の自由があるってありがたい。
絵柄があんまり気に入らなかったアクキーと、そもそもなんだかわからないぬいぐるみ状の物体はパスしました。ぬいは元々買わない主義。イラストを部屋に飾りたいわけでもないので、複製原画とかタペストリーとかもスルー。
何を差し置いてもめちゃくちゃほしい!!っていうグッズは正直なかったんだけど(そういう物欲が薄い)、この機会を逃したらもう斎藤さんグッズなんか手に入らないかも……という焦燥で結局それなりに買ったよね……
レジで「一点ずつ確認をお願いします」と言われて、まさか!?と思ったら、「斎藤さんのポストカード」「斎藤さんの豆皿」「斎藤さんのスライド缶」「斎藤さんの……」と全部確認していただいて……ていうか斎藤「さん」なんだ!って恥ずかしいながらもうれしかったです。ありがたい。
私以外レジにいなかったのでわからなかったけど、他キャラも「志々雄さま」「蒼紫さま」なのかなあ。剣心は「剣心」であってほしい。
ブラインドのグッズはさすがに手を出さなかったけど(当たる確率が20%くらいでないと手を出さない主義)、「志々雄さまがいっぱい」というファン的にはどれを引いても当たりなアクキーがあったので(パッケージには方治w)、ついでに「斎藤さんがいっぱい」アクキーも出してほしかった……そしたら絵柄なんか確認せずにお布施してた……
一個だけ買ってみたコースターは3枚入りで、剣心・宗次郎・操でした。うん、お布施。
ということで、軽い気持ちで行ったら、すごい寒風にさらされたという前段もあったかもしれないけど、気持ちが20世紀に戻ってしまってなかなか元に戻りませんでした、という話でした。
つづきます。