ビルド感想が長すぎる件。

万丈の頭にはエビフライが3本乗ってると思ってましたが、「アレ、龍の爪じゃない?」って言われてああなるほど!と思いました。龍我だからね。みんな万丈って呼ぶから龍ほぼ印象になかった。どっちかっていうとバカ犬
ちなみにブラッドスタークさんの頭からはトウモロコシが生えてる気がする。アクションすごいかっこいいのになー。
そんなわけでまだ6話なのに暑苦しく語るよ! 去年とぜんぜんテンション違って自分でもびっくりさ(笑)。
戦兎&マスターと、戦兎&万丈に対する愛がウザいです。耐えられる方だけどうぞ。


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エグゼイドは、一年かけてじっくりと「こういうのもいいでしょう?」と口説き落とされた感じなんですけど。
ビルドは「細けぇことはいいんだよ、俺ぁこういうのが見たかったんだよ!」って最初からウエルカムなんで、たいていのことは許せる気がします。
バイクアクションがここ数年の鬱憤を晴らすかのように盛りだくさんで、いいぞもっとやれ以外のコメントがありません。
万丈もだけど、マスターも当然のようにバイク乗りなんだね車じゃなくて。雨の中戦兎くんを拾ったときも倉庫から連れ帰ったときもバイクだったのかな?(どうやって?) いつかすごいかっこよくバイクで登場してくれるのを期待しています。大型原付ではあるまい。
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前も言ったけどムダに画面に映ってる人がいない。
いつも「この人の見せ場は年一回あるのか?」っていう人も含めてかなりの脇キャラが序盤から「ただそこにいる」のが普通になってたことに今さら気づきました。主要メンバーが多い戦隊とは別の様式美だよね。
紗羽さんが毎回お役立ちすぎてかわいすぎて、ファーストインプレッションの「図々しい女」をあっという間に打ち消したのもすごい。あの手の女性キャラってこっちが慣れるのに半年くらいかかったりするから。戦兎くんとでも万丈とでも、もちろん美空ちゃんとの場面も微笑ましくてすごくよいです。
マスターなんか今までだったら仮面ライダーの正体も知らずにコーヒーだけ淹れてたポジションなのに、とんでもない重要人物だよ。最初からこんなに飛ばして、2クール以降出番あるのかなって不安になる。コーヒー淹れてるだけだったらどうしよう。
強いて言うなら、ヒゲの横にいるメガネがまだ大したことしてないけど、あれはあれでヒゲの権力誇示という役割は果たしていると思う。戦兎くんがヒゲにぐいぐい行くときメガネが本気で阻止するのは、立場云々ではなく「若くてかわいいからって調子に乗りやがって!」という嫉妬心だと思っています。今後アクションとかあったらいいね。
あと「佐藤太郎」がわりと好きな自分に戸惑ってます(笑)。
戦兎くんとの対比の「IQ低い発言」が容赦なくバカでたまらない。この時期にはありえないことだけど、役者本人がすでにかなり好きなのかも……今の段階で百面相できる主人公なんていなかったからさー。戦兎くんのときもたまに主人公らしからぬ顔するよねあの子……
あと今回の脚本、バカ描ける人ですよね(※エグゼイドは標準偏差値がすごく高かった)。クレバーが書けるかは今後しだいかな。今んとこテンションで押し切ってる感じもあるし(笑)。
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戦兎くんとマスター。
キュウレン見ながら「他人の説明ゼリフで内面や事情が明らかになったことにするってドラマとしてどうなのよ」って文句つけてるニッカリですが、マスターがまずいコーヒー出しながら「あいつは不安なだけ」「自分の理想を演じてる」って語ってくれると、ぐはあ!ってなるので、萌えを口に突っ込んどけば静かなんだよ視聴者なんて、って思います。
マスターは「親代わり」とのことですが……いや、まあ確かにそれくらいの年齢差だね? あと戦兎くんの不遜さって、お父さんっていうかほぼお母さんに対する態度だね? 外出るとそうでもないのに、マスターといると実家から出たことないワガママ息子って感じになるの、そういうことだね?
記憶喪失とはいえ明らかに成人男子を、拾ってきて名前つけてあんな距離感ゼロの甘え方してくる子にたった一年で育て上げたマスターってすごい。
戦兎くんに自分のことを調べさせるためにわざわざ家賃払えとかけしかけてまで研究所にバイト行かせて(つまり家賃を払わせる気など元からない)、そのくせギリギリまではぐらかして、問い詰められてもまだ全部語ってない感じで、胡散くささ全開ですよ。
なのに許しちゃう戦兎くんもどうなの。そして「許してやる」ってなんでそんなに上からなの(笑)。
それにしても、普通のお父さんは娘が悪の組織にさらわれても、単身乗り込んで救い出してついでにかさばるパネル盗み出してくるとかできないから! その時点でもっと疑って然るべきだから! 「こんなイケてる悪者いるわけねーだろ」ってセリフがギャグにならないのおかしい。
ていうか「こんなイケてるおやっさんいるわけねーだろ」と思いながら見てます。ダブルの鳴海壮吉は本編で故人なのでノーカン。
私もなんだろうけど、平成制作陣からときどき噴出する「おやっさんに対するものすごい期待感」ってなんなんだろう。世代なのかなんなのか。立花藤兵衛は伝説としても、平成においてはサポート役と別方向のなにか「絶対的な大人像」を求めちゃう年があるよね。
今回はそのへん極まっちゃった感じで、いいぞもっとやれ以外のコメントが……
マジメな話、序盤だからか説明ゼリフはたしかに多いんだけど、会話でキャラを出すのが巧い印象です。
今んとこ、距離感に不自然な感じはない。この時期ってムリヤリ馴れ馴れしくしたり、キャスト同士の遠慮が出ちゃったりとかあるから、こっちも見ないふりしてあげるんだけど(笑)。戦兎くんとマスターと美空ちゃんの「家族っぽさ」に、キャラで食い込んでいく万丈と紗羽さんって図がもうできちゃったからね。
ここから戦兎くんは、居心地よかった「家族」の石動親子と離れて、万丈や紗羽さんと北や西に行くようになるのかもしれません。それはそれで楽しみ。
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戦兎くんと万丈。
殴り合いしてるときのオラオラ感がたまらなかったです。やりたかったんだろうなーガチ対立。でも殴り合いで事態は解決できないんだよ、21世紀だから。そのへんのさじ加減が絶妙。参考になります(笑)。
バカで直情的な万丈が、クールで知的な戦兎くんに導かれていく流れなのかなと思っていたら、戦兎くんのほうがよっぽど幼稚性発揮してるし、万丈も最適かどうかはさておき自分の頭で考えて自分で動いてるんで、結果的にダブル主人公としてすごくバランスがいい。こういうの大好き!
目先っていうとアレだけどきちんと現状・現実に立ち向かっていこうとする万丈に対して、戦兎くんはマスターを最後まで追及しなかったり、ボトルや武器の発明に熱中しようとしたり、優しさとか天才肌とかあるんだろうけど子供っぽく逃げてる気がしてね。
万丈にドラゴンちゃんつけたのも保護&監視なんだろうけど、本人は思慮深いつもりで短絡的に作っちゃった感もあるし。
余談ですが、ドラゴンちゃんの健気な「ちゅーっ」からの「ぺっ!」が雄々しくて惚れました。かっこかわいい。
それで「あるべきヒーロー像を演じてる」って暴露からの、「人助けかエゴか」って選択で本能的にはエゴに走っちゃう、って弱さがもうぐっときました。条件反射で正義感に突き動かされるんじゃない、意識的にヒーローになろうとしてるんだ、ってのがね。
このへんの経緯をマスターが教えてくれてなかったら、万丈は一度見なおした戦兎くんに失望して、そのまま見捨ててたかもしれない。でも万丈にも戦兎くんの事情がわかってたから、ちゃんと叱ってくれたんだよね。万丈に諭されて自分(ビルド)を取り戻すくだりがすごい好き。
殴ってほしかったけど、やっぱ力でねじ伏せるのはダメなんだろうな……
見てる方向も大事なものも違う二人が、やっとお互いを視界に入れはじめた感じ。このまま馴れ合わずにいてくれてももそれはそれで楽しいし、なんなら何度か裏切ったりガチ喧嘩くり返したりしてくれてもいいです。そういうの大好きなんで!!(二度目)
万丈は戦兎呼びしてほしいけど、戦兎くんにはずっと万丈って呼んでほしい。ツンデレとかでなくナチュラルに。
戦兎&万丈は今年一年かけてこじらせる気満々なので、よそさまの二次創作とかは遮断中。役者方面もシャットアウトするかもなあ。自分でも自分にOK出すまで書けないと思う。
俺は俺の兎龍しか受けつけない(めんどくさいこと言い出した)。
雑誌の表紙限定とはいえ翔太郎とフィリップが復活したり、冬の映画では映司とアンクが帰ってくるなんてニュースもありまして、やっぱりバディって別格なんですよ。
フォーゼの弦ちゃんも出るらしいけど、賢吾がいなきゃ片手落ちだな……とあまりテンションが上がりませんでした(実現しないのは承知の上で)。
1号2号ともちがう、ライダー同士じゃない「相棒」がいいんです。相棒の存在がそのキャラたらしめている場合だってあるわけで。泊くんだってベルトさんがいなきゃただのかっこいい竹内涼真なんですよ(笑)。
こうして見ると、平成2期はバディモノ多かったんだな。
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ちなみにバディ萌えに匹敵する個人的萌え要素は「敵(対立組織)と禁断の恋に落ちる」なので、マスターが実は……的なやつだったら発狂するかもしれません。
でもトウモロコシブラッドスタークではないと思う。ここまでのストーリー展開からいくと、そんなことしたら一年間走り切れないの目に見えてるから。
実際そうだったらちょっと考えなしに萌え優先すぎて親近感どころじゃない(笑)。

特撮R17_ビルド

Posted by nickel