クリスタつづけてます。

先月に引きつづき、お絵かき練習記録です。

ちょっとだけ進展が見られました笑


フォローのしようもない自己矛盾を堂々と表明してしまうんだけど、私は「絵描きは小説を書かなくていいと思っているし字書きはイラストやマンガを描かなくていいと思っていて俳優は監督にならなくていいと思っている」側の人間です。もちろん3割くらいの例外はあるけど(多い)。

今、小説を書く元気がありません。
イラストは作業が多いのでまだなんとか……というより、「自分は本来は描く側ではない」と思ってるからこそ気負わずできる部分はある。
……自己矛盾をフォローするつもりは全くないです。

クリスタ、使い方を逐一検索しながら試行錯誤中です。こういう操作をしたい!と明確に言語化されないと検索もできないので、まだまだ未知のボタンやメニューがいっぱいです。
まあExcelも5年くらい検索しつづけてマクロまで辿りつけたので、とにかく検索あるのみですね。
入門書とか読んだことない。


この半月ほど、新しい描き方に挑戦しています。
こんな感じ↓

今までも愚痴ってきた自覚的な弱みとして、
①線が定まらない
②影のつけ方がわからない
③背景描けない
④デジタル効果を使いこなせない
⑤色選びが苦手

というのがあって、いっそ全部から逃げてみたらどうかなと思ってやってみたのがコレ。
最初が狩崎なのはなんとなく笑

線も影も背景もなければいいじゃない、キラキラのデジタル効果もベタ塗りなら必要ないじゃない。
色はカラーパレットサイトに頼りました。キーワードや色味で、ハズレのない色の組み合わせを提案してくれます。彩度や濃度やバランスをあれこれ考えなくてもいい! 時短!
クリスタはレイヤーの色を簡単に変えられる!というのを知ったばかりというのもあります。用紙テクスチャが簡単にかけられるのもいい。
あと手ぶれ補正は強めにしてます。エッジが安定するように。

やってみたらけっこうおもしろくて、今までにない感じになったので調子に乗って何枚か描いてみてます。


手順としては以下のとおり。自己流なんでだれか正解教えてくれないかなって思ってますが。

1.ざっくり下絵(ざっくり色決め)
※全体の形が取れてればいいので時間かからない

2.パーツごとにレイヤーを分けて重ねる(混乱しないように色分けしつつ)
※ちゃんと描いてるのはこの段階だけどパーツごとに直せる

3.全体の形を調整
※塗り足し・削りだけなので線の描き直しがない

4.用紙テクスチャをかける
※エッジの乱れをごまかせる

まあ、思ってたより全然大変でしたけどね……
重ね着感覚で服のレイヤーを上に重ねていけばいいんでしょって思ってたら、右腕はボディの奥で左腕はボディの手前にきてるからレイヤー別にしなきゃいけないんだ!って気づいて……レイヤー増やすのめんどくさがるタイプなので……靴とかは左右まとめて描いてますが構図によっては分けなきゃいけない。
ガイド用の色分けも地味に面倒だし全体イメージ掴みにくいし、でも最初からできあがりの色にするとパーツわかりにくくなるし。パズルっぽくもある。

この機にフォルダ機能も使うようになりました。とにかくレイヤーが多いので、一括で表示切り替えたり色変えたりのために必須で……(アイコンは認識してたけど機能を理解してなかった)
黒い人を描いてから反転コピーして、細部調整して白い人に直す、みたいなこともできるようになりました。時短!

難点としては、けっこう時間かかるということです。楽ではない。


塗りつぶし方や顔の絵柄はまだ模索中ですが……
ペンもとりあえずって感じで、もうちょっと塗りつぶしやすいのとかあるんだろうなと思いながらぐりぐり塗ってます。バケツで塗りきれてないとこ多すぎる。

00年代からずっと、イラレで描かれた絵に憧れがあって(よくわかんない人はとりあえずいらすとやを思い浮かべてください)、でもどう描いていいかわからなくて。今もベジエとか全く操れないのでフリーハンドで引いた線をただ塗りつぶしただけなんですけど、ちょっとだけそれっぽくなったかも?感。
デフォルメもあんまり得意じゃなくて、等身縮めるだけだと古くささが先に立ってしまったりしてたので、このへんを狙っていけばいいかなという手応えみたいなのはちょっと感じています。そのうち顔もぱっきり描けるようになったらいいよね。カートゥーンっぽくなるのかな。

でもコレ描きはじめて、いきなり数年ぶんレベルアップした気がするって言われたから、ちょっと自信持っていいかもしれない。
手ぶれ補正にしろカラパレにしろ、スキルとかセンスとかの足りないものを補ってもらえるデジタル環境って本当にすごいしありがたいですよ何度でも言うけど。
アナログと違って「なんとかなる」余地が大きいんですよね。この絵もデジタルじゃなくて例えばアクリル絵の具とかだったら絶対描けなかった。
雰囲気でなんとかできてしまうぶん、ちゃんと上手い人が評価されなくなってる部分もあるのですが(色数や手数の多さ=高品質という風潮)……個人的には、しばらくは雰囲気で押し切っていきたいです。


ただまあ一点、「私が目ざす方向はデフォルメされたカワイイ系じゃなくてシンプルなカッコイイ系なんだよな」「できればカラーじゃなくモノクロで通用する絵柄がいいな」という根本的な問題が……なんとか折り合いをつけられないもんかしら。