小難しいことは抜きにして、心の中の小学四年生男子が飛び跳ねたこと、最近ありますか。
『どうする家康』、あんまり観てないんですけどたまたま眺めてた服部党の回。
「ザ・忍者」描写が最高すぎて、数分ごとに「胸熱~!!」と叫んでました。
地上波の大河ドラマで見られると思わないレベルの「リアルじゃないことは知っているけどみんな心の底では期待している忍者のイメージ」の完璧なまでの再現だった。
『王様戦隊キングオージャー』初回、もう映像業界を揺るがしてましたよね。
これ以上の掴みはないだろうというビジュアルの洪水、ドラマのテンポ、情報量。
ずーっと「うわー!」「すげー!」って言いながら観てました。
「ちょっとこの部分が気になるけど何週か様子見かなあ」じゃないんだよ、もう期待しかないんだよ。
小四男子ニッケルが、ぴょんぴょん跳ねまわっていました。
シリーズとして新しいことをやろうとか、定番や固定概念をぶっ壊していこうとか、奇をてらうのも悪くはないしどんどん新しいことやってほしいけど、それはそれとして、ど真ん中に投げられると気持ちいいじゃない。自分が動かなくてもボールが勝手に入ってくるのってさ。
カレーだって、本場のスパイスだサフランライスだとあれこれ凝ったのもそりゃあ選べる幸せはあるけど、実家のカレーがなんだかんだベストだったりするじゃない。アレなのよ。
それを今まで見たことないもので味わえるって、長生きしてよかったって思える瞬間ですよね。
そのためには、こちらにもあちらにも妙な引っかかりがないことが大切で、こっちでリアルがどうの史実がどうのと面倒なことを言い出したら楽しめないし、あっちにどうしても拙さや無理が隠しきれないとなると興ざめだし、絶妙なところだと思うんだよ。
人によっては「放送事故を喜ぶ小四男子」「他人の炎上を楽しむ小四男子」「ネタにして内輪で盛り上がる小四男子」がいるかもしれないし、そういう楽しみ方は誰にも止められないので、どこを狙っていくかという話になるんだけども。
キングオージャーはイケる気がする。
顔がいちばん好きなのはヒメノさまで、キャラが刺さりそうなのはカグラギさんで、カップリングはギラ×ヤンマが有望だなと思っていますが。
この先にいろんなエピソードやキャラクターが一年ぶん待ちかまえていると思うと、ここで決めてしまうなんてできない。この物語を全力で浴びていきたい。
明日、3話です。
こんなに日曜朝が純粋に楽しみなの久しぶりだよ。