アマゾンズ感想[2022.3.1]

※2022年追記:
感想というほどでもないです。視聴メモ。凄みがありすぎて言葉が出てこなかった。
志福リバエロは、本編に比べて猟奇も絶望も足りないな……と思ってしまってから書きかけで止まってます。覚悟が必要よね。


Ama→Zon。

2016年配信。
地上波でやったときに録画だけして結局見なかった。ちょっと勇気がなくて笑

シーズン1だけ観ました。2は1話だけ。
猟奇系の映像が苦手で、1がギリギリだったので2はちょっとキツそうだなと思って。
ただ話はすごかったです。研ぎ澄まされたというか戒めから解き放たれたプロの仕事を見せつけられた感じ。
本当は映画まで全部見届けたかった。軟弱ですまぬ。

主題歌は小林太郎で「おっ」と思ったのを覚えてますね。
昔、音楽業界にいた友人が「すごい高校生が来た」って言ってて、デビュー後にライブも連れてかれたりしたので個人的に思い入れのあるアーティストでした。
10代のころからCDとライブにブレがないヤバい歌唱力だったんですけど、今は特撮ライブイベントでアマゾンズ知らない人にも認知広がってるのがうれしいです。
うちの小林太郎はすごいんだよ(どこ目線)

「Amazon」で配信するから「アマゾン」のリメイクって短絡的!と思ったら、Aから順に並ぶサブタイで26話、AからZへ、アルファからオメガへ。A→ZのAmazonスマイルロゴも連想させつつ、スポンサーも元ネタも話の中にモチーフを組み込んでいくセンスよ……「アマゾンが着けてる腕輪」にもちゃんと理由づけされてるし、主題歌のタイトルまでシャレ効いてる。
さすがバンダイと毎年渡り合ってきた面々なだけあるわ。

とにかく構成が完璧すぎて。
二人の「アマゾン」の対立がメインなのかなと思っていたら、脇役だと思っていた「駆除班」の群像劇主体だったのが意外で、二人を際立たせる手法としてなるほどと唸りました。仁vs遥だけで13話はもたないと見越した構成。
遥は引きこもりだし仁さんはヒモだし、どっちも感情移入しづらい親しみにくい主人公なんだけど、駆除班の面々がいることによって視聴者側に拠りどころができるんでしょうね。
若い男ばっかで画面も暗いし区別つかねえよ、って思ったとこで一気に人数減るのも絶妙。

第一話からの不穏さが巧みすぎて、伏線ってわかってても引っかかってしまう、むしろ引っかかりに行ってしまう。マモちゃんの、最初から時限爆弾見せつけてくる感じ。マモルがどこで覚醒するかだけで、物語の吸引力がありすぎる。
もちろん爆破のタイミングもやり口もえげつないほど最高なわけで、すごすぎて引きました笑

三崎、前半はほぼ認識してなかったんですが、後半でマモちゃんへの愛が重すぎて震えたよね。
デフォルトの三崎はおそらく優しいわけでもなく口がうまいだけのクズなのに、クズだから騙しようも利用もできないマモルへの愛情は本物だなってわからせるの、ずるい。

あのお母さんいいよね……仁さんよりヤバい人だってのが最後でどーんと来るの。
お母さんの秘書も最高じゃん。ああいうのみんな好きじゃん。私も好き。

S1だけできっちり話が完結してて、続いても終わってもいいようになってる。
何ひとつムダな要素がなくて仕事してないキャラもいなくて、もう気持ちいいくらい褒めるとこしかないです。話を聞く限り、たぶんS2もなんじゃないかな。
レイティングはさ……私が根性なしなだけだからさ……


余談、個人的にざわざわしたおじさんたち。

志藤さんかっこいい。いい声。
私は志藤さんがいいです!と宣言しそうになります。
ブレない大人をこっち側に置いといてくださると、安心感が段違いですね。駆除班って志藤さんがいなかったらあっという間に崩壊してるもの。

フクさんは……なんであんなに儚げなの? あの肩幅と身長で志藤さんの元部下で知的メガネというキャラに、「盛りすぎじゃない!?」ってずっと言ってた。
盛りすぎじゃない??

仁さんはエロ担当なんでしょうね。お色気シーン満載。
もう谷口くんとは呼べない。谷口さんですよ。でもぜんぜん若手を立てる気配なくて、全力で食いにかかってくるの怖い。いいかげん譲ってあげなさいよ笑

ちょうどアマプラで見放題に入ってたトークショーもついでに観ました。
同時期の仮面ライダーゴーストにライバル心剥き出しの仁さんと、普通に憧れの目で見てた遥くんのギャップがよかったです。
あと志藤さんにバーのマスターやらせたかっただけのコーナー最高でした。志藤さん最高でした。いい声。