一年間ありがとう
あー終わっちゃったー。
今は見つづけてきた達成感みたいなものがあってわりと満足ですが、このあとじわじわとさびしくなるんでしょうね。オーズのときみたいに(笑)。
この一年、もさもさ暑苦しく感想を書いてたんだけど、書き上がらなかったりタイミングを外したりもして、結局個々のエピソードについてはあんまり触れてなかった気がします。
でもちょっと読み返してみたら、ネガティブな感想がいっこもないのね。もう手放しで大絶賛。それはそれでウザかったと思うので、まあいいかなと(笑)。
もともと、懐古とかクロスオーバーとか好きじゃなくて。とはいえライダーでもそういうの増えてきてるし慣れていかないと……みたいな義務感でおつき合いしてる部分がかなりあったんです。
でも、ゴーカイジャー見てる一年間、その「はいはいおつき合いしますよ」って投げやりな気持ちにほとんどなりませんでした。「ゴーカイジャー」も「レジェンド」も、両方の要素をちゃんと楽しむことができました。それは私がライダーより戦隊のほうが好きってわけじゃなくて（どっちも好きですよ）、過去を過去として現在の目線で、過去も現在も尊重した上で描いてもらったからなんだろうなあと思ってます。
あとは、春にゴーカイvsディケイド(違)の映画がありますが……
まーハズレはないと信じつつ、怖いので今は考えないでおこうと思います(笑)。
もし荒川さんなら……荒川さんだったらなんとかなる気がする！
ちょろっと最終回近辺ネタバレ感想。
1話のカレー屋がここにきて！ なんという構成！！ 席も同じだよね！？
あとダイレンジャー大好きだったんで、将児とカズが並んでるとこで大興奮でした。わー、やっぱ今でもみんな亮の店にギョーザ食べにきてるわ！
ひとつ、予想外だったこと。ガイは地球に残るんだと思ってました。
彼は海賊である前にヒーローだから。ONE-PIECEでいうところのビビ王女です。わけあって海賊の力を借りて戦っているけど、最終的には自国を守る人間として自国に残らなきゃいけない、それがガイの立ち位置で、だから見習いなんだなって。
でも、ガイは最終決戦のとき海賊旗を持ち、旅立ちのときもちゃんと地球の皆さん（たぶん家族とか友人とか）にきちんとお別れして、完全に海賊としてマーベラスの船に乗るんですよね。意外だったんですが、海賊のほうがヒーローに寄ったのかな、ガイのヒーロー像が変わったのかな、とかいろいろ考えてます。海賊とかヒーローとかの前に仲間だから、ってことなのか。
ま、でも流れの中で違和感とかはなかったので、べつに不満もないです。皇帝の艦に乗り込んでいくのが赤と銀だけってのも盛り上がった！
バスコファンの方に、バスコ生き返りませんかねえって言われたんですけど(笑)。
私はあのバスコの最期、十臓くらい気に入ってしまったので、バスコが潔く退場していったことにものすごく満足しちゃってるんです。アンクのときと同じく、ご都合であっさり復活されたらちょっと興醒めかなーと思ってます。
最終対決の「マベちゃん……いや、マーベラス！」っていうのがかっこよすぎて、何回か巻き戻しました(笑)。最初は、バスコがマベちゃんになんの執着もないのがちょいもの足りなかったんですが。ずっとジャマな駒としか見てなかったのに、最後の最後でようやく対等な敵として認める、この瞬間のためだったんだなあと思うと、ぐっときます。
怖いと思ったら意外にかわいかったり人間味があったり、っていう敵も好きだけど、こういう感情を差し挟む隙を与えない悪がゴーカイジャーにいてくれてホントによかった。ザンギャックだけだと、どうしても「倒していいかなあ？」ってなるものね(笑)。
で、赤と青。
いやあ……「特別」っていいなあ(笑)。
最終回だから全員で言わせるだろうというセリフを、全部ジョーさんが持っていくんですよね。そういえば初期からわりとそうだった。どこまでもマーベラスのサポートっていうポジションを守りつづけてくれました。横並びの戦隊ではなかなかないキャラ造形だよね。
まずマーベラス（とナビィ）がいて、その横にジョーがいて、それから他の4人がいるっていう感じがすごく好きです。他の4人が遠いってわけじゃなくて、ジョーさんが近いの(笑)。だから赤と青だけでもダメなんですよ。6人いる状態がいちばん好き。他の4人が赤と青の関係をどうこう思うとかもいらなくて、ただ船長と副船長として自然に受け入れてくれてればいいな、と。
そんな関係をオザワくんとヤマダくんで一年間見られたことが、なにより幸運でした。
心残りといえば、
一度でいいからホントに海賊帽かぶってるジョーさんが見たかった
ということくらいでしょうか。あのポーズね。
あとワンピと絡めてだらだら語りたいこととかもあるんだけど、それはまた改めてってことで。
サイト的には、ニッカリそれぞれ未公開の作品をかき集めてアップして、ひとまずお疲れさま、という感じにするつもりです。
いらしてくださったお客さんも、一年間ありがとうございました。