戦隊199感想。

今週末には夏の映画が始まっちゃいますねえ……
その前に春の映画の感想出しとかなきゃ!ということで今さらの感想です。
見てすぐに書いたんでかなりテンション高いですが、基本的にはベタ褒めです(笑)。
120%楽しんだよ!! 幽霊船も期待してる!!


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2011.06.12.
メイン以外もいろいろ加えて、そんでゴーカイシルバーで199人目らしいですが、もう人数とかどうでもいいですわ……だってだれも数えられないもの。
何度もガジャさまの言葉が頭をよぎりました。
「おのれ……カラフルなやつらめ!!」
カラフルにもほどがあるよね。
以下、カラフルすぎるヤツらのネタバレ感想です。
とにかく情報量の多い映画なんで、なんか記憶ちがいとかあるかもしれませんが、こっそりご指摘ください(笑)。
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◎天使×海賊
お話の内容:
マーベラスに友だちができました。
いや……マーベラスってばめっちゃアラタ気に入ってたよ……
対立→和解後のマーベラスのにやにやっぷりがすごくて(笑)、ツンデレどころかデレデレじゃねえかよ!どんだけアラタ好きだよ!!ていう感じのキャプテンがたまりませんでした。
ガレオンの舳先で語らう場面なんか、すっごいうれしそうだったしね! 「ここはだれも連れてきたことねえんだ」くらいは自慢げに言ってるよ! ケンカして仲良くなったガキ大将が秘密基地に連れてってくれる感覚だよアレ!!
殿と走輔は「生徒会長とヤンキー」だったけど、キャプテンとアラタは「番長と一般生徒」って感じです。なんでか気に入られちゃった……的な。
でもアラタってだれに対してもニュートラルな博愛主義なので(天使だから!)、マーベラスほどの矢印は見えませんでした。「おまえは特別だ!」とかすっごい笑顔で言われても、「へー、うれしいな」ってさらっと流してると思います。自分で飛べるから高いとこなんてそんな特別でもないだろうしね。キャプテン、報われない……!!
個人的にはアラタがマーベラスの頭押さえつけるのと、マーベラスがアラタの恥ずかしいセリフをさらに恥ずかしい方法で2回も阻止するのがツボでした。カップリングとかいうんじゃないけど、そもそもアラタにそんな気はぜんぜんないだろうけど、なんか微笑ましくてもぞもぞする(笑)。
あとドキドキしたのは、ハイドとアイム、アグリとジョーでした。
ハイドの真剣さと礼儀正しさがぐるっと一周して、プロポーズでもしそうな雰囲気になってるし!
ジョーさんはやっぱり男くさいのが好きっていうか、男が好きだよね……みたいな。
ちなみに、マーベラスがアラタにかまけて言わなかった「海賊からのメッセージ」は、ほとんどジョーさんが代わりに言ってました。こんなとこまでフォロー……(ほろり)
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◎VS
今回のタイトル、「VS」が入ってないんですよね。いつもの「VS」は新しいほうが終わってからですもんね。だから年明けの「VS」もちゃんとやるんじゃないかなーと思ってます。
マーベラスがうきうきとアラタんとこに遊びにいったらけっこうクールな対応で、拗ねたマーベラスに海賊と天使が巻き込まれて対立、とかいう話だったらどうしよう(笑)。
でもこの化学反応は嫌いじゃなかったので、また競演するならぜひ見たいです。
ゴセイジャーって、単独だとなんか足りない……ていう感じなんですが、シンケンのときも今回も、他と絡むとおもしろくなる気がする。なんだろうな、脚本?設定? とくにアラタはものすごくいい顔になりますよね。天使の中に置いとくにはもったいないくらい(笑)。
天使のふわふわっぷりに対して、キャプテンの「こんなもんじゃねえだろ、立てよ」がヒーローとは思えぬ言動でたいへんよろしかったです。
あとモネは顔がヤンキーだけどギリギリ「ちょっと生意気な妹キャラ」を保っていたのに、ルカといっしょに「バーカ!」って言っちゃった……もう天使でもなんでもないよあの娘……
地球人たちの歓声を受けた海賊たちが慣れなくてもぞもぞ戸惑ってる中、アイムだけが優雅に手を振って応えていたのが印象的でした。そうよね、慣れてるものね(笑)。
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◎スペシャルサンクス
当時も今もまだ二十代のはずのチーフが、どうしてもオッサン組にしか見えない件……いいよ、それでこそ我らがチーフだよ!
源ちゃんは美人になりましたね……いやもともと美人だけど! あまりの色気にびっくりした(笑)。千明もたしかに色気は出てきたと思うけど、あの源太が隣にいたらただの男の子ですよ。殿並みにアンニュイな源太にドキドキしました。うっかりチーフがプレシャス認定しちゃったらどうすんの! 助けて殿!!
なんか前にもテレビのほうの感想で書いた気がするけど、当時のヒーローたちがちゃんと年月を重ねて今の年齢で出てくるっていうのがすごくいい。
ちょっとだけ出てきたダイナピンクのレイさん、私は見たことない人だけど、すごくかっこよかった。おばさんだけど、ハキハキしててさ。女性科学者ってプロフィールに書いてあるので、今もばりばりに研究者なんだろうなーとか、得意だっていうフェンシングもまだやってるんだろうなーとか、勝手に想像しちゃいました。
デンジブルーの大五郎さんも、私が生まれる前の人かな? でも彼の話がとくに好き。
幼稚園児がお父さんからもらったデンジマンのロボを、「なつかしいなあ」って目を細める大五郎さんは、自分を応援してくれた子供が父親になるまでの時間をちゃんと生きてきて、今はアンパンのおじさんになってるんだよね。ホントはおじいちゃんだけど(笑)。
そんで、ガンコオヤジ的にサラリーマンを叱って励ます。古くさいけど、そのへんのフォローを後輩の亮やウメコがするってのもまた押しつけがましくなくていいですよね。
ともすれば押しつけがましくなるノスタルジーが、嫌味じゃないかたちで幼稚園児やサラリーマンに継承されていく展開はマジで感動しました。ライダーも見習うべき
私が子供のころ中華料理屋で働いてた天火星の亮は、今は自分の店を持ってました。
きっと亮の店には他のメンバーが今も通ってるんでしょうね。そんでレジェンド大戦以降は、変身できなくなったヒーローたちも食べにきてるんじゃないでしょうか。大五郎さんとウメコとの会話から、そんなことを思いました。
ガワの「ハイィ!」ていうかけ声はたしかに聞いたよ! 亮だったよ!!
デカピンクのウメコは今も地球署勤務で、マーフィーとパトロールしてて、署に帰ったらテレビに出てきたボスもジャスミンも、ひょっとしたら地球に帰ってきたバンも待ってるのかも。
ボウケンレッドのチーフもそうなんだけど、わかりやすくするために放映当時のジャケットや制服を着てるから、最終回でサヨナラした人たちも、今は戻ってきてるのかな、ていう気がする。
チーフは真墨を押しのけてチーフに返り咲いたのか? それとも真墨や映ちゃんはそのままで、さらに上のポジションに着いたのか? ……と妄想が止まりません。
ゴーオンイエローのサキちゃんも帰ってきたのか。てことは、走輔たちもヒューマンワールドのどっかでぎゃりぎゃりと走ってるのか(笑)。
さすがに軍平は左京さんのところに帰ってるといいなあ……それとも左京さんのところにはちょっとクールでオシャレな新しい相棒が……(どんなスライド妄想?)
源ちゃんはフランスから帰って、千明んちの近くで屋台引っぱってます。千明は「源ちゃん、パンケーキ!」と無茶な注文をしますが、もちろん寿司より美味いです。なのでパパもやってきます。源ちゃんは文句言いながら谷親子のためにパンケーキを作るのです。
……あれ、緑金?(笑)
なにひとつ、なくなってはいないんだねえ。
テレビでも毎回しみじみと思うけど、こうしてさらに各戦隊同士がナチュラルに日常レベルでクロスオーバーしてるのを見ると、妙にうれしくなります。
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◎VSスーパー戦隊
個人的に、ヒーロー同士が戦うのって好きじゃないんですよ。
テレビでバスコが追加戦士のレンジャーキーで向かってきたとき、やっぱりちょっと胸が痛んだんですよね。とくに追加戦士って記憶に新しい人が多いから、うわっ源ちゃんが!とかヒカル先生やめて~!とか思っちゃって。あ、タイムファイヤーには思いませんでしたけど(笑)。
だから、映画でも33戦隊とゴーカイ・ゴセイが対決するっていう展開になって「ううん……」って思いかけたんですが。
ハイドの「偽物だとわかっていても……これはつらいな……」っていうセリフに、作り手の良心を感じられたから、なんかいいかなって気持ちになりました。そのあとの同色対決とかも割りきって楽しめた。
ハカセがとどめを刺すとき「ごめんね!」って言うのも、ささやかだけどよかったな。倒せばレンジャーキーになるのはわかってるのに謝っちゃう感覚って大事だと思う。
フワフワ天使とオラオラ海賊の中に、ハイドとハカセがいてほんとうによかった(笑)。
ライダーにないのはこの気遣いだよね……
ま、戦隊は基本的に地球を守るヒーローで、仮面ライダーは同族殺しの十字架を背負ったダークヒーローっていうちがいはあるんだけども。頭でわかっててもディケイドの集団リンチはトラウマなので、戦隊の良心が胸にしみました。
ありがとう、ほんとうにありがとうスーパー戦隊。
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あとなんかまだまだいっぱいいろんなことがあった気がするけど、てんこ盛りすぎて覚えていられませんでした!!
でもすっごい楽しかった。ゴーカイは今回だけのお祭りだけじゃなくて、一年たっぷりこの楽しさが味わえるんですよね。今後もなんの心配もせず、ただわくわくしながら見ていこうと思います。

特撮

Posted by nickel