翔竜チッス
ダブルも入れるのかよ! ええ、入れるんですよ!!
開き直って、翔太郎と竜くんです。48話と49話のあいだのお話です。
……ちゃんとちゅーしてるよ! ちゅーネタだよ!!(必死)
ダブルについては(できれば劇場版を見に行く前に)また更新するつもり……なんだけどできるかなあ(笑)。
本編がしっかりまとまってて隙なく終わってるので、どうにも蛇足感は否めないんですが、翔ちゃんとフィリップと竜くんに関しては書きたいことがまだいろいろあるんですよ。不足分を埋めたいというよりは、一年間ありがとうという感謝の気持ちを伝えたい的な……やっぱり恩を仇で返してますねすみません。
そういやダブルもあんまり語ってないなーと思ったので、とりあえず夏映画の感想を引っぱり出してみました。褒めちぎってるだけでおもしろくないですが。
ええと、『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』。このタイトルでも短く感じられてくるからライダー怖い。
あ、夏なんで同時上映の感想もくっついてるけど気にしないでください(笑)。
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2010.8.15.
フォーエバー。
劇場版W、誘われたので2回見ちゃいました。2回目のほうが泣ける。何度でも見たい映画です。2度目のゴセイジャーは正直つらかったけどな……
感想を書こうと思ったんですが、とくに書くこともないくらい上質な映画でした。
正直、「やればできるんじゃないか!」という気持ちでいっぱいです。
有名人キャストだけそろえて話はボロカスとか、
フツーに皆殺しエンドとか、
子どもが帰りたがるようなだるい展開とか、
本編と映画両方見ないと話がわからないとか、
ライダー×ライダーでぶつ切りの話を上映したりとか、
最終回は映画でとか、
そんなバカなことやらなくても、「仮面ライダーの映画」は作れるんだねと。
エキセントリックな話題作りなんかいらない!という好例でございました。
ビギンズナイトもたしかによくでてきたけど、アレは燃えというより萌え要素が(個人的には)大きかったし、それよりなにより同時上映のアレのおかげでもう感動台なしだったんで、純粋にダブルを楽しめたという点でベストな映画だと思います。
昨今忘れかけていた「よい子のためのヒーロー」という立ち位置を思い出させてくれたのがまず好感度大でした。
ダブルがピンチになったとき、風都の住民たち(今までの出演者!)の応援で風が起こってパワーアップ!っていうのは、もうヒーローモノとして燃えざるをえない。もちろん、今までの10年はそこをあえて避けてきたんだろうけど、それは戦隊にまかせとけみたいな話もあるけど、でも王道はやっぱり気持ちいいですよ。
今まで劇場になかった要素は、「がんばれ仮面ライダー!」っていうすごく基本のところだったんですよね。
アギトからずっとよい子たちの反応を見てきた身としては、なんかお互い楽しんだね!って連帯感が(勝手に)あって、ものすごく気分がよかったです(笑)。
かといって大人のほうも置いてけぼりにはされてなくて、ダブルのアダルトなムードとハーフボイルドな部分が絶妙でした。
ハードボイルドに定番の「ミステリアスな美女」を出してきて、でも年齢的に辻褄を合わせるために親子ネタで持ってきたりして。テロリストの皆さまもキャラが立ちまくってて、笑えたり怖かったり切なかったり、って要素を全部盛り込んでくるのがすごいなーと思いました。
本編と同じく、物語に隙がなかった。それできちんとテレビシリーズにもつながるようにしてるし、どっちかを見てなくても「???」ってなることもないし、映画って本来こういうものですよねー(笑)。
萌え的には……
とにかくフィリップが色っぽい。
とにかく翔太郎がかわいい。
とにかく竜くんがかっこいい。
の三点です。テストに出ます。
フィリップがもう登場した瞬間から色っぽいの。ふふって笑う顔がエロスなの。や、色気だだ洩れでしたよね!? 私だけじゃないよね!?(必死) ビギンズナイトとは別人になってた、明らかに。男の子の成長って怖い。
あんまりエロすぎて、彩さまとの絡みが母子に見えないくらいでした。仲間内では「フィリップって熟女好きそうだよね」というとこで落ちついたので、アレもそういう解釈でいいんじゃないかと思います。ホテルのシーンとかムダにドキドキしたさ。
翔太郎は一人で変身してイケイケなとこもよかったけどね。かっこつけなのにいざってときにはなりふり構わず向かっていくとことか、やっぱ翔太郎はこうでないと!ていう感じ。
フィリップとの絡みも期待以上でした。お互い心がすれちがって、でも最後には助け合って敵を倒して、気持ちを共有しながら円満に終わる、ていう流れがものすごくよかったです。よかったです(二度言う)。
ラストの変身で倒れる直前、フィリップが翔太郎の肩に触れるのがもう! もうもう!!(言葉にならない)
今年の萌え映画といえばシャーロック・ホームズですが、あっちは結局二人がすれ違ったままだったもんね。個人差ですが私はやっぱり、二人は仲良く幸せに暮らしました、のほうが好きなんで。
花火のシーンできゃっきゃしてるのが、あれ? 竜くんと亜樹子をくっつけたってことは、翔太郎とフィリップもそういうことでいいの? と動揺してしまいました。
テレビにつづいて亜樹子と竜くんをガチでくっつけてきたのにはちょっとびっくりしましたけどね。
冷静になって考えると、一人だけ余るから……かな?(笑) 竜くんだけひとりぼっちはさびしいもんね。ダブルの二人があんなにラブラブなのにね。
竜くんは変身できないときあの重い剣をごりごり引きずってくるのがかっこよかった。あと「俺の仲間が……」って迷いなく言っちゃうとこもかっこよかった。無意味にツンデレキャラにならないで、あっさり仲間と認めて信じられる竜くんの度量に毎度惚れます。結婚して!!(うるさい)
ゲストの皆さんもハズレなしでね。
ライダーの「客寄せで有名人呼んでみました」作戦って、大概失敗したのしか見てないんですが、今回はみんなよかった。
彩さまはもともと大好きなんで、彩さまの魅力全開でキャラ作りがされてるのは大満足だったし(1シーン1シーンがいちいちお美しい!!)、松岡もかまえてたより(笑)ずっとよかった。
ちゃんと芝居ができる格闘家や、アクションができる俳優女優をそろえてて、芝居もアクションも見てて不安になることがなかったです。
思えばおやっさんのきっかわだって、最初は「えー」と思ったけど実際見たらすごいかっこよかったんだよね。ホントにハズレなし。
ボウケンの中ではいちばん好みだった出合くんが、よりによって我らが(笑)木ノ本くんと対決なんて、夢の競演すぎてどうしていいのかわかりませんでした。
それでも前は長髪だったからまだ踏みとどまれたのに、短髪はヤバいね! あのバディと相まってヤバすぎるね!!(落ちつけ)
クールキャラだからセリフが少ないのは残念だったけど(「ゲームスタート」「ゲームオーバー」の2つだけ!?)、相変わらずアクションかっこいいし、そんで竜くんと絡むんだぜ、もうどんなピンポイントサービスだよ。
ああっ、でもどっちも受け……うーん、木ノ本×出合で!!(なにが!?)
あと仲間内で話題になったのが元気さん。
格闘家っぽく重量系マッチョキャラを取ってもよかったのに、あえてのカマキャラ。そして外さない、抑えない。気持ちいい飛ばしっぷりで、本職じゃないのにある意味だれよりも役者魂を感じました。嫌いじゃないわ!!(流行語)
次のライダーも出てましたね。タカ・トラ・バッタ……って日本語!?(笑)
BGMがスカっぽかったのが気になる。あとパーツ多くてなくしそうなのが(おもちゃ的に)不安。
でも彼の「ライダーは助け合いでしょ」になんか泣きそうになった(笑)。
それ、士くん(ていうかこの10年のライダーたち)にも言ってあげて……!
んー、なんか手放しで絶賛しただけで大したことは書いてないな。
まあDVD買ってもいいレベルでしたが、とーえーさまはDC版を後出しするという財団も真っ青のあくどい商売をされますから……だから本編もなかなか手が出ないんだよ! そこさえ敷居を下げてくれれば、もっと気軽に貢げるんですが。
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同時上映のアレですが、逆に今まででいちばん盛り上がらなかったよ。
あまりにテンションが上がらない自分に不安になったくらい(笑)。
今年はイマイチだなーと思ってても、ライダー目当てで見に行っても、なんだかんだで楽しませてくれるのが戦隊だと思ってました。
こっちだってそれなりに期待値を調整していくわけだし、尺も予算もライダーより少ないのだって毎年のことで、言い訳としては無効だよね。
完全に、いつもの30分をそのままスクリーンで流しちゃった感じ。
映画お約束の「いつもより大きめの発破で名乗り」も「EDはみんなでダンス」もなかったしね(笑)。奇跡なんかしょっちゅう起きてる世界だし、思わず歓声上げたくなる「映画だけのスペシャル要素」が全くなかった。
や、わかってるんです。私らが見に行ったのは2Dなんで。3Dに合わせたら尺も内容もあんまり深くはできないよね、って。シンケンのときはそれでも作品自体に思い入れがあったし、全員が映画に耐えうるレベルだったからまだマシだったけど、今回はムリだった。
あ、ゴーオンレッドに引きつづき「テレビサイズの男」の称号を得てしまったのは、ゴセイブラックでした(笑)。走輔よりは成長してくれることを祈ってます。
イエローがけっこう仮面だったり、ピンクが相変わらずえげつなかったり、ていうのはおもしろかったですけど。 あと無意味なお色直ししたブレドランな! あいつはもうホント存在自体が笑えてたまらない。
でもゲストヒロインを立てるためとはいえ、ヘッダーが使えなくなったときにゴセイナイト使ってやれよ、と思った……ゴセイナイトのターンはこなかったよ。例年の6人目より見せ場なかったよ。
あとジオラマがいつになく完成度高いな~と思ってたら、巨大戦で若干遠慮しちゃってるの!(笑) それちがうだろ! 歩道橋は飛び越えないで蹴り崩せよ! 精緻なジオラマは壊すためにあるんだよ!!
そんなこんなで、原点回帰とか言われてるわりに戦隊映画の醍醐味を感じられなかったゴセイでした。
私みたいな「腐女子の片手間に特撮ファンやってます」みたいな半端者にこれだけ言われるんだからもうちょっとがんばってほしいです。早くも来年に期待。