平成ライダー祭
や、某同人イベント名ではなくて。
でも番組自体が壮大なオフィシャル同人誌みたいなもんですよね。
だから會川が呼ばれたのか
さあはじまりました10周年ライダー、ディケイド!!
直前の戦隊でテンションが底まで落ちていたにも関わらず、いきなりテンションをMAXまで引き上げてくれるすばらしい番組でございました。
10年間見つづけてきた視聴者への感謝祭なのよね、コレは。昔のライダーが出てきただけで盛り上がっちゃうだろ、オレらもだぜ!みたいな、すごい内輪受けの全プレ特典なんですよね? 新規顧客に優しくないとこはあいかわらずです(笑)。
というわけで、私もちょっと10年選手以外のお客さま置いてけぼりで盛り上がってしまうかもしれませんが、祭の年だってことで大目に見てやってください。
うちだけでなく、今年はジャンル全体がヘンなテンションになりそうな予感がします(笑)。
でも愛に年月は関係ありませんので、平成ライダーは一部しか見てないから……という方も引け目を感じたりせず、他のライダーは新規ゲストとして、ご自分が楽しめる部分だけを楽しんでください。
そしてもし、「あ、このライダーおもしろそうかも……」と思ったら、レンタルでかまいませんのでちょろっと見てみてください。オフィシャルでも動画配信とかすると思いますし。
で、もし万が一「クウガの蝶野×椿ってありですか!?」とか、「龍騎の香川先生って受けですよね!?」とか、「ブレイドの広瀬父萌え!!」とか、「響鬼のザントドあります!?」というせっぱ詰まった萌えが降ってきた暁には、当サイトにおいでいただければいつでも歓迎いたします(笑)。
なにしろ祭なんで、地元の人もちょっと見に来ただけの人も、思いっきり楽しめる年になれば一参加者の私としてもうれしいです。
さっそくのネタバレ感想は以下に。
なんの気構えもせず見ていたところへ、いきなりの全ライダー大集結戦闘シーン!!
うわわわわ、なんかもうコレだけでどうにかなりそう(笑)。各ライダーがアップになるたび、いちいち大騒ぎでした。
そしてOPのスーアクみっしりなスタッフロールに眩暈を起こしつつ、CM前ですでに息切れです。心臓に悪すぎる(笑)。
鏡がキラキラすれば、その奥に士郎兄さんを探し! カニが出てくればギター振りまわしてる轟鬼を探し! なつかしい敵にもいちいち悲鳴を上げ!! オートバジンまで出てきちゃって興奮のあまり「たっくんオルフェノクだ!」と叫び!(意味不明)
そして、カードで歴代ライダーに変身していくディケイド……! すでにファンコールしか出てきません(笑)。ディケイド本人のクセなのか、長物を持って刃の部分をしゅっとしごく動作がかっこよかったです。
そして、あの懐かしのポーズでクウガに変身するムライくん、もといユウスケはやっぱりぐっときました。遠目に見ると似てるんだよね、五代雄介と。
主人公の子はこれから巧くなっていくんだろうなあって感じですが、その脇でムライくんがしっかり支えてくれると思うと見る前から安心できます。「へんしんっ!」って第一話からしっかり言えるライダーもそうそういないし(笑)。
物語は、順当にクウガからやっていくんですね。未確認とかグロンギとか聞くだけでエキサイトですよ。毎度コレで身がもつのか不安です。
いきなりトレンチコートの女性刑事が……あれ、一条さんだよね!? 拳銃ひとつで未確認に突撃してるし!!(笑) 微妙に失敗した杉田刑事や桜井刑事っぽい人たちもいたけど、アレはスルーしてあげるべきなのか……
どうして一条さんが女なの~とかブーイングもあるでしょうが、個人的にはすごい巧い手法だなと思いました。
いくらムライくんが「五代」じゃないって言っても、同じポーズでクウガに変身する以上、オダギリクウガとの差異がわかりにくいわけで。一条さんのポジションを完全な別人(名前もちがうみたいですね)で出すことで、ムライくんはオダギリの代役じゃない、この世界の「小野寺ユウスケ」なんだ、という認識がこっちにもできるのですよね。
クウガを知ってる人には「トレンチコートの刑事=一条さん」という図式ができてるのを逆手にとって、言葉で説明しにくいパラレルワールドを巧く納得させてくれたなあと。他のシリーズもこういう感じになってるのかなあ。素直に楽しみです。
話がどうとか以前に絵面だけで充分に盛り上がれることがわかったので、今年はわっしょいわっしょい御神輿担いでいこうと思います!