ネクストステージ。
ワンライ、半月くらいやってみての所感など。
結論からいうと、一回ここで切り上げます。
執筆速度の平均値をとるという最初の検証目的は達成されたし、このままのかたちでやってても発展はなさそうと判断しました。
いやそれなりに楽しいけど、微妙なジャンルのSSが淡々と増えていくだけだから(笑)。
あとはまあ、原稿の〆切っていう現実的な問題も迫ってきましたので、そっちで今回の成果を活かせるかの検証をしていきます。入稿まであと1ヶ月半もないんだぜ……
以下レポート。お時間ある方はどうぞご査証ください。
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まず書ける文字数は700~1200字内。平均すると970字でした。まあ1000字前後ですね。
内容を固めつつ文章を考えつつだとこのくらいが限界っぽい。書く予定の文章が完全に決まってたらタイピング速度の問題だから数千字はいけると思うけど、現実にそんなことはありえないので(笑)。
WEBで出してるSSってだいたい5000字前後なので、1本につき3時間くらいかかってると思えばなんとなく納得できる感じではある。
長いこと「なんとなく」でやってきた部分が明確になってちょっとうれしい。
内容については、やっぱり長さ的にワンパターンにはなりがちですね。
とりあえず最後にちゅーさせとけばBLになると思ってるのがありありと……BLまで「なんとなく」だったのは明らかにならなくてよかった恥ずかしい。
お題は、昔から「ニッケルがやると大喜利っぽくなるよね」って言われてたんですけど、べつに最初からひねるつもりじゃないんで! そのままのネタが書けないだけなんで! ストレートにジャンルと結びつかないと結局は自分の側に引き寄せちゃうから、普段使わないようなテーマが出てきても新しいモノは書けてない。
毎日やってると努力してる感は出るけど、なにを鍛えてるのかわからなくなってきました。大喜利力ではないはずだ。
あと書き方は変えられない。それはわかった!
私は文章をランダムにしか書けない派ですが、短文だったら頭から書けるかなとか無駄な期待をした……のはなぜだろう(笑)。
(1)まず思いついたフレーズを書いて、(2)最初と最後を書いて、(3)あいだにセリフ書いて、(4)あとは書けるとこから地の文を埋めていく、っていう書き方が身についちゃってるんですよねえ。ワンライだと、(5)数回読みなおして地ならし、っていう最も重要な段階が抜けるんですけど。
イメージとしてはジグソーパズルかなあ。ジグソーパズルって、外枠とか目立つ部分とかできるとこからやるでしょ。左上から順番に並べていく人はレアでしょ。私にとって頭から書いていくって端から並べるジグソーパズル並みに難しいってことです。
途中経過を見るとめちゃくちゃなんで、完成しないと表に出せないのが難点です。1~3で止まってる書きかけがけっこうあります。普通の字書きさんは書きかけじゃなくメモっていうらしいよ。
お題にしろ書き順にしろ、時間制限があると余計に新しいことできないですね……追い込まれることで内なる力が目覚めるかと思ったけど楽なほうへ逃げただけだった(笑)。この先つづけても惰性で似たようなSSができるだけじゃないかと。
内なる力が(あったとして)目覚めるにしても、ワンライじゃないなと思いました。ので、ここでいったん終了。
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上記の書き方でやってると、1日1ページ書いて100日で100ページになる、という経験をしたことがなくてですね。
だからそこへ持っていくには、30分でどれくらいの「シーン」を書けるかが次の課題だと思うのです。
そしたら、ジグソーパズル方式でも長い話を順序どおりに書いていけるようになるかもしれない。
小さいジグソーパズルをタイルにして並べていけば、大きい絵が作れるはず。……理論上は! 今までやったことないからホントに理論上だけど!
そのへんを念頭に置きながら、夏コミ過ぎくらいまでは次の本の原稿をやります。
再録本用の書き下ろし掌編を6~7本なので、今回の練習がちょっと活かせるかもしれない(活かせないかもしれない)。
疲れたら、もしくは日曜朝がヤバい展開になったら、別のなにかを書いちゃうこともあるでしょうが、時間は意識してやっていこうと思います。仕事で一日中PC前にいると、自宅では30分の作業もしんどくなるので。目首腰を大事に! 萌えも大事に!!