ベストマッチ!
エグゼイドの余韻を断ち切るように、はじまりました仮面ライダービルド!
わあ、なんか楽しい!
冷蔵庫のドアが開いた瞬間、そろって「ええーっ!」と叫んだニッカリは、相変わらずとてもいい視聴者だと思います。制作者が見たら大喜びしそうな反応だったよ。
基本的に初回はハードルを下げられるまで下げていくのですが、今回はそんな小細工なしで普通に楽しかった! テンポのいいやりとりが気持ちいいですね。
いろいろ語りたいけど要素がそろうまでもうちょっと待つ(笑)。
萌え的にも、今年はどうしようかな、とりあえず様子見で……とかじゃなく、初回から「はーい、この船に乗ってください」ってスムーズに誘導されてしまいました。多頭の組み合わせに悩んだり、2号3号や幹部悪役が出てくるまで待ったりしなくてもいい、脇目も振らずこの二人でどうぞ!っていう潔さ。情報過多の時代、ぼくらに必要なのは無限の選択肢じゃない、たったひとつの答えなんだ(澄んだ目で)。
ほぼまちがいなく主人公と脱獄犯がベストマッチだと体感的にも思うのですが、マスターに先手を打たれたよね……記憶喪失の青年を捨て猫みたいに拾ってくるマスターやばいよね、クセモノすぎるよね……
今、本気でマスターと脱獄犯を選びかねております。たったひとつの答えじゃなかったのか。
どうしよう、どっちの船に乗ろう!? 選べなかったとして、一年間並走できるだろうか!?(早々に海へ落ちるパターン)
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正直に言うと、「このあとすぐ!」であきらさん出るなって思った日だけ、SHTを30分延長してます。
ゆかりさんの話はあきらさんとの関係性なのに、あきらさんは自分との孤独な戦いなんだな。やっぱりゆか→あきは一方通行なんだな……あの二人を絶対結ばれない悲恋だと思って観てる大きいお友だちはどれくらいいるのかしら。
で、あきらさんはつまり火野映司なのですね。果てしない博愛と自己犠牲で、この世のすべてを救いたいと本気で願っている人。そういうヒロイズムが女性的でないのだと思う。
プリキュアだから、まだ高校生だから、それを許容してもらえるけども、映司的と考えるとすごく危うい。劇中での役割がお姉さんポジションである以上、彼女が他人を頼れるようになるというエンドは望めないだろうなと思うとより切ない。
世界平和とかどうでもいいから自分だけを愛してほしいエゴイストのゆかりさんとは、実はものすごく相性が悪そうなんだけど……あれ、それってアンク? あきゆかって映アン?
だから私こんなに気になってる??(笑)
映アンだとしたら悲恋じゃなくハッピーエンドがいいなあ……
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最初は弄んでるつもりだったのに自分のほうが本気になってしまった、っていうパターンはわりと好きなんですけどね。
やっぱりバランスの愛が重い。重すぎる。天秤めっちゃ傾いちゃってる。
バランスに関してはいつも、こういう展開だろうなあっていう予想のナナメ上をいかれております。そんで「うわあ……」ってなってる。
スティンガーの兄貴→相棒への依存といい、ガルのラッキー盲信といい、なんかいちいち愛情の形が歪で、萌える前にちょっと引いちゃうレベルなのどうかと思う(笑)。
最近ラッキーの笑顔不足だったので、SHTコーナーのビルドとの絡みがとても和みました。はああ、ラッキーかわいい(久しぶりに言った)。