マーベラス/ジョー

2011_ゴーカイジャー,[R18]

Goodmorning, Darling

彼の部屋に押しかけて、楽しい夜を過ごして、そのまま彼のベッドで眠りについて。目が覚めたらさっさと服を着て出ていく、以外の行動パターンはマーベラスにはない。
だがジョーにはジョーのパターンというものがあって、それがときどきマーベラスの意表を突いてくる。
「マーベラス」
「ん?」
腕を引かれ、なにか用なのかと思えば、いきなり唇を重ねられた。
「……忘れ物だ」
「!」
そういえば、夕べは彼の唇に触れた記憶がない。だからなにというわけでもないのだが、改まって「していなかった」と意識すると、急に大切なことのように思えてくるから不思議だった。
少なくとも、ジョーにとっては大切なことなのだろう。
こともなげに儀式としての口づけを済ませた彼は、自分も寝床を出て、マーベラスよりも手際よく衣服を身につけはじめた。
そんな彼をぼんやりと見つめながら、履きかけのパンツをぐいと引き上げる。
「敵わねえな……」
苦笑とともに、小さく独り言を呟いて。
「なにか言ったか?」
長髪を揺らしてのんきに尋ねてくる彼には、悔しいから伝えてやらない。
「腹へったって言ったんだよ」

★★★

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