最遊記Burial。
↑最初迷わず「ブライダル」と読み、だれが？？と真剣に考え込みそうになった、と言ったらアルカリが「わかる～」と返してきてもうニッカリは英語使うなって思いました。
前回けっこう楽しんだので、おかわり！的に行ってきましたよ。
ブロマイドやポストカードが、なんか前よりミネクラ度上がってたっていうか、いやコレ原作者書き下ろしでしょ！？みたいになっててクリエの本気を感じました。
とくにフジワラさん。なんだあの八戒。八戒って実在したんだ。いや原作者が3Dで描けるようになったんだ。などと混乱するレベル。
結局カラハシだけブロマイド買ったんですけど。健一ver.と三蔵ver.とノーマルカラハシが入ってて、ノーマルがいちばんミネクラっぽいってどういうことよ。これ、他のミネクラマンガに出てくるキャラでしょ？ってくらいに。もうマンガと本人のどっちが先なのかわからない。自分でもナニ言ってるのかわからない。
そんな感じで二次元と三次元のあいだを彷徨いながら、以下ネタバレなど。
大したことは言ってませんが。ていうか言いたい放題ですが。
今回の内容は、みんなの過去バナをつなげたオムニバス的なやつで、芝居としては盛り上がりも作りにくいのによくまとめて1本にしたなあという感じです。
個人的には「三蔵法師」周辺の人間関係がわかってスッキリしました(笑)。
◎みかしゅん無双
初参加なのに、三蔵一行よりアンサンブルよりベテラン勢より完璧な「マンガのキャラクターを演じきるミュージカル俳優」でした。ひとりミュージカル。そんで39歳のポニーテールに見える。もうみかしゅん見にいったようなもんでしたよ結果的に。
前回のヒラノもそうだったけど説得力がちがうんです。今の三蔵一行はそれでもベストメンバーだと思うのに、彼の前ではまだ足りないと思えてしまう迫力。恐ろしい……
◎ふじたれいがミネクラ骨格
彼は「カラハシの青年期」役だったのですが、似てるとか似てないとかじゃない。骨格がミネクラ絵だから同一人物って言われたらそういう気になる。あと着物の着こなしがミネクラ絵そのままでマジ戦慄した(笑)。
◎Gロッソでやるとなんでもヒーローショーになる法則
なんだろう……あのステージのせいなのかな……なんかすごく「三蔵戦隊と戦闘員の皆さま」感が出てたんだけどわざとじゃなかったとしたら完全に会場選びのミス。ちなみにミュージカルと銘打っておきながらあれだけ声が響かない会場を選んだ時点でかなりのミス。
◎いいからもう歌うな
ミュージカルでさえなければ「完成度の高い実写最遊記」としてものすごく高く評価されると思うので、そこだけが残念……私も歌以外はひろき三蔵に文句ないです。とくに今回は、みかしゅん＆ふじたれいクラスでないと歌を客席に届けられないハコだったから……なのにわざわざミュージカルっぽい演出入れてくるもんだから「あーやりたいことはわかるけどそれできてないよ」って居たたまれなさばかりが先行しました。だれだよ最初に「歌劇伝」ってつけたやつ……
◎悟浄と八戒はやっぱりBL
前回「BLじゃない男同士の関係がやりたいんだよ！」ってガチでぶつかってたのがよかったのですが、やっぱり悟浄と八戒のエピソードはどうしても痴話ゲンカっぽくなってしまうみたいで、これはどうしようもないのかな、と思いながら見てました。あ、三蔵が乗り込んできて悟浄に押さえつけられるとか、そういうアクションが入ると大丈夫なんだけどね。
作者の意図にかかわらずそういう読まれ方をしてきた物語なんだから、そのへんの加減はだれがやっても難しいよね。
なんか前回ほど「すげー」って思う部分が少なかったせいか、「うーんわたしべつに最遊記はとくに好きなわけじゃないんだわ」っていうのを思い出してしまって気持ちを盛り上げていくのがちょっとしんどかったです。
ただ八戒だけはなんかおかしかった……(笑) なんであんなに八戒なんだろう。声もだんだん石田っぽくなってきてる気がするし、いつかあの骨格になっちゃうんじゃないだろうか。とかよくわかんない心配をしてしまうくらい八戒です。骨格や顔つきはネイティブなミネクラじゃないのに、演技力って恐ろしい……そしてこの感想の半分くらいが読んでる人に伝わる日本語なのかわからない……(笑)
歌劇伝自体はシリーズとしてまだまだつづく！っていうつもりらしいので、ゲストがみかしゅん並みだったら行きます。フジワラ＆カラハシのためだけだと正直ツライ。