銀時/全蔵

2007_銀魂,[R18]

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やおいに痔持ちの受キャラはいない

「!?」
さっきから一人で喘いでいた銀時が、不意に顔を寄せてきて、全蔵は思わず息をのんでいた。
腰を押しつけたまま揺らしながら、ついばむような口づけをよこす。挑むつもりもいたぶるつもりもなさそうな、本人の空気そのままの気怠い接吻だった。
「……気持ち悪ぃな」
揶揄するように呟いてやると、なんとも曖昧な、要するにいつもどおりのしまりのない笑みがすぐ鼻先の顔に浮かぶ。これといって意図を持っていたわけではないようだ。こんな、なだめるような口づけをいつも受けている相手はだれなのかと、ぼんやり考える。
「だいたい……やめんのも早くねえ?」
挑発したわけではない。単純な疑問だ。腰を揺らす、という単純な行為に没頭している銀時も、半分上の空で返事をよこしてくる。
「だってよ、マジ痛そうな声出すんだもんよ。さすがの銀さんも萎えるっつーの」
「しゃーねーだろ、マジ痛ェんだから。泣き叫んでてめーが萎えるんなら、いくらでもカッコ悪く騒いでやるよ?」
萎える、というわりには、お互いをこすりつけ合って幾ばくかの刺激を得る、ささやかで幼稚な行為にはずいぶんと盛り上がっているようだ。息がどんどん荒くなっていくのが、下から見上げているだけでわかる。
「ああっ、くそ、こんなんじゃ足りねえ……ッ」
苛々と銀髪を振り乱して、銀時は全蔵の胸に爪を立てる。
「つ……ぅっ」
全蔵が身体をのけぞらせた瞬間、腹のあいだで二人の熱が同時に弾けた。
「……………」
「……………」
荒い息のまま、呆然と顔を見合わせ、それから「仲良く同時にフィニッシュ」という痛々しい事実を噛みしめながら目をそらす。
やがて、銀時がもそりと動いた。
「あのさあ……やっぱり入れていい?」
「一生萎えてろっ!!」
全蔵は最後の力をふりしぼって、銀時を自分の上から蹴り落とした。

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2007_銀魂,[R18]

Posted by nickel