キョウリュウ詰め

2013_キョウリュウジャー,[R18]

○20131124_2359赤灰
○20131124_2359赤灰
赤灰

っていうのかな……

最近SS書いてなくてイロイロなまってそうなので、リハビリがてら書いてみました。あとポメラ調教も兼ねて。
火曜日がイイ風呂の日だっていうから書きはじめたんだけど案の定間に合わなかったので、イイ肉の日ってことで! スジ筋バンザイ!!

◎ダイゴ/鉄砕
※user:例の数字(半角3字) / pass:実写作品ジャンルの通称(半角7字)

でもやっぱりエロまでいかなかった……
もっと真剣にリハビリします。次はソウジくんでエロいやつ書きたい。

……今回のカップリングの是非については、ここではギロンしないものとします!(堂々)

ダイゴ×鉄砕

静かに呼吸を整え、ゆっくりとかまえる。目をつぶり、暗闇の中に仮想の対戦相手を見いだす。
「はあっ!」
思いきり拳を突き出し、間髪入れず蹴り上げる。
あちこちで見習いはしたが、基本的には自己流だ。決まった流派ではない。ただ今だけは、脳裏に手本となる動きを思い描いてそれを追っていた。速く、堅く、だがしなやかで、美しい。
ダイゴは目を閉じたまま、「彼」の動きを写し取ることに専念していた。
「……ちょっと固くなってんじゃねえの?」
不意に声をかけられ、はっと目を開ける。
そこは森の中。声がしたほうを見上げると枝の上から、こんな森には似合わない都会的な服装の青年がにやにや笑いながら見下ろしていた。ひたいのマークさえなければ、あまりの違和感に眉をひそめていただろう。
しかしダイゴは、ぱっと笑顔になった。
「見てたのかよ」
「ああ」
鉄砕は枝からくるりと回って飛び降りる。ダイゴの前に立ったときには、いつもの道士服ときまじめな表情にもどっていた。つい今の今まで、ダイゴが追っていた姿だった。シミュレーションの相手が目の前に現れるとは都合がいい。
「そうだ、せっかくだから組み手につき合って……」
「熱心はけっこうだが、やりすぎはよくない」
そう言いながら、鉄砕は静かに腰を落とした……かと思うと、次の瞬間ダイゴの懐に入り込んでいた。静かな気迫は、一瞬怯まされるほどだった。
得意の頭突きが来ると思い、横からひじを入れようとした。しかし鉄砕はわずかな動きでそれを避け、ダイゴの肩にすこぶる堅い頭をぶつける、と思ったのだが、与えられたのは痛みではない。
「うひゃっ」
思わず妙な声を上げてしまったのは、裸の肩を舐め上げられたから。力が抜けかかった拳をたやすくかわした鉄砕は、すました顔で一歩離れたところからダイゴを見やった。
「なっ、なんだよ急に……」
「だから、固いと言っている」
動きのことを言っているのか。詳しくその意味を問いただそうとしたとき、彼はふいっとダイゴに背を向けた。
「ひとっ風呂浴びて汗を流すといい。ついてこい」
「お、おう」
シャツを脱いだ上半身は、汗が伝い落ちるほどには火照っている。その提案は悪くなかった。ダイゴは脱ぎ捨ててあった服を掴んで、足早に歩いていく彼を追った。
背の高い草をかき分けて彼の後をついていくと、少しひらけた岩場へと出る。わずかな異臭と、あたりに立ちこめる蒸気。
「露天風呂かあ。趣味いいじゃねえか」
鉄砕を振り向くと、彼はいつのまにか浴衣姿で手ぬぐいを頭に乗せ、手桶まで持っている。こういう唐突さは相変わらずだ。いちいち驚いたり気にしたりしていてもきりがない。
「じゃあ遠慮なく、入らせてもらうぜ」
躊躇もせず服を脱ぎ捨て、湯の中に足を入れる。予想よりも熱かったがすぐに慣れた。
放浪生活が長いせいで、何日風呂に入らなくてもさほど困らないけれど、それでも湯に浸かるという行為は格別だ。
「動物もここで傷を癒していることがある。自然の効能だな」
気がつくと鉄砕も同じ湯船の中にいた。
ダイゴは、先ほど肌で感じた舌の感触を思い出す。
何百年も前に生きた彼は、今は生身の人間とは別の世界にいるらしい。だがその拳は敵を殴りつけ、頭突きはダイゴの身体を吹っ飛ばす威力を持っている。
ならば、別の触れ方もできるということだろうか。
「なあ……」
疑問を言葉にすべく、彼に語りかけた。
近くの小さな滝を眺めていた鉄砕がこちらを見返る。その目はやけに挑発的で、そして艶めいていた。錯覚ではない。これが、今の彼だ。
問いなど頭から吹き飛んだ。いや、その表情こそが、ダイゴの求めていた答えだった。
ダイゴは迷わずに手を伸ばし、鉄砕の腕をつかむ。すり抜けたり煙のように消えたりはしない。たしかにここにいる。もう生きていないはずなのに。
抱き寄せた身体はすこぶる堅く、そして生きている人間よりも熱かった。

はっと目が覚める。
背中が痛い。ごつごつした岩場に裸で寝そべっているせいだ。
身体を起こしたが、目眩がして岩に手をついた。
「急に動かないほうがいい」
顔を上げると、白衣を着て聴診器を肩に掛けた男が岩に腰かけている。こんな大自然の中で、ネクタイをきっちり締めているのはやっぱり場違いだ。鉄砕は眼鏡を押し上げ、普段の厳しい調子とはまたちがう、穏やかな口調でダイゴに語りかけた。
「そこの水を飲むといい。湯あたりしたんだよ」
岩のあいだをわずかに流れる清水は、火照った身にはまさに救いだった。冷水でいくらか落ちついたダイゴは、身体を拭いて服を着る。あたりに立ちこめた蒸気のせいで、身体は冷えていなかった。
「なあ、鉄砕センセー……」
振り返ると、そこに医者はいない。反対側から、声がした。
「どれが本物かと問いたいのだろう」
道士服に戻った鉄砕が、手を後ろに回して佇んでいる。ダイゴが快復し、医者である必要はなくなったらしい。
「ああ。でもなんとなくわかったからいいや」
彼に「本物」も「偽物」も存在しない。全てが彼本人だ。黒から白までのグラデーションの中を彼は自在に動き回っている。それさえわかれば、どんな姿で現れようとも彼を彼として受け入れるのは難しくない。
ダイゴはジャケットを羽織りながら、ひとり呟いた。
「俺、ハゲのが好きだな」
「ハゲではない!」
厳しい声とともに鋭い蹴りが飛んできて、ダイゴは両腕でその衝撃を受け止める。にっと笑ってみせると、どこか呆れたような笑みが相手の口元に浮かんだ。
「もう少しつき合ってくれよ。身体がほぐれるまでな」


ただのコスプレお兄さん。

知人の息子がキョウリュウグレーにハマってから直前まで好きだったゴールドに目もくれないという話を聞いて、個人のツボってわからないものだなと思いました。

2013/11/24 23:59

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